Uとハルカの対決が開幕し、実力面では相変わらずハルカを圧倒する強さを見せるU。だが世界の意志そのものであるハルカには致命傷を与えても殺す事は出来ないのであった………
Uはハルカに向けて素早く接近すると共にセイバーで今度はハルカの右腕を切断してみせる。ハルカはすぐさま右腕を拾い上げ、回復魔法で治そうとするが………
「させるか!」
Uはすぐさま右腕も切断。そして腕を失ったハルカの身体を遠くまで蹴り飛ばした。
「ぐっ!? ………相変わらず頭の回る御方ですね………しかし」
ハルカはダメージを負いつつも、自身の腕をすぐさま再生して見せた。
「(今度は回復魔法じゃ無かったな………まさか、回復魔法でくっ付けてるのはブラフ?)」
Uはハルカがこれまで2種の方法で腕をくっ付けていた事を思い返す。
「………さっきの回復でくっつけようとしたのはいったい何の真似だ? 普通に考えて自分の力で腕をくっつけられるならやる意味は薄いだろうに」
Uはその事が気になり思わず問いかけた。
「魔力で治す方が燃費が良い………と言いたい所ですが、そもそも私にとってはハルカを偽装する為の癖にすぎません故………まあ、腕を斬り落とされた事もこの身体に擬態してからは一度もありませんでしたがね」
ハルカ曰く、本物のハルカを振る舞う上での癖でしかないとの事であり、合理性を重視するならやはりUの指摘方法による治癒が1番楽であるとUはこの言葉を聞いて悟った。
「そうか、それが知れただけまあいいか」
Uはそう言うと共に右足へエネルギーを集束させ………
「なら死んでくれ。{ワイルドソニックアタック}!」
無情にそう言い放つとそのまま回転を交えたキックを放ち、ハルカの身体へ風穴を空けた。
「無駄だと言ったはずです。人間にとっては致命傷でも世界の意志たる私にはこの姿が崩壊した所で死ぬ事は無いのですから」
だがハルカはそう言って身体の修復を行う。だがUはその直後にハルカの首に向けてセイバーを振るい、彼女の首を斬り落とした。
「首ならどうだ? 首を斬られて生きてるパターンはもう人間辞めてる奴くらいしか見た事が無い」
Uは返り血と共にそう言って、ハルカの生死を観察する。だが少しして間もなくハルカの頭は溶け、新たに新しい頭が首から修復する形で回復した。
「………無駄な事ですね」
ハルカは嘲笑うようにそう言い放つ。だがUは冷静な様子を見せており………
「(どんな奴にも死はある………例えこの女が何をくらっても死なないとしても………殺す方法はあるはずだ………!!)」
例え不死身の存在でも殺す事は出来ると折れない姿勢を見せるのだった………
ハルカに何度致命傷を与えても倒せずに苦戦する中でも折れずに立ち向かうU。だがハルカを倒せない事実は未だ消えておらず、激闘はまだ終わる予感を見せないのだった………
To Be Continued………
次回予告
ハルカを殺す事が出来ない中、ハルカはUに対してこの戦争が起きた根本の話を始めてきた。そしてその裏でハルカが糸を引いていた事を明かすのだった………
次回「戦争の根本、裏で糸を引く者」