ギレスタの治めるフィーズ公爵領へ到着したU達。そこでU達は改めてギレスタの思惑と彼に手を貸す事を約束したが、U自身はあくまでギレスタの為では無い事を突き付けるのであった………
ギレスタとの対話から数十分経ち、U達は貸し与えられた部屋へ案内された。
「部屋は2室………寝床とかは男女に分けて使うか」
U達に貸し与えられた部屋は2室であり、それを見たUは男女に分けて使う事を提案する。
「それがいいかもね」
真子はそれに頷き、片方の部屋をUとライガで、もう片方の部屋を真子とミディアで使う話となった。
「………けれど、ここまで来てフィーズ公爵に噛み付けるUも大したものよね………私なら出来ないわよ」
そんな中、ミディアはUがギレスタ相手に臆せず、自身の意見をはっきりと述べる姿勢に思わず感心していた。
「ちょっとな………別にあの公爵を信用した訳じゃない。でもバーニンには借りがあるし………姫さんの事も気にかかる。あまりこの戦争の連中に肩入れするのは良くないと思ってるし、一向に手がかりが見つからない真子の身体に起きた変化もそろそろ進展が欲しい。寄り道は程々にしたいものだ………」
Uはギレスタへの不信感、以前自身すら手玉に取ってきたバーニンへの借り、ミイルの心配、そして真子の身体に起こった子供化の現象など、目まぐるしく変化する事態から、あまり今回の件に巻き込まれる事を煩わしく思っていた。
「(………それにユウを助けたあの春香そっくりの女性も………いったい何者なんだ………?)」
それと同時に心の中では先程ユウを助けていた、Uの妻と顔が瓜二つの謎の女性………疑問ばかりが増えていく事態にUが頭を悩ませる中、突如として扉からノック音が聞こえると、Uは扉の方に向かう。
「………誰だ?」
Uは思わずそうボヤきながら扉を開ける。するとそこにはミイル王女とギレスタがいた。
「姫さん………と、公爵? 何をしに来た………?」
Uは自身が疑いを持つ人物と気にかけている人物が同時に現れた事態に思わず身構える。
「殿下の居住空間を探していたのだが………もし良ければ君達に殿下を預けてみようと思っていてな」
そんな彼に対してギレスタが語ったのは、ミイルの居住空間をU達の元にしようという話だった。
「………正気か?」
そんな彼に対して、U達は少しの硬直の後、Uはそう問いかけた。
「殿下のご希望でね」
だがギレスタはミイル自身の意思による話であると語った。それを聞いたUは思わず小さな声を漏らし………
「(一体何の冗談だ………?)」
これを思わず冗談と感じていたのであった………
ギレスタに対して疑いを隠せない中で彼から依頼されたミイルとの同居依頼。Uにとって想定外であった彼等の行動には、果たしてどのような意図が隠れているのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ギレスタ側の要人をU達に預けるという正気を疑う行動に思わず動揺と疑いを強めるU達。しかし、これにはミイル本人の確かな想いが隠れていたのだった………
次回「疑念の行動、ミイルの意思」