幻想異次元冒険記   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ビゲストは悪足掻きを行う事によってミイルを吹き飛ばし、Uは彼女の救出へと動かざるを得なくなってしまった。そんな彼を嘲笑うビゲストだったが、それが真子の逆鱗に触れる事となり、真子はUの後を引き継いで強化形態へと変身するのであった………


第87話 怒りの氷少女、一方的な強さ

真子は氷の魔力から棒を生成すると、ビゲストの目に止まらない速さで彼の懐へ潜り込み、棒による打撃を叩きつけた。

 

「ぐあああっ!?」

 

これにより、ビゲストは大きく吹き飛ばされてしまった。ビゲストは何が起きたか分からない様子だったが、次の瞬間には真子が再び接近しており、真子は棒による連続打撃でビゲストを圧倒する。

 

「ぐっ!? ふざけるな………お前みたいな小娘如きに………俺が負けてたまるか!!」

 

ビゲストは真子の強さを前にそれが受け入れられず、反撃のパンチを放つ。しかし、真子は大きな氷の結晶を生み出し、ビゲストの攻撃を防いでしまった。

 

「………お父さんの事を嘲笑った事、後悔させてあげる………」

 

真子はそういうと、棒を振り回す事によってビゲストの腹部へ直撃させ、ビゲストをそのまま天高く打ち上げた。

 

「ぐあああああっ!? ば、馬鹿な………!? 有り得ん………俺を超える力を持った人間が何人もいるなんて有り得ない! あっていい訳がない!!」

 

ビゲストは自身を圧倒する人間が複数人いる事を信じられない様子だった。だが、真子にとってそんな事はどうでもよく………

 

「………そうやってずっと言っているといいよ、人の強さを認められない愚かな自分の事を自覚出来ないまま………永遠に苦しむ事だね………!!」

 

真子はそう言うと、自身の身体から膨大な魔力を放出し、無数の冷気を纏った棒を生成。そして………

 

「………{ブリザードエクスプロージョン}!!」

 

その全てを空中にいるビゲストに向けて飛ばす。冷気を纏った棒は全てビゲストの身体を貫通すると共に、ビゲストの身体は途端に凍結。そのままビゲストの身体は骨すら残さず爆散した。

 

「………貴方の敗因は2つ。1つは自分より強い相手に対する対策を取らなかった事、もう1つは………私のお父さんを馬鹿にした事だよ………」

 

真子は変身を解除すると共に、元の大人の姿に戻りながらそう呟いた。そして、真子の強さを目の当たりにしたギレスタは、Uに負けず劣らずの強さを持つ真子にも注目しており………

 

「(あの白髪の彼も凄かったが………その娘もかなりの実力者だ。何故子供の姿になるのか、鎧のようなものが形成されたかまでは分からんが………実に興味深い)」

 

彼女に対しても興味を抱いていたのだった………

 

 

 

Uの後を引き継いだ真子は、ビゲストを一方的に圧倒した後に撃破に追い込んだ。そして、この戦いはギレスタにとって、真子にも注目をするきっかけともなったのであった………

To Be Continued………




次回予告
一方、崖下に落ちたミイルは、Uのお陰で生存したものの、Uは落下時の怪我で気絶してしまっていた。そんな彼にまたしても生命を助けられたミイルは、彼に助けられてばかりの自身にもどかしさを感じていたのだった………
次回「2度目の恩、もどかしい無力感」
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