真子がミディア達へ反撃した事を謝罪する中、2人の確かな成長を感じ取ったU。2人の成長を見たUは、ようやく旅に戻る事を決意するのであった………
旅に戻ってから数日経った日の事。U達は山岳地帯を進んでいた。
「はあっ、はあっ………昨日からずっと昇り降りしてない………?」
ミディアは足元の悪い地帯が続く事に思わず不満を漏らした。
「山岳地帯だしな」
Uはミディアに対してあっさりとした言葉を返す。
「………そういう返事は期待していないんだけど………」
Uの言葉を聞いたミディアは呆れた様子でそう呟く。
「文句言うな。兄貴達が大変な立場にあるんだ、こうするしかないだろうに」
ライガはUの事情を理解するようにミディアの文句を諌める言葉をかけた。
「………アンタに言われたくないんだけど」
しかし、ミディアはライガに言われた事が気に食わず、思わずそう言い返した。
「なんだと………!?」
それを言い返されたライガは反射的に喧嘩腰になるが………
「喧嘩しないで………凍らせるよ………?」
真子は2人に対して、ドスの混じった声でそう呟いた。それを聞いた2人は思わず黙ってしまった。
「本気とも嘘とも思える脅し止めろって………ん? ちょっと待て」
Uは呆れながらそう呟くが、その際に何かを察知する。Uが向いている方に真子達が視線を向けると、そこには小さな砦があった。
「砦………見張りが人間という事は人間軍のか? ………あの鎧とか見覚えあるか、ミディア?」
Uは見張りの姿などから、人間軍の砦の可能性を察知するUは、元々人間軍側で仕事していたミディアの情報を頼りに問いかけた。
「………そうね。あれは人間側で採用されている鎧。武器なんかも見張りに支給される槍だわ」
ミディアはUに対して、視界に映る人間軍の情報を提供する。
「そうか………それが知れただけで満足だ」
Uはそう言って背を向けると………
「離れよう。あんなのと関わるとロクな事が無い」
人間軍と関わる事を嫌がるようにそう呟いた。
「それもそうだね………お父さんが顔を合わせたらもっと大変な事になりそうだし………」
真子はそれに頷くようにそう呟いた。U達はその場から引き返そうとするものの………
「………えっ!?」
その直後、ミディアは動揺の声を漏らした。
「どうしたミディア………?」
Uは首を傾げながらミディアへ問いかける。
「あ、あの………ミイル王女殿下………!?」
ミディアは重要そうな人物の名を口にする。それを聞いたUもこれには驚いており………
「初見で見ても分かる………人間軍側の要人だな………何故だ………?」
人間軍側の要人とも言える王女の登場に思わず疑問を感じたのであった………
旅を続ける中で人間側の砦を目撃したU達。そしてそこに現れた人間軍の要人である王女。果たして、この砦で何が起きているのであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
人間側の重要人物が突如として砦に現れる事態はU達を驚かせる事態となった。それを目撃したU達は無視が出来なくなってしまい、内部情報を調べる方針にシフトするのであった………
次回「王女の砦入り、方針の変換」