Uはステルを相手に後一歩まで追い込む様子を見せる。だが直後にミディアの父が現れた事で勝負は中断。U達は事情を説明する事となったのだった………
ミディアの父の案内で屋敷へとやってきたU達は、大広間に通された。そして………
「改めて………私はスドラガ=フラウ。名前の通り………ミディアの父だ」
ミディアの父ことスドラガ=フラウはこの時にU達へ自らの名を名乗った。
「………それで、君達は………えっと、Uくん達………失礼、名前の発音まで一緒とは思わなんだ」
スドラガはUとユウの発音が全く同じである為慣れない様子を見せていた。
「それは僕だって同じ事だ………でも彼と直接対面して分かった。僕と彼は別人だ………それに、彼は狂気に取り憑かれてしまっている………アンタも一目見たら嫌でも分かる事だろうよ」
U自身も慣れていないとぼやきつつ、あくまで自身とユウは別人であるという事を明確に突きつけた。
「………まあそれはそれとして………君達はどうして旅をしているんだい?」
スドラガは首を傾げつつもU達の目的を問いかける。
「旅自体は成り行きというか、七不思議を追いかけているようなものさ。しかし………その結果人間にも魔族にも巻き込まれているのが現状だ………アンタが味方か敵次第でここの話も変わってくる」
Uは旅の目的を語りつつも、スドラガが敵かを問いかける。
「そうだね………私も君が敵だと困ると言っておこうか………私の自慢の秘書がここまで歯が立たないとなると私とて困る」
スドラガ本人はUを敵だと困る事情を語った。
「偉く正直だな」
Uはスドラガの様子に首を傾げる。
「私にも事情があるんだよ」
スドラガはそう言って自身の事情を踏まえての言葉である事を語った。
「そうか………」
Uは少し考え込む様子を見せると………
「アンタの内心は大いに察せられる………僕もアンタとは戦いたくない。それに………ミディアを連れ回してしまう事でこの子を反逆者にもしたくない」
そう言ってミディアを気遣う言葉をかけた。
「ちょっと待って。それどういう意味………!?」
ミディアはUの言葉に苛立つような言葉を見せたが………
「言葉の通りさ。君をこんな事に巻き込んだ事、こう見えてもかなり申し訳無く思ってる」
Uはこの時に心の内を語った。彼の表情は何か陰謀を企んでいるものなどではなく、純粋に申し訳なさそうなものであったが………
「………今更そんな事、聞きたくない………!!」
ミディアはそう言ってその場を立ち去ってしまった。
「ミディア………!」
Uは動揺の声を漏らしたが、ミディアは聞く耳を持たなかった………
Uはミディアの父スドラガとの対話で彼との対立を避けようとする様子を見せる。そんな中でミディアはUの気遣いを快く思わない様子を見せた。果たして、Uの気遣いはミディアにとって不要とも言えるものなのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
屋敷の外に出たミディアは1人、Uの言葉が渦巻き悩んでいた。そんな中、ミディアの前に魔族軍が襲来する。それを率いる人物はまたしても魔族軍の幹部クラスの人物だった………
次回「ミディアの困惑、新たな魔族の出現」