総大将の男を前に鬼神の如き強さを見せるU。総大将の男はUに苦戦しながら悲痛の叫びを上げるか、Uはそれがハルカの為なのかと疑問を抱くのだった………
Uの言葉を聞いた総大将の男は思考が止まった。もしこの戦争をハルカが見ていたら喜んでくれるかという問いについては、父親である総大将の男視点で見てもそんな訳はないと理解出来るものであった。だが彼は握り拳を作り、それを震わせると………
「確かにこれはハルカの為と言っていいものでは無いだろう………だが人間は愚かだ………私は人間が憎い!!」
そう言って、ハルカを殺した人間への憎しみを露わにし、Uへ襲いかかり、右拳で殴りかかる。しかしUは敢えて{シャインオートカウンター}を解除し、左手で総大将の男のパンチを払い除け、そのまま右足による蹴りを放つ。
「ぐはっ!?」
総大将の男はこれによってダメージを受けると共に怯み、Uは続けて後ろ回し蹴りにより総大将の男を天高く打ち上げる。
「………アンタが人間嫌いなのは同情するよ。けれど殺した本人を恨むならまだしも、そうでない不特定多数を殺す意味は果たして何だ?」
Uは天高く打ち上げられた総大将の男に対して、殺した張本人を恨む意義は分かるが、そうでない不特定多数を殺す意味とは何か問いかけた。
「なん………だと………!?」
これには総大将の男も吹き飛ばされながら驚いていた。総大将の男は吹き飛ばされながらも多数の人間を殺す意味を考えていた。
「それは………理不尽にも生命を奪われたハルカを弔う上でのせめてもの報いだ………!」
それに対して理由を見出す総大将の男。だがUは落下してくる彼へ視線を向けると………
「………そうかよ。ならそれを壊す」
そう言ってセイバーを地面へ突き刺し、落下してきた総大将の男に向けて鋭いパンチを放つ。
「ぐあああああ!!」
総大将の男は派手に吹き飛ばされ地面を転がる。Uは直後地面に転がる総大将の男へ接近し、容赦の無いエネルギーを纏ったパンチで追撃をかけた。
「ぐあああああ!!」
総大将の男は大きく吹き飛ばされた。Uは右拳のエネルギーを消し去ると………
「人間を憎みたい気持ちはよく分かるよ。僕も初対面の人間相手にはどちらかと言うと不信だし………この世界でも人間を殺したよ。けれど………全ての人間を殺したいと思った事は無かったよ。だって、人間だろうと魔族だろうと………信じられる存在はいただろ、アンタにだって………」
そう言って、全ての人間を憎み滅ぼそうとする彼の思考を愚かしく感じていたのだった………
総大将の男が全ての人間を滅ぼそうとする事に愚かしさを覚えたUは、彼の行動を愚かとして止めようとしていた。果たして、Uと総大将の男の考えは相容れるものでは無いのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
関係の無い人間に不信を抱きながらも全てを滅ぼそうとしないUの真意を問いかける総大将の男。Uは全てを滅ぼしてもその先にあるのは虚無である持論を語るのだった………
次回「無関心人間の本心、絶滅の先」