幻想異次元冒険記   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
U達が加勢した事で不利の状況から一転して反撃状況となる。しかし、そんな中でもミディアはUの言葉が渦巻いて動けずにおり、Uもそんな彼女の様子に耳を傾けていたのだった………


第68話 Uの助言、2つの選択肢

Uがメスフィアとの激闘を繰り広げる中、Uはミディアに視線を向けると………

 

「………ミディア。ハッキリと言おう、今の君には2つの道が示されている………」

 

Uは突如としてミディアに声をかけ始める。

 

「2つの道………どういう意味よ?」

 

ミディアはUの言葉に首を傾げる。

 

「まず1つ目はこのまま僕達に任せて安全の世界にいるか………そしてもう1つは………死と隣り合わせで僕を追いかけるか………」

 

Uはミディアに対し2つの道を示した。それを聞いたミディアは動揺の声を漏らすが………

 

「君が選べるのはこの2つだけだ………別に君がどちらを選ぼうと勝手だが………決めるのは君だ………決断しろ!!」

 

Uはミディアに対して答えを決めるよう促す。それを聞いたミディアは………

 

「………私は………」

 

最初こそ口篭る様子を見せていたが、Uのドラゴニックブレイカーによって斬られたメスフィアの蒼い血がミディアの頬に直撃した事から、ミディアの中で明確な変化が起きた。

 

「………口に出すのが怖かったから言えなかった………けど答えはもう決まっている………私は………私は貴方と共に行く!!」

 

ミディアはこの時に明確に答えを出した。その答えはUに付いていくものであり、Uも思わずフッと笑いを零す………するとその直後、Uの持つドラゴニックブレイカーの目が光り、追撃をかけようとしたUの手元から突如として離れた。

 

「おわっ!?」

 

これにはUも驚いていた。メスフィアはその隙を突くように手に持った槍での突きを狙うが、Uはノールックで槍の柄を掴んで攻撃を止めると、そのままメスフィアを蹴り返した。

 

「ぐあっ!?」

 

メスフィアは槍を手放される形で吹き飛ばされる。そしてドラゴニックブレイカーの方はミディアの方へと飛んで行き、彼女の手に握られる。しかし、ドラゴニックブレイカーは適正の無い者を滅ぼしかねないものであり、ミディアはその負荷に苦しめられる。

 

「うあああああっ!! ぐうっ………!!」

 

ミディアも最初こそ、その力に苦しんでいた。だが徐々に身体を蝕む力に抵抗していき………身体に竜の鱗を模した鎧が構築、彼女の身体に装着された。

 

「な、なんだ………!?」

 

それを見たメスフィアは動揺の声を漏らす。そして真子達もこの光景には驚きを隠せずにいた。そしてUはフッと笑いを零し………

 

「全く………この暴れ竜め………」

 

ドラゴニックブレイカーに対して呆れ混じりにそう呟くのだった………

 

 

 

Uの言葉を聞いたミディアの本心は定まり、遂に覚醒の時を迎えた。果たして、進化したミディアはその力を持って襲撃を避けられるのか………?

To Be Continued………




次回予告
ドラゴニックブレイカーの力によって、人を殺す事とは無縁に近かったミディアの能力は戦闘向けに覚醒した。これにより、メスフィアすら圧倒する強さを獲得するに至ったのだった………
次回「竜の覚醒、燃える花弁」
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