旅を続けるU達は、ミディアの実家である屋敷の前へとやってきていた。父の姿を目にし迷いが生じるミディアだったが、そんな中、U達の元へ奇襲をかける人物が現れたのだった………
Uから攻撃方法について毒突かれたその人物は一旦距離を取ってきた。Uは腰に携えたドラゴニックブレイカーに手を伸ばすが………
「す………ステル………!?」
ミディアが目の前の人物の名を口にした事で場の空気は変化した。
「おいおい………もしかしなくても知り合いかよ?」
ライガは動揺の声を漏らしながら問いかける。
「お父様の秘書にして………ボディガードとも言うべき人間よ………」
ミディアは目の前の人物が自身の父の秘書にしてボディガードである事を語った。直後、目の前に立つ人物ステルはミディアの顔を目にし………
「………お話は本当だったと言う訳ですか、お嬢様」
ミディアがUと行動を共にしているという話がまだ信じられない様子見せながらそう問いかける。ミディアはどう返答していいか分からない様子だったが………
「………今からでも遅くありません。私と共に戻りましょう。今ならお父様も………お国も許して下さります………!!」
彼はミディアに対して自分達の元へ戻るよう説得をかけてきた。
「っ………!?」
それを聞いたミディアの心は大きく動揺していた。だがその直後、Uはミディアの頭を軽く撫でると………
「………おい若造。1人で話を押し進めるな」
そう言ってステルの会話に乱入した。ステルはUの問いに対しては無言を貫いていたが………
「黙りか………」
Uは呆れ混じりにそうボヤいた。
「反逆者と話す事は無い………」
ステルはUと話をする気が無いと言わんばかりに姿を消した。
「(姿が消えた………逃亡? いや、こういうタイプはミディアを放って逃げる訳が無い。恐らく………)」
Uはステルの動きに首を傾げる様子を見せていたが、直後にステルが背後から姿を見せたと同時にノールックでドラゴニックブレイカーを抜刀し、これを防いだ。
「………成程、姿を消して攻撃する奇襲戦法って訳ね………確かに並の相手になら通じるだろうが………僕を相手に通じると思うなよ」
Uはそう言うと、後ろ回し蹴りを放つ。ステルは咄嗟に右腕でこれを受け止めるが、大きく吹き飛ばされた上に腕に痺れを感じていた。
「………来いよ、その程度で僕が止められると言うのならな………!」
Uはステルに対し、宣戦布告とも取れる言葉を言い放つのであった………
Uに奇襲をかけてきたのはミディアの父の秘書にしてボディガードのステルという男だった。姿を消す力を持つステルの戦術を前にしても平静を見せるU。果たして、Uはステルの戦術の攻略法を見抜いているのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ステルの能力は姿を消す力であるステルスであった。だが、百戦錬磨の戦士であるUに対してこの戦術はまるで通用しないのだった………
次回「姿を消す男、白髪剣士の観察眼」