第7宇宙と対を成す宇宙である第6宇宙。その宇宙は『挑戦の宇宙』と呼ばれており、破壊神シャンパと付き人ヴァドス、界王神フワがトップとして管理する宇宙だ。
第6宇宙の住人は第7宇宙と対となるような存在が多く、サイヤ人やフリーザ一族、ナメック星人も存在する。
但し、この世界線の第6宇宙は、第7宇宙と大きく異なる歴史を歩んでいた。
第7宇宙では『魔人ブウ』と呼ばれる存在で、大魔女マーバが魔術師ビビディに頼まれて生み出し、彼女曰く「偶然の産物」で強すぎる故に制御が効かない失敗作との事。
第6宇宙でも、魔人ブウに値する存在が誕生した。但し、宇宙を守る純粋で優しく、正義感のある、明るく無邪気なピンクが基調の女の子として。
その名は『カービィ』。第6宇宙の星の戦士にして、この世界ではない別の人間の魂が転生した、転生者でもあった。
但し、元のピンク玉の姿と、人間の女の子の見た目の二つになれる存在として。
―――――――――――――――――――――――
この世界に転生してから、どれくらいの時が経っただろう。
僕はこの世界に産まれ落ちて、この世界について多く知った。この世界は、ドラゴンボールと星のカービィが融合したような世界だ。
目覚めた時に僕は星に、正確にはワープスターに乗ってポップスターに降り立ち、其処でデデデ大王とその軍勢と戦った。春風と共に私はプププランドを駆け抜けて、プププランドの皆のご飯を取り戻した。
↑はどちらも僕だよ。左のピンク玉形態も右の擬人化も、強さも能力も大した違いは無い。ピンク玉形態は小さくなるけどホバリングが出来る。対して擬人化形態は大きくなるけどホバリングが出来なくなる。これくらいしか違いは無い。人の姿も割と便利だし気に入っている。
それから、デデデ大王は僕に負けないよう強くなって来て、毎度毎度僕と闘う。その時に僕は新たな力『コピー能力』を手に入れて、一度得た能力は何度でも使えるようになった。
それから、プププランドの皆が夢を見れなくなった事件が起きた。夢の泉からスターロッドを抜いてバラバラにしたデデデ達の仕業だった。協力関係にあったメタナイトを倒して聞いたけど、あれは悪夢の化身であるナイトメアを封じ込める為だった。それから僕は、夢の泉に居るデデデを倒した後に詳細を詳しく聞いて、それで僕はナイトメアを倒す事を約束した。それを聞いたデデデは約束を守るよう僕に釘を差し、元に戻したスターロッドを夢の泉に突き刺した。
ナイトメアは復活し、この世界に悪夢を振り撒こうとした。僕はスターロッドを手にして闘い、ナイトメアを倒した。そして夢の泉にスターロッドを戻して、皆が再び夢を見れるようになった。
それからダイナブレイドがプププランド中から食べ物を奪う事件が起きたけど、僕は新しく手に入れた『ヘルパー』によって友達と共に闘い、勝利した。でもダイナブレイドは、子供達の為に食べ物を集めてたから、ウィスピーウッズに頼んでリンゴを分けてもらった。それから私はピンク玉になってホバリングをする事で、ダイナブレイドの子供達に飛び方を教えた。それから、ダイナブレイドは子供達と共に夕焼けの空へ飛び去っていった。
その後、メタナイトが戦艦ハルバードに乗ってポップスターの侵略を謀った。お昼寝や皆とご飯を食べたり、のんびりする毎日を守る為に僕は戦った。ハルバードには何度も撃ち落とされたけど、ダイナブレイドのお陰で乗り込めた。ハルバードを破壊して、メタナイトも倒した。
それから、ポップスターの太陽と月が喧嘩した。其処に現れたピエロ風な女の子『マルク』曰く、ギャラクティック・ノヴァを呼び出して願いを叶える事を提案された。でもそれはマルクの罠で、7つの星を巡って集めた星の力で呼び出したギャラクティック・ノヴァに、マルクは『ポップスターをボクのモノにしたいのサ!』と願った。僕はギャラクティック・ノヴァを破壊し、マルクと激闘の末に倒した。でも、マルクはノヴァの力を取り込んで暴走。宇宙の危機だったけど、僕はマルクに勝利した。
その時、僕は破壊神シャンパと天使のヴァドスに出会い、マルクを倒した功績を認められた。マルクはサダラ防衛隊に連行されたけど、僕はマルクに『また友達になろう』って約束した。マルクは驚いた顔をしていたよ。ホントにまた友達になりたいのに。でもマルク、なんか怖い顔してたけど、嫌だったのかな………でも笑ってたよね?まあ、マルクは基本笑ってるけど。
それから、ポップスターに禍々しいダークマターって奴等が攻め込んできた。その時にプププランドの住人である大きなハムスターのリック、青いマンボウのカイン、空飛ぶ鳥のクーのドリームフレンズの力を借りて、『虹のしずく』を集めて、操られたデデデを倒して救った。その後、虹のしずくの力で生まれた虹の剣を使い、黒幕のダークマターと対決。勝利してポップスターを救った。
その後、ダークマター族の黒幕であるゼロとも闘い、勝利してポップスターを救った。その時にサムス・アランって綺麗な女性と出会い、試合をしたけど全く勝てなかった。もっと強くなる為に鍛えてもらい、サムスお姉ちゃんは賞金稼ぎの為に宇宙へ帰って行った。その時、ダークマター族のグーイと出会ったけど、グーイはダークマター族を裏切ってポップスターに移住し、ダークマター族と共に闘ってくれた。僕の友達になってくれたし、ホントに嬉しい。
その後、僕等は妖精の住む『リップルスター』とポップスターを巡って、妖精達の宝物であるクリスタル集めの旅に出た。その時に人間の女の子にして画家を目指す『アドレーヌ』と妖精の『リボン』と出会う。アドレーヌはプププランドに来て、住人として住むようになった。アドレーヌはね、ペイントローラーみたいに描いた絵を実体化出来る。その能力をコピーして、僕も『アーティスト』って能力を手に入れた。
それから数ヶ月後。僕は美味しいケーキを作って食べようとしたら、素早く誰かに取られた。最初はデデデかと思ってぶちのめしたけど、冤罪だった。その後、ドロッチェ団と呼ばれる義賊達と闘ったけど、思ったより苦戦した。特にクラッコみたいなメカやドロッチェが強かったなぁ。彼等がケーキを盗んだと思ったけど、宝箱から出て来たのはダークマター族みたいに嫌で禍々しいものだった。ドロッチェが真っ黒に染まった時、ドロッチェ団の皆がドロッチェを助けて欲しいと願ってきた。スピン、ストロン、ドク、チューリン達が願ってきた時、僕は引き受けた。
ドロッチェを倒した後、彼からトリプルスターを借りて、彼に取り憑いていたダークゼロと闘った。でも、なんか弱かった。拍子抜けどころじゃなかったね。
それからドロッチェ団が、お詫びとしてケーキをご馳走してくれたんだ。ケーキをご馳走してくれてありがとう。
その後、僕等は暫く平和に過ごしていたんだけど、空から時空の穴が開いて、帆船ローアが現れてプププランドに墜落した。墜落したローアの中には、魔術師の女の子『マホロア』が居た。↓がマホロアだよ。
壊れたローアを直したいと『マホロア』が頼んできて、僕やデデデ、メタナイトやバンダナワドルディの四人でローアのパーツ集めの旅に出た。その間に色々とマホロアと話したり、ゲームをしたりして楽しんだ。ローアが直った後、彼女の手で故郷のハルカンドラに旅立った。其処でランディアっていう4つの頭を持つドラゴンと闘った。4体に分裂したけど、激闘の末にランディアを倒した。
でも、マホロアは僕等を騙していた。ランディアが倒れた後、マホロアはランディアが身に着けていた冠『マスタークラウン』を被り、異形の姿へ変貌した。そして、全宇宙を支配しようとした。僕は驚いたけど、マホロアを止める為にランディア達と共に闘った。マホロアはマスタークラウンに飲み込まれて異形の化け物になったけど、死闘の末に倒した。でも僕は、マホロアが全ての宇宙を支配しようとしているようには思えなかった。
あの後、シャンパやヴァドスが調べてくれたんだけど、マスタークラウンは被った人の心の闇を支配し、無限の力を齎すらしい。異空間でマホロアは修行をして、マスタークラウンを自分の手で破壊したみたい。良かった。また会えたら、もう一度友達になるからね。
それから数年後に、ポップスターが次々と絵画に変わって、僕は球体に変えられて身動きが取れなくなった。黒幕は、かつて省みられる事が無かった名も無き絵に怨恨が溜まり、現実世界の存在に嫉妬する魔女ドロシアの仕業だった。更に、色を奪われて死にそうになって、もう駄目だと思った。でも、鉛筆みたいな女の子『エリーヌ』のお陰で色を取り戻し、ドロシアと敵対しているクレイシアと闘った。エリーヌの助けも借りても、球体のまま闘うのは骨が折れた。でも、クレイシアとドロシアを倒し、その後にソウル化したドロシアも倒し、僕は本来の姿と力を取り戻した。
でも、クレイシアは操られていただけで、本当の黒幕はいろんな色を練りこませた雲のような姿をし、赤いサングラスをかけ口には目玉がギョロリと覗いている『ダーククラフター』という怪物だった。エリーヌと、復活したアドレーヌが共に描いた合作ロケットに乗って、僕はダーククラフターと闘い、勝利した。皆とパーティーを開いて、美味しいものを食べ合ったりした。
その数ヶ月後、ポップスターが機械の世界で構成された世界へ変えられてしまった。その犯人は、宇宙規模の巨大侵略企業『ハルトマンワークスカンパニー』の社長『ハルトマン』だった。其処で僕は、サムスお姉ちゃんやサダラ防衛隊隊長のレンソウお兄さんと再会して、ハルトマンの野望を阻止する為の冒険に出た。球体の船体に5本足が生えた超大型宇宙船『アクシス アークス』に乗り込み、其処で秘書のスージーと闘った。でもスージーは、ハルトマンの隙をずっと伺ってたみたい。ハルトマンから『星の夢』という兵器のデータを奪ったけど、結果的に最悪な形となってしまった。僕はロボボの力でメタナイトの戦艦ハルバードと融合し、星の夢を倒す事に成功。
スージーから、どうしてハルトマンを襲ったのかを聞いた。本当の理由を聞いた時、僕は切ない思いになった。レンソウお兄さんやサムスお姉ちゃんも同じで、スージーは本当に哀しい存在だった。でも罪は罪だから、償わなくてはならない。サダラ防衛隊、銀河パトロール隊に社員共々連行されて、暫くは拘留されるみたい。また会おうね、って僕はスージーに告げた。スージーは小声で「うん」って言ってくれた。
それから、鏡の世界を巡ったり、ワールドツリーを止める為に浮遊大陸『フロラルド』を旅したり、マホロアと再会したり、10人にバラバラにされてピンチになったり、ポップスターが毛糸の世界に変えられたりと、色んな冒険をして来た。色々と旅をした。何度も死にかけたり、追い詰められたり、利用されたりしたけど、皆のお陰で助かったし、何度も助けられた。
それから、僕は『フレンズハート』の力を得て、宇宙中を巡って沢山友達が出来た。サムスお姉ちゃんも力を貸してくれたし、サダラ防衛隊の皆も力を貸してくれて、殺し屋さんのヒットさんが仕事で黒幕の暗殺に来て、マルクとスージーが保釈の身で僕を助けてくれて、マホロアもまたやり直したいと言って僕と闘ってくれた。皆と冒険して、皆を苦しめる『ジャマハート』を浄化しながら進み続けた。三魔官の『ザン・パルルティザーヌ』『フラン・ルージュ』『フラン・キッス』と闘い、黒幕の『ハイネス』も倒した。その後に現れた破神エンデ・ニルと闘った。皆の力でエンデ・ニルを倒したけど、その後に不思議な空間に皆と迷い込んだ。フレンズハートを集め、皆と冒険していくと、再びエンデ・ニルと闘った。その後、ニルは新たな姿を得た。それは、擬人化した僕の姿だった。僕はニルと一対一で闘い、追い込まれながらも勝利した。でもニルは、笑顔で消えながら僕に言ったんだ。『また会おう、お姉ちゃん』って。
お姉ちゃん……かぁ。
また、会えると良いね。そしたら界王神のフワが、閻魔大王に頼んだらしい。ニルを転生させてくれるんだって。彼女はまだ悪いことはしてないし、特別に転生させてくれるそうだ。
そんな日を楽しみにしながら、日々を過ごしていると、ポップスターの空に星型の穴が開き、僕等は吸い込まれた。其処で僕が見たのは、前世で忘れかけていた地球と同じ景色だが、全てが荒廃した文明だった。其処が第6宇宙の地球とは知らずに、僕等はその惑星を『新世界』と呼んだ。僕等は其処でビースト軍団に出会い、闘いの果てにビースト軍団と分かりあい、新しい友達『エフィリン』に出会う。エフィリンは、この星で眠っていた『エフィリス』というモンスターの片割れであり、博愛の化身だとの事。
ビースト軍団を倒し、エフィリスと激闘の末に倒したけど、奴は最後の力でポップスターと新世界をぶつけようとした。其処で僕は新世界で得た新たな力『ほおばり』によって、モンスタートラックを取り込んで突撃。エフィリンの力も借りて漸く倒した。その後、異空間を旅してビースト軍団のボス『レオン・フォルガ』と再び闘い、レオンの身体から出て来た『ソウル・フォルガ』を追い出した。闘うのかと思いきや、その時に赤い蝶が現れて『ソウル・フォルガ』に取り憑き、新たな敵『バルフレイナイト』となった。その力は圧倒的だったが、ビースト軍団を率いたデデデの力と、バンダナワドルディ、そしてエフィリンの力を借りて、漸く倒した。激闘の果てにバルフレイナイトを倒し、レオンも救い出した。ビースト軍団とこうしてわかり合い、今では皆が友達である。
その後も新たな世界で冒険を行い、操られたビースト軍団と闘って正気に戻した。その世界でエフィリスそっくりな強敵『ジェネル・メフィリス』と闘った。強敵だったけど、勝利した。
長い事話してごめんね。
此処からは僕の語り部から、第6宇宙での僕等のストーリーになるよ。
この僕、『星のカービィ』が、第6、第7宇宙を巡る、冒険の物語。デデデ大王、メタナイト、バンダナワドルディ、マホロア、皆も含めた大冒険だよ。
とまあ、色々言ってるけど、僕等の日常生活を見せたり、レースしたり、バラエティを楽しんだり、闘ったりする、そんな小説だよ。
―――――――――――――――――――――――
草原を歩くカービィ。気持ち良いそよ風を浴び、ピンク色の髪が揺れる。
カービィ「ふぅ……さて、お昼寝ターイム」
カービィは花畑に横になる。そのまま心地良い日差しを浴びながら寝ようとした。
マホロア「ヤア!カービィ!」
画像はイメージである。
マホロアが歩いて来た。手に星を手にしており、空中を浮遊しながら降りてきた。カービィは上半身を起こしながら、マホロア
カービィ「マホロア、どうしたの?」
マホロア「聞いてヨ!ボクのテーマパークが、まもなく完成するんダヨ!完成したらカービィを招待するからネ!」
カービィ「凄いね!僕、マホロアのテーマパーク、楽しみにしてるからね!」
マホロア「ウン!それと………あの時、ゴメン……君にそんな事を言う資格は無いカモ……」
カービィ「マホロア」
カービィは立ち上がった後、彼女の頬に触れる。両手でマホロアの両頬に触れて、その目を見つめる。
マホロア「か、カービィ!?///」ドキドキ
カービィ「その事はもう良いよ。マホロアとこれからも仲良くして行きたい。だってマホロアは、僕の友達だもん!」
カービィは微笑みながらマホロアに嘘偽り無く告げた。
マホロア「モウ………でも、ありがとうカービィ。ボクのテーマパーク………クックックッ!楽しみにシテナヨォ!」
マホロアの頬から手を離すカービィ。マホロアは赤面しながらも、再びその場から浮いた後に別の場所に飛び去っていった。
カービィ「うん!待ってるよー!」
カービィはマホロアに向かって手を振る。
カービィはマホロアのテーマパークが出来る事を期待すると、突然その場に時空の穴が発生。その穴から、小さな可愛らしい生き物が現れた。
エフィリン「ヤッホー、カービィ!久し振り!」
カービィ「エフィリーン!」
カービィはエフィリンを抱き締める。お互いに抱き締めあった後、抱擁をカービィが解いた。
カービィ「新世界の方はどう?」
エフィリン「ビースト軍団と協力して、文明を上手く作り直してるよ。レオンが今まで迷惑を掛けてきた分、いっぱい頑張ってるんだ。ボクも、皆と協力して町を発展させてるんだよ」
カービィ「そっかぁ。レオン達も元気なんだね。僕もそっちに行ったら、町を案内してね」
エフィリン「勿論だよ。それじゃ、僕は行くね!」
エフィリンは手を振った後、空間の穴を通じて新世界へ帰って行った。カービィも手を振りながら見届けた。
カービィ「ふう」
カービィは木の下に座り込むと、そのまま木に背中を預けて眠りに入る。お昼寝は彼女の大好きな日課だ。
そのまま眠りに入ったカービィ。その隣では、デデデの部下であるワドルドゥ隊長が、部下のワドルディ達を引き連れて走っていた。
―――――――――――――――――――――――
デデデ城。プププランドを治める大王であるデデデの城であり、ポップスター1の大きさの建物である。
其処では、今日もデデデの部下のワドルディ達が忙しそうにしていた。
そして、其処にペンギンのような太った大王が現れた。彼がデデデ大王だ。
デデデ大王「しっかり働いてるじゃないか。サボっていたら罰金だぞ」
デデデ大王はワドルディ達にそう告げる。
デデデ大王「さて……今日もカービィに勝つ方法を練るか」
デデデ大王がワドルディ達の元を去ろうとした、その時だった。
???「陛下ー!」
部屋の扉が開き、カタツムリのような偉い男が入って来た。彼はエスカルゴン。デデデ大王の傍にいつも居る側近である。
エスカルゴン「お客様が来てるでゲス!」
デデデ大王「何ッ!?カービィがまたワシに冤罪を!?」
エスカルゴン「違うでゲス!シャンパ様とヴァドス様でゲス!」
デデデ大王「シャンパ様が?」
デデデ大王はエスカルゴンの案内を受けて、客間にやって来た。客間に入ると、シャンパとヴァドスが既に来ており、下座で座って待っていた。
シャンパ「よおデデデ!相変わらず真ん丸だな!」
ヴァドス「シャンパ様がおっしゃいますか?」
シャンパ「うるさい!」
デデデ大王「シャンパ様……わざわざポップスターまでどんなご用だ?ワシだって暇じゃないんだ。今日の執務も終えたとは言え、カービィを倒す為に特訓しなくてはならんのに」
デデデ大王は未だに、カービィに勝つ事を諦めては居ない。何度でも挑むつもりだ。
シャンパ「そんなお前を見込んでな。その事で話があんだよ」
デデデ大王「話?なんだそれは?」
エスカルゴン「なんか嫌な予感しか無いでゲス」
デデデ大王もエスカルゴンも、嫌な予感しかが頭を過っていた。シャンパの持ち掛ける話で碌な目に遭った試しがない。
シャンパ「あー……実はな。この前ビルスの奴と揉めてな。あっ、俺には双子の兄弟が居てよ。ビルスってんだ。この第6宇宙と対を成す第7宇宙の破壊神でよ。其処で俺はビルスの奴をびっくりさせようと美味いもん持ってきたんだが、向こうの地球って星ではもっと美味いもんが出来てたんだ。それでビルスの奴に地球無いのかと馬鹿にされたんだが……ここの地球って……まあハルカンドラが絡みまくってて厄介なもんしか無いだろ?復活させんのもアレだし……今は向こうに移住したワドルディ達とビースト軍団が新しく文明を作り直してるだろ?」
エスカルゴン「あー、確かにそうでゲス」
デデデ大王「もう、やめてくれんか……」
デデデ大王にとって、新世界……もとい地球には良い思い出はあまりない。ビースト軍団、というか真の黒幕によって操られてカービィ達に迷惑を掛けた事を、今も根に持ってるのだ。部下のワドルディ達は許してくれているが、未だに忘れる事は出来ない。
シャンパ「そこでよ、俺は第7、第6宇宙にそれぞれ散らばっている超ドラゴンボールっていう巨大な願い玉を賭けて、第7宇宙の強い連中と、第6宇宙で強い奴等で勝負する事にしたんだ。まあ所謂親善試合って奴だ。最も、ビルスの奴と仲良くなんざごめんだが」
エスカルゴン「むーりむーり。陛下じゃ勝てんでゲスぼっ!?」
デデデ大王「お前は少し黙れ!で、ワシ等の所に来たのは、まさかカービィ達にも参加しろと?」
ヴァドス「充分資格はあるかと。メタナイトさんはメタナイツの皆様と修行の旅に出たので、見つけるのに時間は掛かっております」
メタナイト達は放浪の旅に出て、修行の日々を続けている。行方はデデデ達も分からないが、今後も強くなって帰ってくるだろう。
デデデ大王「良いぞ。出てやる。カービィに使う筈だった最新装備を試したかった所だ!」
デデデ大王がそう言った途端、ヴァドスが口を挟む。
ヴァドス「あっ、因みに第7宇宙の孫悟空という方の頼みにより、武器の使用は禁止にしてほしいとの事です」
デデデ大王「何ー!?それではワシの装備が……いや、分かった!なんなら気でハンマーを作れば問題無いだろ?この身体一つで戦ってやるわい!」
エスカルゴン「大丈夫でゲスか?」
デデデ大王「ワシだってやる時はやるんだ!」
シャンパ「まあコピー能力も制限されるしな。其処は吟味しろよ」
デデデ大王がエスカルゴンにそう叫ぶ。実際、カービィ達の窮地も救ってるので、エスカルゴンも文句は無かった。
シャンパ「兎に角デデデが出るなら良かった!こっちでも5人は揃えてんだ!第6宇宙の力、見せてやろうじゃねえか!」
ヴァドス「デデデさんは決まりですね。後はカービィさんが参加してくだされば、残りは1人。宛はありますか?」
エスカルゴン「そりゃまあ、沢山居るでゲス。メタナイトもそうだけど、タランザにマホロア、許せるんならスージー秘書やマルク、最近城に住んだアドレーヌやリップルスターのリボンちゃん、ドロッチェも居るでゲス。あっ!それならサムス・アランが居た筈でゲス!サムスなら戦力として充分な筈でゲス!」
ヴァドス「残念ながら、サムスさんもメトロイド関連の任務で別次元に赴いているので、今は連絡が取れません。マルクやスージーさんは拘留中な上に何をしでかすかは分かりませんからね」
エスカルゴン「なら、ポップスターに居るマホロアにするでゲス。彼奴は嘘つきでゲスが、実力は本物でゲス」
デデデ大王「よし、ワドルディ達を呼べ!マホロア、カービィを呼んで準備に入るぞ!」
こうして、第7宇宙と第6宇宙の親善試合に向けたメンバーが集まりだした。
カービィ「良いよ!僕も第7宇宙と戦ってみたい!」
マホロア「良いヨー。遊園地建設にも目処が立って来たシネ」
カービィとマホロアも、親善試合に同意した。
これから始まる闘いに、大きな期待を寄せるカービィ達であった。
ED『カービィ!』