少女キヴォトス行楽   作:T-2120

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商店街+ブラックマーケット(黒)で「商黒街(しょうこくがい)」となっております(しかし今回ブラックマーケット要素は少しだけの模様)

採用案:ここにあるどの本よりも古びていて不穏な本。表紙には「神秘の得方」と書かれており、読めば誰でもキヴォトス人と同じ耐久力、内容を理解すれば高い火力を出すことができるだろう。(先生ですら視認できないような大きさのヘイローが生える。次話と目次にヘイローの様子が追加される。)


商黒街と生徒たち-Ⅰ

「これは……」

 

本?ずいぶん古びてるなぁ……でも、これは読んでいたほうがよさそう。

 

ふんふん……どうやら神秘*1について書かれているみたい。ほとんど難しい言葉ばっかだなぁ……あ、これはかろうじて分かる。これは……これは……

 

 

 

 

そうやって時間を潰しているうちに会議が終わったみたいで、先生が迎えに来た。この本は一応持っておこうかな。ホシノちゃん辺りに譲ってもらおうかな。少なくともヘイローもアロナバリアもない私には必要な気しかしないし

 

“その本はどうしたの?”

 

「あ〜これはね…気になったから借りようと思っただけ。ホシノちゃん辺りに聞いてみようかなって」

 

“そうなんだ。”

 

“それなら、まだあそこにいるだろうし、今聞いてみちゃう?”

 

……もう移動してるんじゃないかなぁ。でもいるかもだし、一応行ってみよう。

 

「…うん。そうしちゃおう」

 

 

 

 

 

「んぁ?先生?どしたのー?」

 

「……」

 

まだ居ると思ってなかった。ここあそことそこそこ距離空いてたような?

 

“あぁ、私じゃなくて、シャオが用事あるみたいで”

 

「そうなんだ。シャオちゃん、どしたのー?」

 

「ああ、と…この本を借りたくって。ここの図書委員が誰かとか、私分からないからさ」

 

「…ん〜?……こんな本あったっけ?」

 

え?なんか怖いこと言い出したんだけど

 

「まぁいっか。もう5人しかいないし。持ってっちゃっていいよ〜」

 

「ねぇそれほんとに大丈夫!?」

 

「んー大丈夫だよーここ図書委員とか居ないし。それに、その本をここの誰かが読むとは思えないからねー。」

 

なんか適当だから怖いけど貰えるならもらっておこう。

 

「……まぁ、それならありがたく貰うね。」

 

「………」

 

“良かったね。シャオ”

 

「うん。ありがとね。ホシノちゃん。……二人とも、どうしたの?」

 

「いや?何か変な感じがしたから、さ。」

 

そう?変な感じって……私は何も感じないけど、何かあったのかな?

 

「そう?私は何ともないけど……」

 

「…ならいっかー。どういたしましてー」

 

ともかく、この本をもらえたからよし。

 

「それじゃあ、私は柴関ラーメンにでも行ってようかな。この本も読みきらないとだし」

 

これ、そこそこの厚さがあるのよねぇ……これで殴ったら気絶までいくんじゃない?

 

“分かった。いってらっしゃい”

 

「行ってきます」

 

ついでになんかないかなぁ……何かあればいいけど……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………あはぁ……」

 

何事もなく着いてしまった。ホントに今はこの柴関ラーメンと学校ぐらいしかもう残ってないんだということを実感した。これを本当に5人だけで?かなり無茶しようとしてない?あーでも、なにか話題になるような特徴さえあれば自然とインフラとかは整ってくるか……多分。砂とか言う資源だけは一丁前にあるのになぁ……

 

そんな事を考えながら入店。

 

「いらっしゃいませ!柴関ラーメンです!…さっきぶりね。シャオ」

 

「慣れてきたね。あ、柴石ラーメン1つください!」

 

「あいよー!セリカちゃん!案内頼むよー!」

 

「まぁ流石に一日でここまで顔合わせてると慣れてくるわよ。……と、席はこちらです!」

 

 

 

「さて、と……」

 

ラーメンが来るまでに読み終えれるだろうか……と、そんな時にドアが開く音がした。

 

見るとそこには便利屋の皆が!あと気づかなかったけどアビドスの皆(と先生)もいるね。…早くない?

 

「いらっしゃいませ!柴関ラーメンです!」

 

正直奢りたいけどあの交流は邪魔しちゃいけないしゆっくり読みふけってよう。

 

あ、もう注文の品が出来たの。ありがとね。

 

 

ふーん……なにいってんのかわがんね。とりあえず空気中にあるっぽいのかな。にしてもこうして考えるとやっぱりファンタジー系でよく使われる魔力っぽいのよねぇ……にしても向こう楽しそうだな……

 

 

 

結局本の内容は分からず帰った。*2あっち楽しそうだったなぁ……

 

 

んぁ?通知が……先生から?

 

《今からブラックマーケットってところに行くから準備して!》

 

早くない??あの和気あいあいな雰囲気ってそのこと話してたの??私の目が狂った??

 

元々の荷物が少ないからすぐ動けるや。良かった…良くない……

 

 

 

 

(そういや原作で金欠になった理由って傭兵雇ったからなんだよね……銀行強盗のところどうしよう……)

 

 

 

 

 

 

そんなこんなでブラックマーケットへ。ここには《色んな理由》で学校を辞めた生徒が集まる場所……らしい。

当然秩序とかそんなものはないので自衛しなくてはならない。

 

「あ、ありがとうございました……みなさんがいなかったら、学園に迷惑をかけちゃうところでした……」

 

知らないうちに撃退が終わってる……場面がコロコロ動くせいでまともに事態が把握できないなぁ……こういうのは先生の領分か……

 

自己紹介が終わって、さっきの子……阿慈谷ヒフミちゃんが不良から助けてもらったからとここ(ブラックマーケット)の案内をさせられてるところ。いつ見ても少し悲惨だとは思う。必要経費だけど。

 

「そういえば、ヒフミちゃんはなんでこんなところに来たの?」

 

「あ!それは…」

 

あ、チャンス。何があるか気になるから少しだけ離脱しよう。

 

「先生!ちょっと気になるものがあったから離れるね!」

 

“えっちょっ……”

 

返事を待たずに近くの店に入る。何か役立つものがあればいいけれど……

 

 

*1
不思議エネルギー。生徒たちがやけに頑丈な理由。一部生徒は弾に込めて撃つことが可能

*2
シャオ「論文かよ。」




銀行強盗の下りどうしよう
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