Uが試練を課してから1週間経つが、全く真子に攻撃を与えられないミディア達。そこに追い討ちをかけるように、真子は恐怖を植え付ける攻撃を見せるのであった………
その日の夜、真子に対して恐怖を植え付けられたミディア達は身体の震えが止まらなかった。
「………怖かったか? 真子のあの時の攻撃が………」
Uはそんな2人に対して真剣な表情で声をかけた。
「そ、そんな事は………!!」
ライガはこれに反論しようとする。だがUは溜息を漏らすと………
「強がんなくたっていいよ。長い間前線を退いていたとはいえ、あの子のポテンシャルや能力の恐ろしさは衰えているとは思えないくらいに強力だ………君達が彼女を倒せるくらいになるのはまだまだ時間を要する事だろう」
そう言って、2人の内心を見抜いた様子でそう呟いた。
「だったらどうすればいいの………! このままじゃ一生旅が出来ないままじゃない………!!」
それを聞いたミディアは、思わず八つ当たりをしてしまうようにそう呟いた。それを聞いたUは………
「そもそも1人でどうにかする感情を格上相手に持ち込むんじゃないよ。君達がお互いを受け入れられないのは良く分かるさ。でも、戦場でそんな事をやってたら真っ先に死ぬぞ」
そう言って、互いに手を組むようにアドバイスするのでは無く、手を組まなければダメであると言い切った。それをしなければ真っ先に死ぬ………そう脅しながら。
「うっ………!」
それを聞いたミディア達は互いに視線を向けると、手を組まなければ一生事が進まない事を互いに自覚する。
「………別に仲良くしろとは言わないよ。でもさ、僕達は行動を共にしている以上チームだ、利害の一致で動いているんだ………その現実から目を背けちゃダメなんだよ」
Uは2人の内心を見抜きつつも、現実から目を背けてはならないと指摘する。それを聞いたミディアとライガは、まだ手を組むよう言われている相手の事が信用出来ない様子を見せてこそいたが………
「………分かったわよ。確かに私は彼の事をまだ仲間と受け入れられないけれど………真子さんから見せられた現実とアンタ程の男の言葉を聞いて腹を括ったわ………」
ミディアはUと真子から見せられた事を理由に手を組む事を選択する。そしてそれはライガも同じであり………
「………俺の台詞を奪うなよな」
そう言って、彼も同じ理由で手を組む事を決意した様子を見せた。それを聞いたUは………
「………なら明日に期待させてもらおうかね」
そう言って、2人を試すと共に、小さな笑いを零すのだった………
試練を乗り越える為のUからの言葉で、漸く手を組む道を選択出来たミディア達。果たして、2人は手を組んだ末に試練を乗り越える事が出来るのであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
翌日、再び真子に挑む事となったミディア達は、互いに連携する戦術を取る。これまで手を組んでいなかった2人が手を組んだ事に、真子は驚きと共に喜びを見せたのであった………
次回「利害の一致、憎まれ口の共闘」