Uvsユウの対決に再び介入する真子。だが真子を庇ったUが負傷する事態となり、ユウはそれでも揺るぐ事はまるで無かった。それを見た真子は、Uを倒す覚悟を決めるのだった………
強化形態に覚醒した真子は素早い動きで走り出すと、目にも止まらない速さでユウの顔面にパンチを放つ。
「ぐあっ!?」
これを受けたUは動揺の声を漏らしながら吹っ飛んだ。
「お、お前………!!」
それと同時に真子の容赦の無さに思わず動揺を見せていた。だが真子はまるで動じておらず………
「………貴方が悪いんだよ。私の大事な人を傷付けた貴方が………!」
そう言い返して目にも止まらない速さで連続パンチを放つ。スピードが人間離れしているはずのユウですら追い付けないこの光景は、彼に多大な混乱を与えていた。そして真子はそのまま氷の魔力を集束させ棒状の武器を生成すると、超スピードで接近しこれを振るう。
「ぐっ………!」
ユウは剣を使ってこれを防ぐが、棒が刀身に触れた途端凍結し、砕けた。
「何っ………!?」
ユウは何が起きたのか分からない様子を見せた。その直後、真子は鋭いキックを放ち、ユウを大きく吹き飛ばした。
「ぐあああっ!!」
ユウは大きく吹き飛んだ後に地面に倒れる。一方、その光景を見ていたミディアは………
「い………いったい何が………!?」
目の前で起きている現状に対して動揺を見せていた。Uは右肩を押さえながら身体を起こすと………
「………真子の事を誰の娘だと思ってる。僕の娘は確かに氷や雪を操る力………能力の肩書きはそんな程度やもしれないが………その強さ………潜在力は僕に劣らないレベルで凄まじい………なんせ、本気のあの子が放つ冷気は………絶対零度の域に達しているんだから………!!」
真子の恐ろしい潜在能力について口にした。そんな中真子は、目の前で倒れるユウに向け、周囲に冷気を纏った棒を無数に出現させると………
「………{ブリザードエクスプロージョン}」
そう呟いて全ての棒をユウに向けて飛ばす。
「ぐっ………!?」
ユウは咄嗟に近くに倒れていた兵士の身体を掴むと、棒の軌道に向けて投げた。結果、真子が放った棒は兵士の身体に突き刺さるが、その際に串刺しにされた兵士の身体は途端に凍結すると、骨すら残さず爆散した。これにより、周囲には血の混じった水が噴き出す事となり………
「なんて力だ………!?」
これを見たユウは戦慄しながらその場から姿を消すように撤退する。そして、ミディア達やバーニン達、その場にいる者達の空気が止まっている事をUは察知すると、まだ辛うじて手元に持っていたドラゴニックブレイカーを手にし………
「{ドラゴニックノヴァ}!!」
頭部パーツの口から火を放出させる。そしてこれに紛れて高速移動をすると、右肩のダメージに苦しみながらも真子達を連れて撤退するのだった………
ユウすら動揺を与える真子の強化形態の力。この力によって生まれた混乱と新たな力の覚醒は、戦闘のパワーバランスに影響を与える事となったのであった………
To Be Continued………
次回予告
混乱を利用してなんとか撤退に成功したU達。真子も漸く緊張の糸が切れ、落ち着きを取り戻すがその直後に多大な疲労で倒れてしまうのだった………
次回「戦況の変化、極大の代償」