ユウは自身にない家族を持つUへ怒りを見せていた。Uや真子は戦いに意味を見い出せていなかったものの、Uは自身には戦いを止められない事に感じていたのだった………
Uが本気でやるしかないのか疑問に感じている中、ユウは情け容赦の無い攻撃を続けてきた。
「(くそっ………曲がりなりにも別世界の僕と言うべきか………強さに関しては1級品と言えるかもな………)」
Uはユウの強さを1級品と評する程厄介に感じていた。
「………はあっ、参ったな」
ユウの強さを前に思わずそうボヤいたU。直後にユウはUへ剣を向けると………
「どうした、お前の力はこの程度か………!?」
そう言ってUを煽る言葉をかけてきた。Uは少し考える様子を見せると………
「面倒だな………分かったよ、そんなに本気でやって欲しいならやってやるよ」
Uは諦めるように本気でやる決意を行うと、自身の身体から光を放出する。その様子を密かに見ていたミディアは………
「(Uからも強いエネルギーを感じる………!?)」
Uからの強いエネルギーを感じていた。Uは青い目を徐々に大きく輝かせると………
「………変し………!!」
覚悟を決め、自身の力を全開放させようとする中………
「………{ブリザードレイン}………!!」
突如、真子は身体から氷の魔力を纏わせると、U達の真上に巨大な氷柱を出現させる。
「何っ!?」
U達はこの氷柱を目にし思わず動揺を漏らした。Uは素早い動きでこれを回避し、ユウもなんとかこれを回避するが、真子が突如として2人の対決に介入してきた事に動揺を隠せない様子だった。
「止めてよ………! お父さんと、お父さんと同じ顔をした貴方………冗談でもお父さん同士が戦う姿なんて見たくないよ………!!」
真子は戦いを止めようとしない2人の対決に対して思わずそう言い放った。それを聞いたユウはどう返答すべきか分からず………
「………いいだろう、その子に免じて今回は見逃してやる………!!」
なんとか捻り出した言葉は撤退の言葉であり、ユウはその場から撤退した。Uはユウの撤退を目にし、思わず困惑していたが、少しして真子の傍へ近付くと………
「………助かった、真子。このままだと本気で戦う羽目になる所だった………」
真子に向けて感謝の言葉をかける。だがその直後、真子の姿が元の大人の姿へ戻ると、Uに向けて抱き着き突如として泣き出してしまった。
「うわあっ!? ど、どうしたんだ………!?」
Uは真子の様子に思わず困惑する様子を見せたのだった………
Uとユウの対決はUすら本気に出さざるを得ない状況となる中、真子が間一髪介入した事でユウを撤退に追い込む事に成功する。だが、真子は直後に泣き出してしまった。果たして、真子は何を思ってこの戦いに介入したのであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
しばらくして落ち着いた真子は、Uに対して自身の想いを吐露する。それを聞いたUは、真子の想いを知ると共に、ユウとの敵対に疑問を覚えるのであった………
次回「真子の涙、敵対への疑念」