マホロアと17号との試合は、互いに牽制し合う戦いとなっていた。マホロアは策を張るが、17号はマホロアの策に機転を利かせて乗り切った後、マホロアに攻撃を仕掛けていく。
その戦いは時間にして5分間の出来事だったが、5分が過ぎた頃に決着が付き始める。
マホロア「ホラ、ボクはこっちダヨォ!」
17号「教えるような奴じゃないだろうな」
17号はマホロアが背後から来る、と見せかけて正面から来ると読んで、マホロアの拳を叩いて弾き飛ばした。
マホロアは魔力弾を放って17号を牽制しようとするが、17号は両手を合わせて気弾をミサイルのように放つ。マホロアはシールドを出して気弾を防ぐ。
17号「っ!!」
17号の足元から魔法陣が展開され、其処からマホロア砲が放たれた。
マホロア「アレ?」
マホロアは光線が切れた後、17号がバリアーで全身を包んで身を護ったのを見た。
17号「危なかったな。今のが直撃してたらやられていたぞ」
17号の機転の良さにマホロアは感心する。
マホロア「ブラボー、ブラボー。流石は第7宇宙だネェ。ボクの策を何度モ見抜くなんてネ」
17号「お前もな。だが、俺もお前のやり方は見抜いた。決着をつけさせてもらう」
マホロアは17号の目を睨んだ瞬間、17号の姿が消える。
すると、背後に17号が回り込んでいた。マホロアはやはりと手に持っていたリンゴ型のボムを生み出し、爆破させようとする。しかし、それより速く17号の蹴りがマホロアの手に当たる。ボムが叩き落されて、マホロアに隙が出来る。
17号「『超電圧爆裂斬』!!」
胸の前で両腕の掌側を外に向けた状態でクロスして、凄まじい電圧のエネルギーを両手に溜めてから、渦を巻くように相手に浴びせる。マホロアは魔術を駆使して星型のシールドを張るが、一気にピースが削られてしまい、そのまま電圧のエネルギーに吹き飛ばされてしまった。
そして、場外に叩き出される。
17号「まっ、中々楽しめたぜ」
こうして、マホロアと17号の戦いは、17号の勝利となった。
その後、17号はヒットと対戦。しかし、ヒットの時飛ばしによる時間を飛ばしてくる攻撃に対応が追い付かず、敗北してしまう。
続けて、孫悟空とヒットの戦いに入る。ヒットと孫悟空の対決は苛烈を極め、これまでの戦いで誰よりも何よりも激しく戦った。
ヒットも成長して悟空もピンチになるが、悟空は超サイヤ人ブルーに加えて界王拳も使用するという、大きなリスクのある技を使い、ヒットを激闘の末に倒した。
シャンパ「マジかよぉ!?ヒットまでやられちまった!!」
ヴァドス「オホホッ。もう後が無いご様子で」
シャンパ「もうお前が最後の切り札だ!カービィ!!頼んだぞ!!」
カービィ「ハーイ☆!」
カービィは手を上げて、武舞台に降り立つ。第6宇宙側の観客席の顔が変わる。まるでカービィに期待しているかのようだ。
その頃、第7宇宙の控室でもカービィが最後に現れるのを見た。
チチ「あら?なんだか可愛い子が来ただ」
ブルマ「そうね!最後は楽勝ね孫君!」
ビーデル「ひょっとしたら、勝てるんじゃない?」
しかし、戦士達の反応は違う。
悟空「あんなに強えヒットより後になってるカービィっちゅー奴、気がものすげぇクリアだ。なんちゅーんだ?純粋っちゅー奴か?」
悟空は体を休めながら、気を本調子に戻していく。
ピッコロ「ああっ。見た目は弱そうに見えるが、気がこれまでの奴等とは何かが違う………」
ベジータ「奴等があの女を最後のメンバーにしたという事は、奴が一番強いという事だろ」
ピッコロ達に向かって、「ハーイ☆」と手を振るカービィ。
悟飯「お父さん。もしお父さんが負けたら……次はボクが戦います」
悟空「ああっ、次の試合、多分オラは負ける。でも、アイツがどんな戦い方をするか、ある程度は引き出してみせるさ。後はオメェに任せたぞ。悟飯」
そして、武舞台に降りた悟空。
実況『それでは、孫悟空選手対カービィ選手の試合を始めます!試合、開始!』
悟空は構える。カービィは構えを取らない。
構え方を知らないのか、それともカービィなりの構え方なのか、片足を後ろに僅かに引いた。そして、天真爛漫な笑顔から、悟空を睨む真剣な顔つきに変わる。
悟空「っ!なる程な……」
対峙して分かる。彼女は強い。
カービィ「ポヨ!」
カービィは走り出す。悟空はカービィの拳を迎え撃つ。互いの拳をぶつけ合った後、拳のラッシュを互いに放つ。
しかし、悟空は気付く。体の調子が出ない。
カービィ「あれ?動きが変だよ?」
カービィも気付く、悟空の異変。
悟空(気が乱れてやがる……!ブルーの界王拳の反動が!)
悟空はラッシュを受け続けるが、本調子ではない為にカービィに拳を躱され、頬から殴られて吹き飛ばされた。
悟空(ぐっ!)
悟空は床に手を付けてバク転をするが、着地した途端に踏み外したように崩れ落ちた。
カービィ「もうやめない?君、勝ち目なさそうだよ」
カービィからの言葉通りだ。この試合は負け戦だ。悟空本人も分かっている。
悟空「かもな………でも、せめてオメェの秘密を少しは明らかにしねぇとな!」
悟空は構える。超サイヤ人になろうとしているが、気が乱れて変身出来ない。
カービィ「ふーん。じゃ倒すか」
カービィは悟空に向かって歩く。その瞬間、カービィの全身が一瞬だけ輝き出し、カービィの姿が変化した。
ピンク色のビキニを身に着け、短パンに青いハチマキを身に纏った、別の服装へと変身していた。
悟空「なんだそりゃ!?」
カービィ「スープレックス」
カービィは油断した悟空の懐へ入り込み、その袖と胸ぐらを掴む。
そのまま悟空を掴んで真上に上げた後、地面へ叩きつける。
カービィ「『ボディスラム』」
地面に叩きつける。
そして、そのまま地面に押し倒した後に蹴りの連打を悟空の腹部に放ち続ける。
カービィ「『もうれつストンピング』」
カービィの蹴りが炸裂した後、悟空は蹴りによってダメージを受ける。そして、そのまま悟空に抱き着くように掴みかかり、そのまま体を後ろに倒して悟空を頭から叩き付けた。
カービィ「『バックドロップ』」
そして、悟空は床にうつ伏せになって気絶。カウントは10まで進んでも悟空は起き上がらず、カービィの勝利となった。
実況『カービィ選手勝利、お?』
カービィは悟空の前に立つと、その場で立つ。そして、片腕を上げた後にその場でなんと分裂した。
ベジータ「な、なんだ?」
ピッコロ「何をする気だ?」
第7宇宙側は警戒するが、次のカービィの行動に呆然とする。
カービィはなんと、その場で踊りだした。
その場で飛び跳ねを繰り返し、スライディングを左右に行い、ムーンウォークで移動し、その場で空中へ飛び上がった後に側転して決めポーズを行った。
カービィ「イェーイ!」
ビルス「な、なんだぁ!?何を踊ってやがるんだぁ!?」
シャンパ「分かんねぇのかビルス!これはカービィもといポップスターの奴等が行う、勝利のダンスだよ!」
ヴァドス「因みにカービィさんがこれをやる理由は、楽しいからです」
ウイス「おや、その様ですねぇ」
カービィは悟空を抱えると、そのままお腹を膨らませた後に両腕を羽ばたかせて第7宇宙のメンバーの元へ飛んできた。
そして、床に降り立った後に空気を吐き出し、お腹を元に戻す。
カービィ「はい!孫悟空!」
チチ「あっ、どうも……」
すると、カービィは悟空を仰向けに寝かせた後に懐から取り出したトマトを頬張った後に悟空の頬へ手を掴み……。
チチ「ちょっと待つだー!何をしようとしてんだべー!」
チチに止められた。
カービィ「口移しだよ。これで孫悟空を治してあげるね!」
カービィは汚れのない笑顔で答える。
ポップスターの住人は、口移しで食べ物を口移しで相手に移し、体力を回復させる。それをカービィはやろうとしてるだけなのだが、第7宇宙では普通ではないのだろうか?そう思ったカービィ。
カービィ「この方が早いのになぁ。まあ良いや。『ドクター』で治してあげるね!」
カービィは先程の医者の服装へ変身した後、悟空の体を診察した後に薬を注射で打ち、悟空の体をあっという間に治した。
カービィ「はい!治ったよ!次の試合で待ってるねー!」
カービィは元の姿に戻った後、武舞台へ跳んだ。着地した後に第7宇宙へ両手を振った。
悟飯「ぼ、僕……あの子と戦うんですか?どうしても?」
ビーデル「なんか、嵐みたいな子ね……」
ブルマ「でも、カプセルコーポレーションでもここまで出来る子は居ないわよ。こっちに来てくれないかしら〜?」
ベジータ「何を言うブルマ。第一に奴は第6宇宙の住人だ」
そして、悟飯の出番が来た。悟飯は武舞台に降り立ち、カービィを目の前にして彼女が強いと見抜いた。
悟飯(彼女………間違いなく父さんがさっきのブルー界王拳を使ったとしても、勝てたかどうか………恐らく、まだ力を隠してる………)
悟飯はカービィを相手に、自分が何処まで戦えるのか疑問を抱く。嘗て戦ったセルや魔人ブウ、そして地球に来たフリーザよりも遥かに強い。
カービィ「君、とっても強そうだね。悟飯だっけ?美味しそうな名前だよね!僕もご飯好きだよ!!」
悟飯「アハハ……よく言われるよ」
カービィ「でも………戦うなら倒すよ」
カービィの表情が真顔になる。悟飯はその瞬間に、カービィ相手に出し惜しみをしたら負けると確信した。
悟飯(この人、強い!)
父である悟空が警戒した通りだ。彼女はこれまでの選手で一番強い。
実況『それでは!孫悟飯選手対カービィ選手の試合を開始致します!始め!!』
ビルス「おい悟飯!!絶対に勝て!!」
ピッコロ「悟飯!!お前は自分が想像してる以上に強い!自分を信じて、力を解放するんだ!」
悟飯「はい!」
こうして始まる、悟飯対カービィ。無限の潜在能力を持つ者同士がぶつかり合った時、どんな戦いが生まれるだろうか。