ミディアとライガのいがみ合いに呆れるU達だったが、そんな2人を強くする為にUは試練を課す。しかし、2人が協力しようとしない為に、Uは1週間かかる見立てをしていたのだった………
そしてそれから1週間、Uの言葉が予言であるかのようにまるで2人の攻撃は当たらなかった。真子の髪にすら………
「遅い!」
真子はそう言って氷の球体を飛ばす。2人に気を使って威力は怪我をしないレベルだったが、痛みはハッキリと感じるものである事から体力はしっかりと削られていた。
「はあっ、はあっ………(真子さんへの攻撃が一切当たらない………)」
ミディアは息を上げながら様子を見ていた。だが真子は全く疲労を感じておらず、寧ろ普段よりも手を抜いて抑えている様子だった。
「………このままだと一生私に攻撃を与えられないよ。せめて私の身体に攻撃が当たってくれないと、あの人達にはずっと勝てないままだよ」
真子は呆れ混じりにそう言葉を返す。
「くそったれ………!!」
ライガはチーターの力による高速移動で接近し、一度真子の横を通り過ぎた後に背後から奇襲を狙う。だが真子は冷静に自身の背後に氷の壁を作り出し、ライガは氷の壁にぶつかり弾かれてしまった。
「なあっ!?」
ライガは弾かれた勢いで地面に尻もちをついた。真子は溜息を漏らすと………
「………仕方ない、あんまり怖がらせる真似はしたくないんだけど………」
そう言って両手に氷の魔力を纏わせ、ミディアとライガの足元に向けて放つ。これにより2人の足元は凍ってしまった。
「なっ!?」
ミディア達は動揺の声を漏らす。その直後、真子は素早い動きでミディアとライガへ接近し、2人へ交互にヒットアンドアウェイ戦術を行う。
「多分怪我や凍傷は気にしなくていいよ………ちょっと打撃は痛いだろうけど………!!」
真子はそう言って、これまでの遠距離戦法が嘘のように接近戦の連打を仕掛けた。これによりミディア達は一方的に攻撃を受け続け………
「………{ピンポイントラッシュ}」
真子が必殺の名を口にした時、ミディア達の足元の氷が砕けると共に地面へ倒れた。
「ううっ………!」
ミディア達は、真子の攻撃的な戦術に言葉を失うばかりが恐怖すら感じた。Uは真子の強気なものの教え方に驚きの声を漏らし………
「………真子の奴、本気でやってくれたな………」
呆れとも怯えとも取れる言葉を漏らしたのだった。そして真子はミディア達に視線を向けると………
「覚えておくといいよ………今の貴方達の個の力じゃ私には勝てないよ………!!」
そう言って恐怖を与えるようにそう言い放つのであった………
1週間真子に触れられないばかりか恐怖を与えられるミディア達。果たして、彼女達が試練を乗り越える事は出来るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
恐怖を刷り込まれたミディア達は単独では勝てない事に絶望を感じた。そんな中でUは2人のいがみ合いを咎める事はしなかったが、手を組ませる為の言葉を口にするのであった………
次回「恐怖の呪い、手を組む為の妥協」