ユウを連れて再び逃亡を図ろうとする謎の人物をドラゴニックブレイカーの力で追いかけるU。だが、そこでユウの協力者が春香そっくりの顔をしている事に気付き、動揺を隠せなかったのだった………
ユウ達を取り逃がした事に苛立つ様子を見せるU。だが、近くにミイルがいるのを目にしたUは………
「(………今は姫さんの保護が最優先か)」
そう考えてミイルの保護を優先し、近くのドラゴニックブレイカーのバイクが元の剣型に戻ると、それを腰の鞘に戻して彼女の傍に駆け寄る。
「大丈夫か、姫さん?」
Uはミイルに対して手を差しのべる。だがミイルの手は震えていた。
「………どうした、姫さん?」
Uはミイルの様子がおかしい事を悟ると、反射的にそう問いかける。
「………どうして。どうしてUさんとユウ様の2人が戦わなければならないのですか………!?」
ミイルが問いかけたのは、何故2人のユウの名を持つ者同士が戦う必要があるのかという疑問だった。
「………」
それを聞いたUは、無言の様子を見せていた。
「黙ってないで答えてください!!」
ミイルはUに対して答えを求める様子を見せる。Uは少し考える様子を見せると………
「………それはな、お互いに手を引けないからだ」
そう言って、自身の答えを返した。
「手を引けない………!?」
ミイルは動揺する様子を見せながら問いかける。
「僕はもう彼を殺すしかないと考えている。真子の悲痛の言葉を無視し、アンタさえ自分の為に手をかけようとした………もうそれは被害者の立場を笠にした加害者でしか無い」
Uはユウの事を殺すつもりである事を語った。それは、ユウがもう取り返しのつかない真似をしたことが関係していた。
「けれど………ユウ様は………!!」
ミイルは涙目になりながらUへ訴えかける様子を見せる。だがUは俯き、悲しそうな表情を見せると………
「分かってるよ、アンタの気持ちは。殺し合う事で生み出されるものは憎しみしかない。でも、僕達のルールの中ではそれが適用されない………いや、出来ないの間違いかな………取り敢えずユウの方も僕を殺す事を決して諦めはしないだろう。出来ればアンタの気持ちに沿ってあげたいけど………僕はもう引き返せない」
そう言って、ミイルの事をお姫様抱っこする。
「………悪いが話はここまでだ。一旦真子達と合流する」
Uはそれと同時に話を打ち切り、ミイルを抱えたまま大きくその場から跳躍する。ミイルはUの人間離れした跳躍力に驚かされており………
「(す、凄い跳躍力………ユウ様と一緒の時にはこんな事は無かった………!!)」
ユウの時ですらそのような経験は無かったと心の中で感じていたのだった………
Uとユウが殺し合う事に疑問を抱くミイル。しかし、Uにとってもユウにとっても、彼等が戦い合う事は宿命と感じていた。果たして、Uとユウの対決は如何にして決着のときを迎えるのであろうか………!?
To Be Continued………
次回予告
真子達の元へ戻ったUは、ミイルを助けたお礼をギレスタから伝えられる。そして、ギレスタはU達に対して、自分達がこれからやろうとしている思惑をお礼として語り始めるのだった………
次回「姫救出のお礼、ギレスタの思惑」