集落で休息をとるU達の前に、同じく集落を訪れるユウ。この際に彼は集落の長と知り合いである事が明らかとなったのだった………
ユウと集落の長の対峙を前にし、U達は静観をする事となった。そして、集落の長はゆっくりとユウへ近付くと………
「ところで………お主、ここへ何をしに来た?」
そう言ってユウの狙いを問いかけた。
「爺さん、俺にとってアンタは長い付き合いの人間だ。だから宣言しに来たんだよ………俺は人間を滅ぼす、そのつもりだとな」
ユウは自身の目的を集落の長に向けて語った。
「何故じゃ? お主も人間だろうに………?」
集落の長はユウが人間を滅ぼそうとする理由か分からずにいた。それを聞いたユウは………
「人間は愚かだからさ。俺の大事な奥さんや子供を殺し、剰え戦争の口実にしてきやがった。俺にとってそれがどれだけ耐えられない事か、アンタなら分かるだろ爺さん。人間は愚かだ、だから俺が滅ぼしてやる」
そう言って、自身の身に起こった不幸から来た復讐心に駆り立てられるようにそう呟いた。
「………そうか。お主は変わったな」
それを聞いた集落の長は、彼が知るユウは既に過去のものとなっていた事実に直面する。だが次の瞬間、集落の長は彼から距離を取ると………
「悪いがワシはお主の考え方には賛同できん」
そう言ってユウとは相容れない事を突き付けた。
「………何故だ爺さん。アンタも人間は嫌いのはずだろ………?」
ユウは動揺した様子でそう問いかける。
「確かにワシは人間嫌いだ。しかし、殺し合って制するのは戦争をしている連中となんら変わらん。今のお主は憎んだ人間達を感情のままに襲っているだけだ………」
集落の長はユウの本質について、感情任せである事を突き付ける。それを聞いたユウは苛立つ様子を見せると………
「黙れ。アンタに俺の何が分かる?」
そう言って集落の長に対する苛立ちをぶつけた。
「分からんよ、ワシには………寧ろどうしてそこまでの状態になったのかを伺いたいものだ………」
だが集落の長は毅然とした様子でユウへ問いかけ返す。それを聞いたユウは舌を鳴らすと………
「………もういい、アンタに理解されようとした俺が馬鹿だった………最早アンタは俺の理解者では無い………!!」
そう言って身に付けていた剣を鞘から抜刀し、集落の長に向けて襲いかかる。
「っ………! 止めろ!!」
それを見たUは素早い動きで飛び出すと、右手でドラゴニックブレイカーを抜刀し、ユウの攻撃を受け止める。
「………! 貴様ぁぁぁ!!」
ユウは感情に身を任せるように苛立ちをUへ向けるのだった………
集落の長と対話をするユウだったが、集落の長にとって今のユウの気持ちなど分かる訳が無かった。そして苛立ちのままに襲いかかるユウと、それを止めるべく剣を手に取るU。これにより、同じ顔をした剣士の三度目の激突が始まったのだった………
To Be Continued………
次回予告
ユウは感情任せにUへ攻撃を仕掛け続けるが、Uは冷静さを崩さなかった。それでも自身の意思を曲げようとしない彼に対し、Uは彼を楽にすると言わんばかりに奥の手を解禁するのだった………
次回「止まらない負の闇、Uの奥の手」