ハルカは戦争が始まるきっかけとなったハルカ殺害には、世界の意志たる彼女も裏で糸を引いていた事を明かす。だがそれはUに静かな怒りを湧かせる結果となった………
Uがハルカの誤算を口にすると共に、背中から生成した触手を振り回し、城を内側から破壊するばかりか、それに巻き込まれたハルカを吹き飛ばした。ハルカが吹き飛ばされた先は真子達が戦う戦場の真っ只中であり、真子達も事態に驚いていた。
「………な、何が起きてるの………!?」
近くにいたミディアが困惑の声を漏らす中、城の方から背中の触手を生やしたUが落下してきており、地面に着地すると共にUはゆっくりと歩き出していた。
「ゆ………U………?」
これにはミディア達も何が起きているのか理解が出来ずにいた。
「………決めたよ、戦争そのものがアンタの引き金で始まったのなら………アンタそのものを壊す」
そんな中Uは、ハルカの破壊を宣言する。
「私の破壊………? 無駄ですよ、世界の意志たる私を殺す事など不可能なのですから………!」
ハルカは自分を殺す事は出来ないと嘲笑うように言い放つ。だがUはフッと笑いを零すと………
「………解釈違いだな。僕が殺すのは目の前にいる虚構のアンタじゃない………アンタというこの世界そのものだ」
そう言って、自身の背中の触手を纏うように身体全体へ覆う。Uは右目を青、左目を緑へ発光させると………
「………変身」
そう言って、自身の身体へ鎧として装着させる事により、Uは最強形態ムーンシロミヤへと変身した。
「ムーンシロミヤ………!」
真子がUの最強形態への変身に声を漏らす中、Uはゆっくりと歩き出し………
「世界を壊す真似は今の僕になら出来る………アンタの封印のお陰で与えられた永い時間は、皮肉にも僕の力のエネルギー効率を改善するキッカケになったからな………」
Uはそう言い放つと共に光のエネルギーを身体から放出。これにより地面や空など、世界のありとあらゆる場所にヒビが入り始める異常現象が起きていた。
「なっ………!? (何が起きて………!?)」
ハルカもこの事象には理解が追い付いていなかったが、少しして彼女の身体が薄らと消え始めた。
「あっ!? ………私の身体が………消え始めている………!?」
ハルカは自身の身体が消える………それに加えて、世界という自分自身も壊れようとしている事に気付いた。
「な、何が………何が起きているんだよ兄貴………!?」
ライガは恐れを感じながらUへ現象の説明を求める。
「………この世界の破壊さ。この女を殺すには………それしかない」
Uはハルカを殺す為に、この世界そのものを壊している事を口にするのだった………
ハルカの言葉で世界そのものを壊す決意を固めるU。そしてそんな彼の力は今世界の破壊を始めていた。果たして、この世界の行方はどのようなものとなってしまうのか………?
To Be Continued………
次回予告
世界の崩壊に抗おうとするハルカだが、時既に遅く世界の支配者としての権はUが既に奪っていた。ハルカは自身が居なくなった世界には破滅しかないと嘲笑いながら自らの消滅を自覚するのであった………
次回「世界支配の権威、消滅する世界意志」