フィーリの口から、既に亡くなっていた魔族の姫ハルカと、ユウの精神が壊れるまでの経緯、そして戦争の引き金となった元凶とも言える話を耳にする。それを聞いたUは、まるで自分事のようにその悲劇に涙するのであった………
Uの言葉を聞いたフィーリは最初こそ困惑していたが、彼の様子を見てとある確信をしていた。
「………白髪のU、貴様はやはり私の見込んだ男だ。貴様なら信用出来る」
それはUを信用出来るという確信であった。
「信用………どういう事ですか?」
真子はフィーリに対してそう問いかける。
「………私のこの話を聞いて心の底から泣いている奴は初めて見た。そしてそれを聞いて確信した。白髪のUは戦争の為に戦っている訳ではない………白髪のUは誰かの為に戦える………そんな男だとな」
フィーリはそう言って、Uを信用する理由を語る。それを聞いたUは目に浮かぶ涙を拭くと………
「………こんな男を信用しても得になるかは知らないぞ………?」
そう言って、本気で自身を信じて良いのかフィーリに問いかけた。
「信じるさ。私の目に狂いはない」
しかし、フィーリは自身の目を信用していた。それを聞いたUはフッと笑いを零すと………
「………分かったよ、アンタの信用に応えられるよう頑張るとするかね」
そう言って、フィーリの信用に応える事に決めた。それを聞いた真子達は嬉しそうな様子で2人の様子を見ていたが、その直後、外から大きな音が響いた。
「………! 何事だ!」
フィーリはそう言うと、窓の方へ視線を向ける。するとインポートベースの石の壁の周囲には人間軍の姿と………それを指揮していると見られるソーダリア兵士長の姿があった。
「ソーダリア………!」
Uのこの呟きから人間軍の侵略である事をこの場の誰もが察した。そんな中、ライガはソーダリアの右腕が機械のような腕になっている事に気が付いた。
「………! 兄貴、奴の右腕がなんか復活してないか………?」
ライガは困惑した様子でそう問いかけた。
「………義手か。まあ奴の安っぽいプライドを考えればそうなるだろうな」
Uはそう予想しながらそう呟く。だがその際、彼等の背後に大型の戦車と思わしき兵器があるのを目にし………
「………なんだあれは? 戦車………?」
Uは戦車のような兵器に思わずそう呟くと………
「………フィーリ、取り敢えずここを守りきるぞ。アイツと再び対決するとは思わなかったが………敵対してくるのであれば戦うしかない」
そう言って窓から大きく跳躍し、外へ飛び出した。
「無論だ、我々も援護する。頼むぞ白髪のU」
フィーリはそう言って、Uの言葉に頷くと共に彼の援護へ回る事を語るのだった………
話の中でUを完全に信用するフィーリだが、その直後に人間軍がインポートベースへ襲撃をかけようとしていた。U達はそれを止めるべく、人間軍との対決に挑むのであった………
To Be Continued………
次回予告
再びソーダリアと対面するU。だがソーダリアは今回の戦いでインポートベースを吹き飛ばす事を宣言する。その鍵が、今回持ってきた戦車のような兵器であった………
次回「ソーダリアの野望、禁断の兵器」