ミイルを守りながら魔族を蹴散らしていくU。そんな彼等の前に、ミイル王女の存在に釣られて現れた魔族軍の幹部グバイドが現れたのだった………
Uがバーニンのシナリオ通りに事態が進む事を気に食わない様子を見せる中、グバイドはUへ視線を向けると………
「………貴様、さっきから何を言っている? 俺は自分の意思でここへやってきたのだ………まあいい、折角俺の部下達を倒してくれたんだ………俺の手で自ら引導を渡してくれよう………!!」
そう言って両の拳を地面を勢い任せに叩き付ける。するとこれによって砦に地震を起こす。
「きゃあっ!?」
ミイルは地震によって転んでしまい、グバイドの恐ろしさを強く感じていた。だが、Uは転ぶ事が無いばかりか冷静な様子を見せており………
「………そんなもんか」
剰えそう言い返す様子を見せた。
「なんだと………!?」
それを聞いたグバイドはUの言葉に苛立ちを見せると………
「貴様………俺のこの力を見て何故そんな事が言える………!?」
続けて、自身に怯えないUの様子に対してそう言い放つ。Uはゆっくりとグバイドに向けて歩き出すと………
「………貴様程度の奴なんて腐る程見てきたんだよ、僕は………貴様がどれだけ強いかなんて知らんが………」
気怠そうな様子でグバイドに向けてそう呟きながら接近を続け、最終的にUの姿が突如としてミイルやグバイドの視界から消えた。
「き、消えた………!?」
ミイル達は目の前の光景に対して動揺の声を漏らす。やがてグバイドの近くで何かを切断する音が聞こえた。
「………な、何の音………だ………!?」
グバイドは何が起きたか理解出来ない様子を見せていたが、直後にグバイドの首が突如として胴体から離れ、地面へ落ちた。グバイドの視界は最終的にミイルのいる方とは真逆………すなわち彼の背後の方へ向き、そこにはセイバーを持ったUが立っていた。
「………結局はお前もその程度の1人に過ぎない」
………グバイドが自分にとっては敵では無い事を付け加えながら………
「バ………カな………!」
グバイドは事が理解できないまま事切れた。グバイドの身体もそのまま地面に膝をついて崩れ落ちたが、Uはそんな彼の死体に視線を向けると………
「………現実はそんな馬鹿なものだよ………尤も、バーニンがここまでの事を想定していたかはまた別の話………だがな」
そう言って、グバイドへ現実を叩き付ける様子を見せたのであった………
魔族軍の実力者であるはずのグバイドすら瞬殺する強さを見せたU。彼にとって、グバイドのような実力者ですら所詮程度の知れた相手の1人に過ぎない事が、今回の瞬殺劇で明らかとなったのだった………
To Be Continued………
次回予告
グバイドを瞬殺したUに戦慄するミイル。だが同時に、彼女自身が知るユウとUがどこか明確に違う事を感じてもいたのだった………
次回「戦慄の瞬殺劇、Uとユウの違い」