真子達は見張り兵との戦闘を皮切りに魔族軍との真正面からの対決を開始する。だがその戦いの中で、ライガは自身の父と思わぬ再会を果たすのであった………
ライガが自身の父の姿に驚いている中、ライガの父も敵として立ちはだかる息子の姿に驚いており………
「ライガ………貴様、まさか人間共に味方しているのか………!?」
思わずそのような言葉を口にしていた。
「………悪いかよ、俺がコイツらに惚れたんだ」
直後にライガはそう言って悪びれない様子を見せる。それを聞いたライガの父は舌を鳴らすと………
「失望したぞ、我が息子ながら」
そう言って自身の息子へ失望の意を見せる。それを聞いたライガは………
「そうかよ………クソ親父!!」
そう言って、自身の恨みを吐くように自身の獣の能力により、四足歩行の素早い動きで父へ接近する。
「遅い!」
だがライガの父も同じような行動を取ると共に、ライガを上回る走力で彼の背後を取り、それに振り向く彼の顔面へ鋭いパンチを放つ。
「ぐああああ!!」
ライガは顔から血を吹き出しながら大きく吹き飛ばされる。
「ライガ!!」
これにはミディアも動揺の声を漏らす。
「ぐうっ………ううあ………!」
ライガは身体を起こそうとするが、少ししてライガの父が彼へ接近すると………
「私は自分の息子を人間に手を貸す愚か者にした覚えは無い………ここで殺してやる」
そう言って、彼の抹殺を覚悟する。だがそれを聞いたライガは………
「言ってくれんじゃねえか………けどな、幾ら俺を育ててくれたアンタでも許せない事が1つある………俺は人間が嫌いだけどよ………コイツらは好きなんだよ! 敵だった俺を拾ってくれた兄貴、そんな兄貴の血を引いた頼りになる姉貴、そして腹立たしいけど俺にとって最近居心地が良いと感じさせてくれるミディア………この3人が好きな俺だけは………曲げたりしねえ!!」
そう言って、接近してきた自身の父に対してお返しとばかりに鋭いパンチを放った。
「ぐああああっ!?」
これを受けたライガの父は大きく吹き飛ばされる。ライガは冷静な様子で立ち上がると………
「やってやるよ、親父。俺を殺したいなら………俺もアンタを殺す。自分の想いを曲げない為にもな」
そう言って、自らの父とも真っ向から殺し合いをする覚悟を決めた。それを聞いたライガの父はそんな彼の様子に小さく驚きながらも………
「………お前を殺す!」
決定的な決別を示すようにそう言い放つのだった………
父と再会したライガは、自らの父に失望されながらもU達との絆を曲げる真似はしなかった。そして互いにぶつかり合う覚悟を決めた事で、親子対決が幕を開けるのだった………
To Be Continued………
次回予告
ライガvs父の対決は互いに同じ能力を持つ者同士、一進一退だった。だがライガは引く事なく自身の信念を貫こうとしていた。その想いは、ミディアの手にあるドラゴニックブレイカーへと響くのだった………
次回「譲れない想い、燃える獣」