Uによって新たな世界の創造が始まる中、Uはミディア達にも新たな世界で幸せになって欲しい事を語る。だがその中にはU達の存在はなく、ミディア達は反発するもののUは世界の新創造を強行するのだった………
………次にミディアが意識を取り戻した時、彼女は見知った天井を視界に、ベッドの上で目を覚ました。
「ここは………私の部屋………?」
ミディアが目を覚ましたのは彼女の実家の自室であった。彼女は何が起きているのか理解が追いつかない様子を見せていたが、少しして扉をノックする音が聞こえた。
「(………誰かしら?)」
ミディアはベッドから身体を起こすと、扉の方へと向かう。するとそこには見知った魔族の男が立っていた。
「よっ、ミディア」
その人物はミディアの名を口にする。ミディアは最初こそ困惑していたが………
「ライガ………何しに来たのよ」
少しして思考が追いついたのか、目の前の人物がライガである事を口にする。
「相変わらずキツい言い方だな。今日はお前の友人の結婚式だろうに。何寝坊しようとしてんだ」
ライガ曰く、今日はミディアの友人が結婚式を挙げる日である事を口にする。ミディアは何が起きているのか理解が追いつかずにいたが、近くの机に招待状と手紙が置いてあるのを目の当たりにし、直後、頭の中に何か情報が入ってくるかのような感覚を味わうと………
「そう………だったわね」
どこか半ば納得させられるように現状を理解する。
「何かあったのか? まるで今自分がここにいるのがおかしいと感じてるような様子だぞ、今のお前………?」
ライガはミディアの様子がおかしい事を指摘する。それを聞いたミディアは………
「………何だか永い夢を見ていた気がするのよ。どこか性格は悪いけど、頼りになる仲間達と旅をしていたかのような夢を………」
自分の見ていた夢の話を口にする。
「なんじゃそりゃ? ………完全に寝ぼけてるんじゃないか?」
ライガは呆れ混じりにそう呟いた。ミディアも少し考える様子を見せたが少しして考える事を止め………
「そう………よね。悪かったわ」
ぼんやりとした記憶に対して首を傾げる様子を見せた。それから少しして、彼女は夢の記憶を振り返ろうとするが………
「(………あれ? あの夢の中にいた人………1人はライガであと2人くらいいたはずなんだけど………思い出せない………)」
ミディアは何故か思い出せなかった。だが彼女は少ししてこれは夢の話だったと流す形で友人の結婚式への準備を始めたのだった………
ミディアが目を覚ました世界は新たな世界であり、U達との旅路を夢として理解する状況となっていた。そして、Uと真子の記憶もまた、彼女の中からすっかりと抜け落ちてしまっていたのだった………
To Be Continued………
次回予告
友人の結婚式へ参列するミディアは、ユウと本物のハルカの2人による挙式を祝福する。だがその中で彼女は蓋をされた記憶が微かにフラッシュバックするのだった………
次回「友人の結婚式、フラッシュバックする記憶」