スドラガと個人的な協力関係を結ぶ事となったU達。そしてミディアは改めてUと協力関係を結び、Uはミディアと共に激闘を行う形となったのだった………
スドラガの屋敷を旅立ってから数日。U達は魔族軍の領土へ足を踏み入れていた。
「………ようやく右肩の傷が治ったな………」
そして、その旅の中でUの右肩の傷は回復しており、以前のように痛覚を感じる事無く腕を回せるようになっていた。
「相変わらず驚異的な回復力だね………」
真子はUの傷の治りの速さに驚く様子を見せていた。
「まあ………ね」
Uは俯いた様子とどこか震えた様子でそう呟いた。その様子を見ていたミディアとライガは首を傾げていたが………
「………待て」
Uは突如として足を止め、仲間達にも止まるように右手を横に伸ばす。
「………どうしたの?」
ミディアは首を傾げながら問いかける。
「………あのテントの数………多分集落だ………魔族の」
Uは目の前に魔族の集落がある事を語る。
「魔族の集落………でもここに入るのは大変そうだよね………また軍が関係している場所とかだったら問題だろうし………」
真子はこの状況において、魔族軍の関係地域であった際の問題を感じていた。
「………仕方無い、迂回しよう」
Uは仲間達が魔族の生活地域に入る事を嫌悪感を感じていた点から、迂回する事を考えた。だがその直後、集落の方からU達の姿を目にした魔族達が突如としてU達の前へ走ってきた。
「止まれ! お前達、何者だ!!」
その魔族達はU達に対して槍を向ける。
「やれやれ………またこれか………ん?」
Uは呆れるあまり嫌そうな声を漏らしたが、その際に魔族達の装備が軽装かつ、槍も簡素な物である事に目を向けていた。
「(装備が軍の物にしては安っぽすぎる………まさか………)」
Uは装備の簡素さから1つの考えを見せていた。そして………
「………お宅ら、その装備自作か? ………そうなると、魔族の軍隊とは違いそうだな」
Uは自分達を囲いこんだ魔族達に対して核心を突くようにそう問いかけた。
「っ………!?」
それを聞いた魔族達は分かりやすく動揺していた。
「やっぱりか」
それを聞いたUはそう呟くと………
「僕達も軍隊じゃない。そもそも人間と魔族の2グループがいる面子の時点で怪しんでくれ」
そう言って自分達も軍隊では無い事を語る。それを聞いた魔族達は動揺の声を漏らしながら槍を下ろすと………
「………すまなかった。つい防衛本能が働いてしまって………」
そう言って、自分達の行為について謝罪してきた。
「仕方の無い事さ」
Uはそう言って、魔族達の行動については特に咎めなかった。
「お詫びと言ってはなんだが………俺達の集落で休んでいくといい。見た感じ、長旅をしているようだしな」
魔族達はU達へのお詫びとして、U達を自分達の集落へと誘うのだった………
魔族領に足を踏み入れたU達は、軍とは関係が無い魔族の住民と一悶着起こるが、Uの言葉で互いに軍でない事から争いは止まり、すぐに解決した。そして、U達へ詫びを兼ねて自分達の集落へ誘う魔族達。この集落において、U達はまたしても激しい戦いへと巻き込まれてしまう事を、この時のU達はまだ知らなかったのであった………
To Be Continued………
次回予告
集落へやってきたU達は、集落の長と対面する事となった。彼等の行動について謝罪を受けつつ、U達は集落の長の勧めで休息を取る事となったのだった………
次回「誤解の氷解、集落が存在する意味」