目的の為ならミイルすら手にかけようとするユウに対し、無慈悲な攻撃を続けるU。そして彼は、ユウを瀕死にまで追いやる上、彼をそのまま殺そうと考えていたのだった………
Uがユウを殺そうとする様子を見たミイルは思わず恐怖の声を漏らす。
「(どうして………どうしてあのお2人が殺し合いをしないといけないの………!? どうして………!?)」
ミイルにとって、Uとユウが殺し合う光景は恐怖でしか無かった。そしてそれは、Uがユウを殺そうとしている光景を見ても変わらなかった。だがそんな中、以前と同じような彗星のようなものが、Uの真横から接近してくる。
「ぐっ!? (あの感じ………この前のと同じか!!)」
Uは再び目にする光景を前に思わず距離を取る。彗星のようなものは一瞬ユウを掴む手が伸びると、そのまま逃亡を図ろうとする。
「逃がすか!!」
Uはそれを追いかけようとする。するとその直後、Uの腰に装備されたドラグニックブレイカーが一人でに飛来。そしてそのドラゴニックブレイカーのパーツが分解すると、バイクの形を組み上げると同時に巨大化。Uの目の前でドラゴンの意匠を持つマシンとなった。
「バイク………!? ………いや、この際原理はどうだっていい! 姫さん、乗れ!!」
Uはドラゴニックブレイカーのシートの下にあったヘルメットを取り出すと、これをミイルの頭に被せる。ミイルは何が起きたか分からない様子だったが、Uに連れられバイクへと乗る。Uもバイクに乗るとそのまま猛スピードで彗星のようなものへ接近。
「今度こそ逃がすものか………!!」
Uはそう呟くと共に、バイクのエンジンを強める。すると彼等の乗るバイクの炎は強まっていき、やがて彼等ごと包み込み、炎の竜を作り出していた。
「(この勢いのままぶつかる………!)………姫様、振り落とされるなよ!!」
Uはそのまま接近する事を選択。Uの言葉を聞いたミイルは動揺こそすれど、彼に身を委ねる形で身を寄り添わせる。
「{ドラゴニックエクスプロージョン}!!」
Uはバイクを彗星のようなものへ直撃させる。すると彗星のようなものは大きく吹き飛ばされ、地面に不時着する。それから少し経った頃、そこにはユウの姿と………水色の長い髪を持った女性の姿があった。だが、その顔にはUも見覚えがあった。
「っ………!? その顔は………春香のもの………!?」
それは、Uの妻である白宮春香にそっくりなものであった為だ。Uは目の前の光景が信じられない様子だったが、直後にその人物はその隙を突いて場から離脱した。
「ぐっ!? (逃げられた………!!)」
Uは逃亡をされた事に悔しがりつつも、目の前で何が起きているのか理解が追いつかない様子を見せていたのだった………
ユウを助けていた人物の正体は、Uの妻である春香にそっくりな人物であった。果たして、この人物は何者なのか、何故ユウを助ける行動をとるのであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ユウを取り逃した事に苛立ちながらも、ミイルの保護を最優先と決めたUは、真子達の元へ戻る事を決める。そんな中ミイルは、何故Uとユウは戦い合わなければならないのかを問いかけるのだった………
次回「ミイルの保護、殺し合いの意味」