ライガの父は死の間際にライガの背中を押す言葉をかける。ライガはその後ドラゴニックブレイカーの負担に苦しんでいたが、ミディアがドラゴニックブレイカーを奪う事で、彼の負担を軽くするのであった………
ミディアはドラゴニックブレイカーを手にし戦線復帰を果たすと、近くに立っていた魔族の兵士達を攻撃し倒していく。そして、真子がその間に魔族軍の数を減らしていた為、魔族軍の勢いは完全に落ちていた。
「(これでかなり数は減らせたはず………さて、後はお父さんの侵入タイミングかな………)」
真子はかなりの数を減らした事を感じており、近くに隠れていたUが後は城の中へ入るタイミングを考えていた。そしてそれはUも同じであり………
「(数はかなり減った。とはいえ魔族軍の勢いはある程度落ちただけだ、根本的なタイミングを得られた訳じゃ無い)」
今のタイミングで突入する事に疑念を抱いていた。真子は少しして両手に魔力を纏わせると………
「ちょっと派手にやらせてもらおうかな」
そう言って、両手の魔力を用いて、魔族軍の兵士達の頭上へ巨大な氷塊を作り出す。
「{ブリザードレイン}!!」
直後に真子はこれを落とし、多くの兵士達を一網打尽にする。そして、生き残っていた兵士達は落ちてきた氷塊に視線を奪われていた。真子は咄嗟に近くのUへ視線を向けると………
「(今だよ、お父さん)」
Uへ突入を促す様子を見せた。
「(助かる、真子)」
Uは軽く頷く様子を見せると、人の目に止まらないスピードで城の方へ飛び出した。この時魔族軍の兵士達は巨大な氷塊、もしくはそれを落として見せた真子へ視線を奪われており、Uの突入には全く気付けていなかった。Uは空中浮遊も織り交ぜて屋上へ突入し、すぐさま建物の影に消えた。
「………ひとまず接近は出来た。後は城の中への入り方かな」
Uはそう呟きながら屋上の周囲を探る。その中でUは自身の近くに通風口がある事に気付く。
「通風口………好都合だ………!!」
Uはそう呟きながら通風口の檻を破壊。そのまま通風口の中へ入る。通風口はそこまで広くないものの、Uの体型であればほふく前進で少し余裕を持って入れる程であり、彼自身もそれに気付いてからは少し足早に動いていた。
「(真子達が作ってくれたチャンスだ………なるべく速く終わらせたいものだな………)」
Uは迅速な解決を考えており、真子達が今も時間を稼いでいる現状をなるべく速く終わらせるべく、魔族軍総大将の暗殺へ積極的な姿勢を見せるのだった………
真子が作ったチャンスにより、城の中へ突入するU。真子達に応えるべく動き出したUは、いよいよ本命の魔族軍総大将の暗殺へと動き出した。果たして、Uが請け負った依頼は成功するのであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
通風口を辿ったUは、魔族軍総大将がいる玉座の間へ突入する。そこで対面した魔族軍総大将はUの予想通り、現在も本物のハルカの父親で人物であった………
次回「総大将との対面、ハルカの父親」