バーニンの思惑通りに事態が進んでいる点が気に食わないUだったが、逃げる道を失ったUは戦う事を選択する………それがバーニンの思惑通りだと気づいた上で………
Uが視界に入った魔族が彼の前へと襲いかかる。だがUは襲いかかってきた魔族をセイバーで一刀両断する。その近くにいる魔族は味方があっさりとやられた事に動揺の声を漏らすが………
「………次」
Uは動じる事無くそう呟くのであった………
一方、人間側は最重要人物であるミイル王女を必死に護衛していた。だが魔族軍の強さは人間を上回っており、遂にはミイル王女のいる部屋の前まで迫っていた。
「殿下だけは守れ!!」
人間軍は必死に戦っていたが、魔族の強さに次々と死者が出ていた。やがてミイル王女のいる部屋の扉が破壊されてしまった。
「ひっ………!? な、何………!?」
ミイル王女は目の手に迫る敵に対し怯え、動揺の声を漏らしながら座り込んでしまった。2、3人の魔族はミイル王女へ近づくが、その直後、突如として魔族達は真っ二つになる形で全て倒された。
「こ、今度は何………!?」
ミイル王女は何が起きているのか全く分からない様子であった。魔族が倒れた後、ミイル王女の視界には白髪のセイバーを持つ男、Uが立っていた。
「………ユウ様………!?」
ミイルは目の前の男が、自身の知るユウと勘違いする様子を見せる。Uはミイルへ視線を向けると………
「………アンタがもしかして姫さんか?」
ミイルに対してそう問いかけた。
「いったい何を仰っているのですか………? ユウ様、私をお忘れにやってしまったのですか………?」
しかし、ミイル本人はユウとUが別人である事を知らない為にそう呟いた。Uは頭をかくと………
「やれやれ、また一から説明か………」
呆れた様子でそうぼやくと………
「………いいか、姫さん。僕の名前の呼び方は確かにユウだ。だがアンタの知るユウとは別人だ………というか、僕はそのユウという男については会った事も無い」
Uはミイルに対して彼女たちの知るユウと自分は別人である事を伝える。
「………え? どういう事ですか………?」
ミイルはUの話を理解できない様子で首を傾げた。それを聞いたUは溜息を漏らすが、直後に魔族数人が彼等の前に現れたのを目にすると………
「取り敢えずここにいたら死ぬぞ。死にたくないなら着いて来い。今回だけは特別大サービス、タダで助けてやる」
そう言ってミイルの事を無条件で守る事を宣言するのであった………
人間軍が劣勢となる中、Uはミイルと対面する事となった。ミイルがUとユウの違いを理解出来ない中、魔族軍と再び戦う事となったUは、果たしてミイルを護衛する事が出来るのか………?
To Be Continued………
次回予告
ミイルの警護を続ける中で、外を目指すU。Uは次々と魔族軍の勢力を弱体化していくが、その直後、Uの前に小隊のリーダー格と思われる人物が現れたのだった………
次回「激化する戦線、魔族軍の幹部」