ちゃんと他のも書いてます(小声)
とある昼下がり。
「やい、アジテイター! 今日こそボクと勝負してもらうぞ!」
「するわけねぇだろ、クソガキ。こちとら暇じゃあねぇんだ。テメェのために使ってやる時間なんぞありゃしねぇよ」
目の前で駄々をこねてわめくクソガキ。カフェテリアでまったりしてるだけなのに、本当にこいつは飽きないな。
ここ最近、こいつによく絡まれるようになった。
温室育ちちゃんに憧れてるらしい。そんなこいつにあいつの三冠が俺の悪のりで出来たことだと教えてやりたいが、五月蝿く囀ずるだけのクソガキなんぞ弄ったところで更に五月蝿くなるだけでしかない。
「いやだいやだ! ボクが勝って、カイチョーの目を覚まさせてやるんだから!」
「……テメェが因縁付けてきた理由がそれか? だったら俺よりあいつのとこ行ってこいよ。俺よりテメェの話、聞いてくれるはずだろ」
「行ったけど話にならないの! アジテイターに責任を取ってもらってるんだとか言ってるし! 何の責任なのかも言わないんだもん!」
「あぁ……」
あいつが押し掛けてきたあの日。
俺からしたら寝耳に水ってやつなんだが、要するに温室育ちちゃんを弄り過ぎたツケが回ってきたってだけの話だった。面倒にもあいつと二人暮らししなきゃいけなくなった訳だが、家事の大体をあいつが率先してやるからむしろ前より快適に過ごせてしまっている。
「何でカイチョーは君といる時だけああなの!」
「知るかよ。俺だって面倒に思ってんだ」
厄介なのは俺と暮らして以降のあいつの態度だった。
どこか頭でも打ったのか、俺に対してずっとニコニコしてやがる。マルゼンの姐さんには生暖かい目で見られるし、俺によく噛みついてきたはずの
普段は真っ当に生徒会長やってんのに、俺が相手だとふにゃりと態度を崩す。それが気持ち悪いことこの上ない。
「そら、小遣いやるからこれではちみーでも買ってこい」
「……ふ、ふーん! その手には乗らないからね! 無敵のテイオー様がこんな子供騙しに引っ掛かるもんか!」
「そうか、じゃあはちみーはいらないんだな」
「いらないとは言ってないじゃん!」
カフェテリアで騒がれても他の客の迷惑になるだけだ。仕方ないから、適当な口実でもつけて外に連れ出してやる。いらん注目なんぞ浴びたくもない。
「……君ってよく他の人に奢ってない? こないだもマヤノとかにせがまれてなかった?」
「ああ、そうだな。それが?」
「君ってお金持ちだっけ? レースの賞金があるのは分かるけど、そんなにお金使って平気なんだ」
「ガキが金の心配なんかしてんじゃねぇ。こうでもしないと貯まってく一方なんだよ」
「……貯まってく?」
「……おまえ、カフェテリアで俺が何やってたか見てないだろ」
はちみー売ってる屋台にクソガキを連れ出して持ってたタブレットを見せてやる。まぁ見せたところで理解できるものじゃないんだがな。
「これは……株ってやつ?」
「投資だよ。賞金元手に稼いでんの」
「へー、投資……投資!?」
「驚くことか? 俺は働きたくないから、これで食い扶持稼いでんだよ」
「それは分からなくもないけど……そういうのって大人じゃないと出来なくない?」
「投資っていうか、株買うのは口座持ってれば誰でもできる。まぁ18歳以下は親に頼んで未成年者口座を作る必要があるが、逆に言えばハードルはそれだけだ」
「ふーん。それで大儲けしてるんだ。奢ってばっかりなのはそういう自慢かー」
「……自慢じゃねぇよクソガキ。稼ぎ過ぎて金溜め込んでばかりになるのは良くねぇから、体よく使ってるだけだ。こうでもしないと俺は金を使わないんだよ」
「なんでさ。お金なんてあればあるだけいいものじゃないの?」
流石にただのクソガキじゃ金の理解なんてその程度が関の山か。
本当なら放っておいてやってもいいが、こいつも一応は良いとこのお嬢様だったはずだ。変な勘違いされるのも気分が悪いから、ちょいと講釈垂れてやるか。
「金は天下の回りものって言葉聞いたあるか? 金は一ヶ所に留まるもんじゃなく、色んなところを巡るもんだっつう意味合いなんだが」
「それは聞いたことあるよ。ニュアンスも分かる」
「これを端的に裏返せばな、金持ちが金使わずに金を貯めると金持ちじゃない一般人に金が回らなくなるから経済が死ぬんだよ。金の流れってのは人体の血液みたいなもんで、一ヶ所に貯まり続けると壊死しちまうんだ」
「へー……」
「俺はただでさえ出不精だ。多分何も考えなかったら、ゲームとそのハードと生活費くらいでしか金を消費しない。働きたくないから株で稼いではいるが、生活費以上に稼いじまってるのがよくないんだよ」
「そうなんだ。けどそんなに稼げるものなの? 株やってる人みんながお金持ちな訳じゃないでしょ」
「URAだよ」
「……URA? URAの何が関係あるの?」
「いや、言葉通りの意味だよ。URAの株買ってんの。それが一番の稼ぎ頭」
「……え、えぇ!? URAって会社なの!? レースの運営団体じゃないの!?」
「んー、どっちも、というかURAが色々特殊なんだよなぁ……」
クソガキの言う通り、URA────Uma-musume Racing Associationは日本中央レースの運営団体だ。国からの認可を受けて、公的にレースやライブの主催、ルールの策定などを行ってる。
ほぼレースにおける行政みたいな役割を担ってるから誤解されがちなんだがウマ娘のグッズだとかレース場への入場チケットだとかで稼いでいて完全な非営利団体じゃないんだ。
「半官半民ってやつでな。政府と民間が共同で出資してる。名目としては政府が日本におけるレースの運営を民間の業者に委託してる感じだな」
「そうだったんだ……URAってなんか国の、そういうお役所みたいなところかなって……」
「政府がURAに振ってる一番の役割は日本におけるレースの元締めだ。今じゃ信じられないだろうが、大昔は賭博だったりそれを元にした八百長なんかが横行してたんだ。ただでさえウマ娘のレースは人気を集めて仕方ないのに、そんなのが蔓延ったら治安や風紀が乱れるだろ」
「なるほどね。でも、そういうのって国が直接管理するものじゃないのかな?」
「さっき言った通り人気がデカすぎてな、普通に行政だけでやろうとするとパンクするんだよ。だからといって完全に民間にぶん投げると目先の利益欲しさに倫理を無視した振る舞いをしかねない。だからこその半官半民、適度に行政が民間に介入出来る形態で運営してんだよ」
「目先の利益欲しさって……ウマ娘のレースでそんなことする人いるの?」
「いるかいないかじゃ、いるだろうな。最近じゃ引退ウマ娘を狙った嘘の投資話で金を騙し盗る詐欺があるくらいだし」
「えぇ……」
ウマ娘を狙った詐欺ってのは実際にある。
オープン戦でも数百万は稼げる。俺からすれば端金だが、それでも学生からしたら大金だ。そしてオープン戦程度のウマ娘というのは、往々にして投資だとかを相談できる知人がいない。せいぜいオープン戦程度の、一般家庭の出身であることがほとんどだからだ。そこにウマ娘特有の人の良さ、学生であることの未熟さを利用して金を振り込ませる。
気付いた頃にはもう手遅れだろう。
「でも警察が捕まえてくれるんだよね」
「捕まえてはくれるだろうな。それが限界なんだが」
「どういうこと? 捕まえたらお金は戻ってこないの?」
「戻ってこない。こうして騙し盗った金っていうのはな、まず複数に分けられて海外に送金される。マネーロンダリングっつって、犯罪で得た収益を複数の国を跨いで送金させることで出所を分からなくするんだ。日本国内ならともかく、海外になると流石に日本の警察でも手が出せないから、お手上げなんだよ」
「なんだよそれ……」
「そういう訳で、こういうのは引っ掛からないのが一番良い自衛なんだよ。URAの株買ってるのもその一環。名前デカいところが相手だと、詐欺しようにも誤魔化せないからな。聞かない会社の株だったり、大手でも投資のやり方がおかしく感じたら要注意だ。少しでも違和感を感じたら、理事長やたづなさん辺りに相談しとけ」
「……ボクは別に株を買うつもりなんて無いよ?」
「ただの注意喚起だよ。こういうのは知ってる奴が多ければ多いほど防犯に繋がるものだからな。おまえも自分がやる気無くても、例えば友達が引っ掛かりそうなのをおまえが気付いてあげられるかもしれないだろ」
「確かに! めちゃくちゃ良いこと言うじゃん!」
「基本悪人なんていてほしくはないが、それは現実無理だからな。何が犯罪に繋がるのか、知ってるだけでも意識が変わると思うぜ」
よし、誤魔化せたな。
適当にタメになる話をしてやると、根っ子が素直なこいつはあっさり話を聞いてくれる。
しかもはちみーの中でも一番デカいサイズの、ギトギトのやつを好んで飲んでるんだ。あんなの飲んだら夕飯食えなくなりそうだが、おかげで走る気力も無くしてくれてるだろう。
「じゃあな。今の話、適当に周りに言っといてくれよ。俺と違って友達多いだろ?」
「うん! ふっふー、ワガハイに任せれば、注意喚起なんて簡単だよ! ネイチャやマヤノ達に伝えとくね!」
そのまま意気揚々とはちみーを抱えながら学園へ去っていくクソガキ。よかった、このまま帰るつもりだったから家に着いてこられたら温室育ちちゃんと鉢合わせるところだった。
後日またクソガキが俺に突撃してきたが、何故か勝負かはちみー奢るかの選択肢になっていてその度に奢る羽目になったのはご愛嬌ってやつなのかもしれなかった。
アジテイターのヒミツ①
実は、年下への面倒見が良かったりする。
また別の日。
旧理科準備室にて。
「おう。いつも悪いな、カフェ」
「お気になさらないで下さい。先輩にご馳走できるだなんて光栄なこと、他にありませんから」
二人いるこの部屋の主、その一人のマンハッタンカフェから俺はコーヒーを淹れてもらっていた。
「カフェテリアだとクソガキ共が五月蝿くてな。ここは静かで落ち着く」
「正しくは静かにさせられた、だと私は思うが……」
「タキオン、次アホ抜かしたらテメェんとこの機材全部に納豆ばらまいてやるからな」
「それは本当に勘弁してもらいたいねぇ……」
俺がここに入り浸ってる理由は単純で人目を避けるためだ。
なんでか知らんがあのクソガキと関わって以降、話しかけてくるやつが増えた気がする。クソガキが俺から聞いた話をどう話して回ってるかは知らないが、きっとろくでもないんだろう。そうじゃなきゃ陰キャで通してる*1俺の周りに人が増えるはずがないんだ。
人目を避けながらどこか良い場所が無いか、缶コーヒー片手に探してたんだが、偶然にもその過程でカフェと知り合った。どうもこいつはコーヒーについてうるさいようで、俺が缶コーヒーを雑に飲んでる様子が気に食わなかったらしい。あれよあれよという間にカフェの口車に乗せられた訳だが、おかげで缶コーヒーが泥水に思えるくらいの美味いコーヒーに巡り会えた訳だ。
「私はどちらかと言えば紅茶派なんだが……トレセン学園ではマイノリティに属してしまうのかな」
「雑に砂糖をぶちこんだ液体を紅茶とは呼ばねぇよ。おまえはもうちょい風味とか気にしろ。あんなので満足するならマッ缶でいいだろ」
「マッ缶?」
「M○Xコーヒーの略。とんでもなく甘いコーヒー「あれはコーヒーではありませんよ???」……なんて言うんだろうな、コーヒー味の練乳みたいなもんがこの世にはあんの」
「ほうほう、練乳とは糖分の補給に適していそうな飲み物じゃないか。しかし見かけたことは無いね」
「確か千葉辺りで売ってるんじゃなかったかな。場所によっちゃあ東京でも売ってるはずだが、ほとんどは向こうのローカル缶コーヒーみたい扱い「コーヒー味の練乳ですよね???」……まぁ地域によって販売に偏りがあるやつなんだ」
カフェからすれば、あれはコーヒーと呼ぶことすら烏滸がましい代物なんだろう。確かにあれをコーヒーですと出されて素直に認められるかは甚だ疑問である。
「……先輩、本日はコロンビアコーヒーをご用意しました。豊かな酸味と甘味が特徴的ですが、癖が無く纏まった味わいです。一息つくにはピッタリかと」
駄弁ってる間にお目当てのコーヒーがやってきた。
これだ、これ。カフェの素晴らしいセンスに金を払いたくなるからここに来るんだよな。
「お駄賃はいらないと……何度も言っていますのに……」
「コーヒーに詳しくはねぇが、ブランドもんが安いはず無いだろう。どうしてもっていうんなら、その金でまた良い豆仕入れといてくれよ。な?」
「もう……」
積極的にコーヒーの良さを広めたいだけのカフェからすれば、商売の如く金銭のやり取りが発生するのは申し訳ないんだろう。
しかし世の中なんと言っても金だ。別に拝金主義者であるつもりは無いが、良いものには価値があると証明するのに金ほど手っ取り早く確かなものは他に無いんだよな。
「ん……」
「おぉ……砂糖無しで飲むのかい? 信じられないね……」
「甘いのが苦手なんだよ。それに、コーヒーの良さを味わうんならストレートが一番だろ」
「コーヒーの魅力を語る上で必ずしもストレートだけが至上という訳ではありませんが……豆本来の風味を味わいたいのであれば、ストレートが適しているでしょうね」
カフェが選んでくれたコーヒーは砂糖やミルク無しでも飲みやすい。何より香りがよく引き立っているから、そのおかげでリラックスできる。
飲むだけじゃなく、香りだけでも美味しいのがコーヒーの良さだよな。
「先輩、もしよろしければ、一つお願いがあるのですが……」
「おう、なんだ」
「実はここで、私の友人や他の先輩方と一緒にコーヒーパーティーを開く予定があるんです。先輩にも是非ご出席頂ければと思っているのですが……」
「そんなことか、別に良いぜ。要するに茶会だろ。育ちは普通なもんでマナーとか分かんねぇから、そこらへんは多目に見てくれよ」
「カジュアルなものですからマナーなど気にされなくても結構ですよ。それで、その……お越しになられる皆様の中に、生徒会長……シンボリルドルフさんもいらっしゃるのですが……」
「ん~?」
なんでそこであいつの名前が出てくる。
別に予定がたまたま被っただけなのに、なんか配慮しようとしてやがるなこいつは。
「カフェは何を気にしてるんだ? 俺とあいつが一緒だからってなんかあんのか?」
「いえ、その、お二人は他のどの方にもない独特な関係性を構築されてるといいますか……」
「カフェにしては珍しく歯切れが悪いねぇ。もっとはっきり言った方がアジテイターに伝わると思うよ。例えばアジテイターがシンボリルドルフを嫌ってるんじゃないか、とかね」
「タキオンさん……!」
「あぁ、そういうことか」
正直な話、俺とあいつの関係性は一言じゃもう言い表せなくなってる。嫌ってる訳じゃないが、弄り過ぎた反動であのニコニコお花畑になっちまったと考えると、どうしても関わりが億劫になるんだ。
そんなもんで、学園じゃ俺らは滅多に話さない。いや、会えば向こうから挨拶くらいはしてくるが、俺から話しかけることはまずしない。あいつだけが一方的に俺に話しかけてくるのを俺が適当にあしらってるから、外野が見ると俺があいつを嫌ってるように見えるんだろうな。
「俺とあいつの関係は……正直説明がダルいからしたくねぇんだが、別に嫌ってる訳じゃねぇよ。向こうもその辺分かってるしな」
「そうなのですか? てっきり、そういうものなのかと……」
「そもそも本気で嫌ってたら一緒に暮らしてねぇよ。家に帰れば幾らでも話せるしな」
「ん……? アジテイター、一つ確認したいんだが、その"家"というのは寮の話かな? 幾らでも話せるというのも、同室だからということかい?」
「いや、家はそのまま家だよ。俺は寮じゃなくて学園の外に住んでんの。ゲームがやりたいから寮住みなんて嫌だって我が儘言ったんだ。元は一人暮らしだったんだが、あいつが押し掛けてきて仕方なく同棲してんだよ」
「タキオンさん、これとんでもない話を聞かされてませんか?」
「間違いなくスキャンダルだねぇ。聞かされる私達の身になってもらいたいものだよ」
何をこそこそ話してんだこいつら。
おかしい話あったか? これまでの経緯を端的に話しただけなんだが。
何だか信じられないものを見る目で俺を見てきやがる。
「おっかしいな。俺とあいつが一緒に暮らしてるなんて普通に知られてるかと思ったが」
「いや……私達は知らなかったよ。どこかでそういうお知らせでもしたのかい?」
「あいつが家に押し掛けてきた時にな、たまたまゲームのライブ配信やってたんだが、ミュートするの忘れてたもんであいつと俺の話が全部漏れたんだよ。少なくともリスナーは俺があいつと同棲してるのは知ってる。後は俺のゲーム仲間……トランとかタイシン、シャカールだな。こいつらもボイチャ越しにあいつと話すこともあるから知ってるな」
「なるほど、リスナーも含めて皆理性的なウマ娘だねぇ」
「皆さんが話す気になれなかったのでしょうね。ええ、私達も話す気になれませんよ、こんなの」
だからなんでそんな反応になるんだよ。
別に寮か家か違うだけで同室と対して変わらんだろうに。
「その、つかぬことをお伺いしますが、"あいつ"と呼ぶのには何か理由が?」
「……あぁ?」
「いえ、その、これまでの会話でただの一度もお名前を口に出されなかったので……こだわりがあるのかな、と」
「こだわり、か」
あいつの名前、ねぇ。
俺の根っ子が天の邪鬼なもんで、素直に呼んでやるのがむず痒いってだけなんだが。
「────さぁね。あいつの名前なんて、忘れちまったよ」
気付けば、コーヒーが随分ぬるくなっていた。
一言と共に飲み干して終いだ。ここで話すことはもう無い。
「ご馳走さん、また今度もよろしくな」
「あ……」
コーヒーよりも味わい深い顔をしてる二人を尻目に、俺は部屋から出ていった。
アジテイターのヒミツ②
実は、甘い物が苦手。
キャラ紹介
アジテイター
本人は全く関知していないが中央トレセンにおける伝説の一角に名を連ねている。あの皇帝相手に追い縋り、最後には勝利をもぎとった唯一の反逆者としての見方が強い。特にキングヘイロー、ヴィルシーナやウインバリアシオン等といった同期に強力なライバルを持つウマ娘から尊敬を集めている。
本人は自分を陰キャだと思っているが、自ら積極的に話しかけに行かないだけで話しかけられればむしろ饒舌。ぶっきらぼうな口調な割りに面倒見の良さが付随しているので後輩からの信頼は厚い。こうした点もあって人気は非常に高いのだが、本人が自らの評価を斜に構えて見ているところが最大の欠点だろう。
二つ名は《リベリオン》。
トウカイテイオー
ご存知我らが無敵のテイオー様。まだデビューしていない。
原作と変わらずルドルフのファンだが、そこにノイズの如く混じるアジテイターが気に食わない。そもそもルドルフがアジテイターに対してのみ会長でも皇帝でもない表情を見せるので今一二人の関係性が分からないでいたりする。
よくアジテイターに奢られる後輩の筆頭。口では反抗的だがはちみー奢ってくれるのは素直に感謝している。トウカイテイオーが積極的にアジテイターに突撃していくおかげで彼女を起点にアジテイターの知り合いが増えているが、アジテイターもトウカイテイオーもそんな実情は知らない。人付き合いが少ないアジテイターとトウカイテイオーが仲良くしている様子を見て一番喜んでいるのはシンボリルドルフなのだ。
マンハッタンカフェ
アジテイターのコーヒー仲間。缶コーヒーのおかげで知り合えた。
話しかけられることが増えてきたアジテイターがカフェテリア代わりに旧理科準備室に居座るようになった。実のところマンハッタンカフェもアジテイターのファンであり、自分の手でアジテイターにコーヒーを淹れられることを誇りに思っている。
後に家だと紅茶なんだよなと溢したアジテイターのせいで紅茶派のシンボリルドルフ(家だとルドルフが茶を淹れている)と水面下で争うこととなる。