ミイルを助けたUは真子達の元へ帰還。ギレスタはそんな彼を見込み、自身の思惑をUへ語った。それを聞いたUにはあまり得の無い話と理解しつつも、複雑な感情からギレスタに手を貸す事を了承するのだった………
ギレスタの思惑を了承したU。それを聞いたギレスタは嬉しそうな様子を見せると………
「感謝する」
ギレスタはそう言って、Uに感謝の言葉を語った。
「………それより一旦姫さんを降ろしていいか?」
それに対してUは、未だ自身が抱えているミイルを降ろす事を語る。
「………それもそうだな。殿下、よろしいでしょうか?」
ギレスタはUの状況を思い返し、ミイルに了承を求める。
「っ………!」
しかし、ミイルはUの服を掴むばかりで離れようとしなかった。
「おい、姫さん………?」
Uは首を傾げながらミイルに問いかけるが、ミイルは離れようとしなかった。
「………ダメだ、どうすればいい公爵?」
Uはミイルが離れてくれない事に頭を悩ませ、ギレスタへ助けを求めた。
「………仕方あるまい、そのまま君が抱えてあげて欲しい」
だがギレスタはUに預けたままの方が都合がいいのを察知し、そのまま彼に抱えるよう依頼する。
「………どうしてこうなる」
Uは溜息を漏らすようにそう呟く。だがミイルの顔を目にすると、Uは心の中で複雑な心境を感じていた。
「………分かったよ、このままでいいか姫様?」
Uは折れる形でミイルを抱いたままで良いか問いかける。それを聞いたミイルは嬉しそうな表情で頷いた。
「今回だけだぞ………」
Uは呆れた様子でそう呟いた。真子はUが辟易としている様子に首を傾げており………
「珍しいね、お父さんが折れるなんて」
思わずUに対してそう問いかける程だった。
「なんだかな………さっきから調子が狂う」
Uは頭を悩ますようにそう呟いた。
「お父さんならもう少しぐずると思っていたんだけど………」
真子はUがあっさりと折れた事に首を傾げ、思わずそう呟いた。
「お前は父さんをなんだと思ってるんだ」
Uは真子に罵倒とも取れる言葉を言われた為に思わず不貞腐れながらそうボヤいた。
「………お2人とも仲がよろしいのですね」
だが、2人のどこか微笑ましい会話に対してミイルは思わずそう呟いた。それを聞いたUは………
「………まあな」
思わず照れながらそう呟いた。それを聞いたミイルは………
「………私、お2人のような関係のお友達がおらず………羨ましいです………」
心の中でU達の関係を羨ましがっていた。それを聞いたUは………
「………別に軽口くらいなら好きに叩いてくれよ。余っ程なら気にしないから」
ミイルを励ますようにそう呟いた。それを聞いたミイルは驚く様子を見せていたが、少しして嬉しそうな表情を見せた。Uがミイルを気にかける言葉をかけた事に、近くで様子を見ていた真子は………
「(お父さんがらしくない………前の時や崖下に落ちていた時にこのお姫様と何かあったのかな………?)」
Uの様子に思わずそう問いかけるのだった………
ミイルの様子がおかしい事に対し、折れる場面の多いU。そんな彼の様子は真子に疑問を与えていた。果たして、Uの中でミイルに対する印象へどのような状況が起きているのであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
会話を続ける中で、ギレスタが目指していた城下町へ到着するU達。そこはギレスタが治める領土、フィーズ公爵領へと到着するのだった………
次回「目的地到達、公爵の治める地」