幻想異次元冒険記   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
砦の出来事について真子達へ共有するU。今回の戦いで因縁が生まれた事から、Uは今後の戦いにおいて、バーニンに一泡吹かせる事を決意するのであった………


第35話 魔族軍の拠点、指揮を執る重要人物

砦での激闘から数日。U達は旅を続けていたが、その旅の中で、U達は大きな石の壁が並ぶ町を目にする。

 

「凄い………まるで砦みたい………」

 

真子は目の前の町の姿に驚いていた。そんな中、ライガはその町の見た目に覚えがある様子を見せ………

 

「………! もしかしてここ………インポートベースか………!」

 

その町の名について口にした。

 

「インポート………? どういう意味だ、ライガ?」

 

町の名について、どこか引っかかった疑問を感じたUはライガに対して、その意味を問いかける。

 

「インポートは魔族の言葉で重要。つまりここは戦争において重要拠点であり、その名を持つ町だからインポートベースって名付けられたという話が1番有力な話なんだ」

 

ライガは町に付けられた名の意味を語る。それを聞いたUは………

 

「(重要………インポート………ああ、Important base(重要拠点)って訳ね)」

 

魔族の言葉で重要の意味を持つインポートについて、英語のimportantを連想する形で納得する様子を見せた。

 

「………しかし、それなら尚更入るかどうかは慎重に考えるべきだな」

 

Uはそう言って、城の中へ入るべきかを悩む様子を見せた。

 

「そうね………魔族の町となると尚更………ね」

 

ミディアはライガに視線を向けながらそう呟いた。

 

「どういう意味だおい」

 

それを聞いたライガは苛立つ様子を見せていたが………

 

「すぐ喧嘩すんなって………やれやれ」

 

Uがすぐさま呆れた様子で仲裁へ入るのだった………

 

 

 

それから少し経ち、町の中へ入ったU達は顔を隠す為のフードを被り、人目を避けながら歩いていた。

 

「町の中だってのになんでこんな格好を………」

 

ミディアは首を傾げながらそうボヤいた。

 

「仕方ないだろ。人間と魔族は敵対関係だ。ライガ以外はこうする他ない」

 

Uは冷静な様子でそう呟いていた。そんな中、突如として鎧による足音が聞こえると、町を歩いていた人々が道の端へと避けだし、その場で跪き始めた。

 

「(これは………お偉いさんの行進か?)」

 

Uはその様子から何かの行進だと察知すると、面倒事を避けるべく真子達を引っ張って道の端へと動くと、自分を含めて仲間達をその場に跪かせた。

 

「な、何するのよU………!?」

 

これにはミディアも困惑の声を漏らしたが………

 

「黙ってろ。また面倒事はゴメンだ」

 

Uはそう言ってここでやらないとまた面倒事になる事を遠回しにボヤいた。するとその直後、鎧を身に纏い、槍を手にした兵士達が馬に乗った人物を守護する形で歩いていた。ライガは馬に乗る魔族の女性の顔を目にすると驚くと共に、Uの側へ近づき………

 

「………兄貴、見えるか? あそこに乗ってるのは魔族軍の軍師フィーリ様だ………」

 

Uに対して、馬に乗る人物の事について説明する。

 

「(軍師………魔族側にもやはりいたか………)」

 

Uは魔族側にも軍師がいる事に頷く様子を見せていた。Uがそんな考え事をしていると、馬に乗った人物、フィーリはU達の様子を目にし………

 

「………止めてくれ」

 

そう言って行進を止めさせると共に馬から降りた。そして彼女は跪いていたフードを被るUへ視線を向けると………

 

「見ない気配だ。旅のものか?」

 

フィーリはUに対してそのように問いかけた。

 

「………いかにも」

 

Uはフィーリの問いに頷く様子を見せる。そして次の瞬間、フィーリはUのフードを掴むと、彼のフードを勢い任せに外した。

 

「………やはり、人間か」

 

フィーリはフードの中に隠れていたUの顔を目にすると共にそう呟いた。するとその直後、周囲の魔族達は、動揺の声を漏らし騒ぎ始めるのであった………

 

 

 

旅を続けるU達は、魔族の町インポートベースを訪れるが、そこで魔族軍の軍師フィーリと対面する事となる。果たして、正体を暴かれたUはこの場をどう切り抜けるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
Uが人間の顔をしている事を知られ、その場は一触即発の空気となってしまう。だがUは冷静な様子を見せ、このまま危害を加えてくるなら実力行使も辞さない覚悟を見せるのであった………
次回「一触即発、反撃を辞さない覚悟」
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