紫陽花過去物語   作:ニョホ

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 ※再投稿になります

 ※本作にスパイダーは登場いたしません、しっくりくるタイトルが思いつかなかっただけです

 回想2 おにいさんといっしょ の内容を一部修正しました。


3.おむかえでごんす

 

 昼食前のひと仕事が半分程済んだ辺りでNの迎えはやって来た。

 

「そこのアナタ、少しよろしいですか?」

 

 ‥‥‥マジで? 意を決して振り向くとそこに声の主がいた。

 

 ああ、やっぱりだ。つーかでけーなオイ*1

 

「どうしましたか?」

 

「此処はハッセンという方の家で合っていますか?」

 

「じいちゃんなら今は外‥‥‥でも休憩だからもうすぐ戻って来るはずだよ。おじさんがお兄さんのお迎え?」

 

 改めて見るとすごい格好だ、暑くないのか?

 

「‥‥‥ええそうです、ワタクシ、Nの父親のゲーチスと申します」

 

 なんか一瞬間があったが努めて気付かないフリをした。

 

「息子は何処に居ますか?」

 

「お兄さんなら家の中にいらっしゃいますよ」

 

 流石に素人に農作業させるわけにも行かなかったんで食後にお皿洗いやって貰ってるけどばあちゃん曰く世話になったことを気負わないようにさせる為だとか。

 

「父さん!? 直接来るなんて!」

 

「ああ、いましたかN‥‥‥ワレワレにはやらねばならぬことがありますのでお暇させていただきます。アナタのお爺さんにも愚息がお世話になりましたと伝えて下さい。」

 

「いや折角来たのだから茶の一杯ぐらいは飲んでけよ」 

 

 いつのまにか現れたじいちゃんはそう言ってゲーチスの肩に手を置いた、いやどっから来たの!?

 

「‥‥‥お久しぶりですねハッセンさん、昨晩から今朝まで愚息がお世話になっていたようで」

 

「孫と会ってたから良かったものの家の敷地内で死人とか本当に勘弁じゃぞゲーチス、さあ茶でも一杯飲んでけ」

 

 ナニコレ殺気? 

 息子さん()も戸惑ってんぞお父さん(ゲーチス)! 

 というか玄関先で睨み合ってないで追い返すなり中に入れるなりしなよじいちゃん!

 

 ___

 ______

 _________

 

 昨日の夜はなんだかんだで楽しかった。

 一緒にご飯作るのも食べるのもなんか新鮮で楽しかったし話題を選べばNもおれも楽しく会話出来た。

 宿題だって予定よりも進んだ‥‥‥ズルはしてない、困った時にちょっとヒント出して貰っただけだ。

 ‥‥‥なんか頭の中身も小学生に戻った気がするがこれからまた成長するから別にいい

 

 それに比べて今この瞬間はどうだ?

 まずじいちゃんが淹れた紅茶はすっごくいい香りがする______時々ちょっとお高めなお菓子と一緒にばあちゃんとこっそり楽しんでたのを見てたけどここまでとは思わなかった。

 

 Nは昨日ウチのパソコンを借りて自分の欲しい情報を色々と仕入れたのかそこから自分が感じたことや自分ならどうしたいかを俺に話してくる。

 結構大きな声で話すけど多分おれ以外に聞こえてない、時々おれに意見を求めてくるけど疑問に思ったことを聞くので精一杯だ。

 でも正直なところ助かる。

 

 問題は老人二人だった。

 なんか態々外国語で喋ってるみたいだけど時々拾える単語が不穏だから唯々怖いの、そんで殺気そのままなの! 左右向けないよおれ‥‥‥

 

 なんだよこのカオス、部屋のベッドでテッシードとゴロゴロしてたい‥‥‥。

 

「_____というわけなんだけどヨヒラはどう思う?」

 

 え? 一部の町みたいにポケモンの手を借りないと移動がままならない地域に住む人をどうするか?

 

「住み続けるならやっぱりポケモンが入りたがらない様な道を作るぐらいしかないんじゃないかな? でもヤマジタウンみたいに火山が______」

 

 

 ああもう情報量が‥‥‥情報量が多い‥‥‥!! 

 休憩が休憩になってない!

 

 

 

 そんな状態からどれほどの時間が過ぎただろうか?

 

 

 

 

 ______ボーマンダ、”りゅうせいぐん“!

 

 ______グルルア!

 

 ______嘘だろ!? こっちは3人掛かりだぞ!?

 

 ______なんなのよあの女!?

 

 ______ワア‥‥‥あ‥‥

 

 ▼ボーマンダの こうげきが ぐぐーんと あがった!

 

 バトルが出来るように整備された(昨日草取りした通路の先の)空き地の方面からお客さん(したっぱ)達の悲鳴が聞こえて来た。ウン、母ちゃんが楽しそうでナニヨリダナー ちゃんと後で地面均してくれよぉ‥‥‥

 

「「‥‥‥チッ」」

 

 あれ今なんか二人同時に舌打ちした!?

 

「‥‥‥相変わらず野b‥過激な娘さんですね」

 

「‥‥‥‥ちょっと席、外すぞ」

 

「いえ、ワタクシも行きましょう‥‥‥あれほど待機しなさいと言ったのに」

 

 やっぱり母ちゃんナイス! これでここから抜け出せる!

 

「お兄さんには悪いけど仕事に戻るね」

 

「じゃあボクはここの後片付けを」

 

 そういうと全員がそれぞれのティーカップを飲み干して出て行った。

 

 ‥‥‥なんだったんだろうこの時間

 

 後Nはどこへ行くの!?

 


 

 

 俺はプラズマ団のしたっぱ! 日々ポケモンの解放を願って活動しているぜ!

 今日は七賢人のゲーチス様に同行して行方不明になっていたN様を見つけてくれた人の家を訪ねることになったんだ。

 

 そこで俺たちは念の為に外で待機という事になったんだけれど、同僚達が‥‥‥

 

「なあ‥‥‥此処のポケモン達もこっそり解放しちゃってもいいんじゃないか?」

 

「つーか腹減ったしちょっとぐらいきのみ食ってもよくね?」

 

 なんて余計な事を言い出しやがった! お前ら恩を仇で返すって言葉知ってる? ねえ? 今日はお礼を言いに来たの! お礼参り(しかえし)じゃないから!

 

「でもこんなにポケモン達を働かせてるのよ?」

 

そう言って女の方の同僚が辺りを見回すとミネズミやミルホッグがちらほらと見えた。 虐げられている様には見えないが‥‥‥

 

「いやアイツら見張りも兼ねてんだろ!? どう考えても囲んで催眠術で眠らされた後で拘束されんのがオチだって!」*2

 

「そうなの/か?」

 

 男の方の同僚まで首を傾げる、シンオウ出身だから女の方はまだわかる、だがお前はイッシュ出身だろうが!

 

「ミルホッグ持ってないのか? 最初の方に配られただろう?」

 

「あたし手持ちのコが既にいたから持ってないわ」

 

「配られた次の日に解放したぞ」

 

「解放しちゃったかー」

 

 なんかもう、頭が痛い‥‥‥プラズマ団に入って一ヶ月だけどちょっと心折れそう‥‥‥。

 

「ギュギュッ、ギュギュッ!」

 

「ん?」

 

 よく聞くものと似た鳴き声と共に裾を引っ張られた、振り向くとそこには赤いスカーフを首に巻いたミルホッグがいた。

 

「えーと‥‥‥?」

 

 そのまま俺たちの間を通り過ぎると振り向いて

 

「ギュギュッ!」

 

 ついてこいと言うように鳴いた。いやでも待機しろって言われてるしなぁ‥‥‥。

 

「どうする? ついてくか?」

 

「行きましょ、どうせ暇だし」

 

「いこーぜー」

 

 そう言って二人はスタスタとミルホッグについて行ってしまった。

 

「‥‥‥ヤバそうなら急いで引き返せばなんとかならねえかな」

 

 もうどうにでもなれと俺も二人と一体の後を追った。

 

 ___

 ______

 _________

 

 鬱蒼とした通路を抜けると、そこには一人の女性が作業をしていた。

 

「ギュギュグ!」

 

「どうしたのミルホッgってプラズマ団がどうして此処に!?」

 

「やっ、やる気か?」

 

「見つかったからにはアンタのポケモンも!」

 

「‥‥‥ついてかなきゃ良かったかも」

 

「よし、カラダ動かそっか! ボーマンダ」

 

「グクルル‥‥‥」

 

「げぇ‥‥‥」

 

「怯むな! こっちの方が数が多いんだぞ! 行けダストダス!」

 

「ボロロボ」

 

「そ、そうよね‥‥‥仕事よゴルバット!」

 

「グアーリホッ!」

 

 ああもう! なんとかなれーッ

 

「頼んだワルビル!」

 

「んとどんッ!」

 

 

 ワルビルの いかく

 

 ボーマンダの こうげきが さがった!

 

 ‥‥‥なにかが、おかしい

 

「大盤振る舞い! “りゅうせいぐん”!」

 

「グルルア!」

 

 それは駄目だ!

 

「”あなをほる“で避難しろ!」

 

「んとどッ!」

 

 咄嗟に指示を出すが間に合わなかった、バトルフィールド全体に流星が降り注ぐ。

 

ボーマンダの とくこうが がくっと さがった!

 

「嘘だろ!? こっちは3人掛かりだぞ!?」

 

 流星が顎を掠めて(?)ノックアウトしたダストダスを戻す男の同僚

 

「なんなのよあの女!?」

 

 流星群同士がぶつかることで起きた爆風で周辺の木に叩きつけられたゴルバットの方へ駆け寄る女の同僚

 

「ワァ‥‥‥あ‥‥」

 

 そんな中ごめん寝状態で気絶したワルビルを戻しながら半べそかいてる俺‥‥‥

 

 

 

 

 

 

 

 ボーマンダ の じしんかじょう

 

 ボーマンダの こうげきが ぐぐーんと あがった!

 

 

 うそ、だよな?

 

 ボーマンダの威圧感が、増した? これじゃ最初以上‥‥‥ いかく が発動する前の倍じゃないか!

 

 どうする? 二人はバトルを続けられる様には見えない、ラスト一体はミルホッグだから一発耐えて じたばた を喰らわせればここから逃げるチャンスはあるかもしれない、でも‥‥‥

 

「次のコを出さないの?」

 

 すまない!

 

「行ってくれ ミルホッグ!」

 

「グ? ググギュ!?」

 

 え? アイツと!? って言いたそうだけどそうなんだよホントごめんよ!

 

「まずは”じこあんじ“でコピーしろ!」

 

「ギュギュン‥‥‥」

 

「”つばめがえし“で確実に倒して!」

 

「ガウ!」

 

「ニューラ、”ねこだまし“!」

 

「ニャリン!」

 

 ハチマキを巻いたニューラが飛び出してきた!

 

 そのまま パン! と軽快な音がボーマンダの鼻先で鳴り響き怯ませる!

 

「負けてらんねえ! ズルッグ! “がんせきふうじ”!」

 

 ボーマンダの素早さを下げた、これなら‥‥‥!

 

「って二人共!?」

 

「悪い、呆然としててお前だけに任せようとしちまった!」

 

「アイツ倒してさっさと逃げるわよ!」

 

「ずずる!」

 

 いや立ち直り早! というかコイツらなんでさっきはこれくらいちゃんと判断してくれなかったんだ‥‥‥?

 

 いや今はそんなこと考えてる状況じゃない! 

 俺は努めて冷静にミルホッグにサインを送った。

 二人にも作戦を伝える。

 

「すまん二人共‥‥‥」

 

「いやまあ俺らのせいだし‥‥‥」

 

「多分それしか勝ち目ないわよ」

 

 何はともあれ二人の賛同を得られたので後は実行するしかない

 

「今更作戦会議? とりあえず“つばめがえし”!」

 

「ガガウ!」

 

「ニューラ、大量に“こおりのつぶて”!」

 

「ニャニャニャニャン!」

 

 ”つばめがえし“で迫る礫を切り裂きながらニューラへ急接近、ニューラは反応しきれず______

 

「避けて!」

 

 切り裂かれずに跳ね飛ばされ______違う! ぶつかって更に方向転換してきやがった!

 

「来るぞ!」

 

「ズルッグ! “こわいかお”!」

 

ボーマンダ の じしんかじょう

 

 ボーマンダの こうげきが あがった!

 

 今しかない!

 

「ミルホッグ、“かたきうち’”!」

 

「ギュギュギュギュギュギュギュ!!!!!」

 

「グガガ!?」

 

 ワルビルが()()()()()()()()を更に掘り進めて隠れていたミルホッグが飛び出してボーマンダを引っ掻きまくった!

 

「“ドラゴンクロー”!」

 

「ガアアアアアア!」

 

ボーマンダ の じしんかじょう

 

 ボーマンダの こうげきが あがった!

 

「楽しかったわね、ボーマンダ」

 

「グルガア!」

 

 傷だらけなボーマンダは満面の笑みを______「“こおりのつぶて”!」

 

「グガッ‥‥‥」

 

 浮かべている顔面に礫がぶつかった。

 ぐらり、とボーマンダの身体は傾く。

 そしてまだボールに戻されていなかった2体を潰さぬようゆっくりと地に伏せた。

 

「きあいのハチマキね‥‥‥油断しちゃったわ」

 

 あら、と言った表情の女性の目線の先は満身創痍のニューラに注がれていた。

 

「おいこらガクア! って負けとる!?」

 

 俺たちが入って来た通路から見知らぬ老人が現れた、あのもう手持ちいないんですが‥‥‥

 

「フフフフフフ‥‥‥」

 

「ゲ、ゲーチス様」

 

「あ、やば」

 

\(^o^)/ (聞き取れない発音)

 

 おしおき確定!どどどどうにかななならないですかぁ!?

 

「正直に申しますと」

 

「「「ハ、ハイ!?」」」

 

 三人同時に気をつけ(直立不動)の姿勢になった。

 

「アレに勝っただけでも命令違反を見逃したい程です」

 

「まだ五体いるわよ?」

 

「ちょっと黙ってやれガクア」

 

 女性が何か言ってるケドナンニモキコエナイ

 

「‥‥‥落とし所が見当たりませんね」

 

 なんかゲーチス様が戸惑っていらっしゃるけどこれ普通におしおきでは?

 

「とりあえずうちのバトルコート直させてから考えろ!」

 

「あらら、頑張ってね!」

 

「お前もだガクア! というか9割方お前が原因だ!」

 

 ゲンコツが女性の頭に落ちた。

 

「あいた!? そんな〜!」

 

 そしてそれを見ていたゲーチス様はどこか満足げな顔でフッと笑うと

 

「‥‥‥まあいいでしょう ワタシは先にNと帰ります」

 

 と言った。

 

 ‥‥‥た、助かった〜!

 

「作業が終わったらすぐに帰らせるからな!」

 

「ええ、そうして下さい。‥‥‥ああそうだ」

 

「次に会う時が決着の時でしょう」

 

「決着? 何のことじゃか!」

 

 そんなやりとりの後、ゲーチス様がお帰りになられた。

 

 あの老人は一体何者なんだ‥‥‥?

 


 

 

 

 お昼を父ちゃんと外で食べておやつもとうちゃんと食べて夕飯の時間に家に戻ると、もうNとゲーチスは帰っていた。

 

「なんか今日はいつもより疲れた‥‥‥」

 

「お帰りヨヒラ‥‥‥ショウマさんは?」

 

 しおしおになったかあちゃんが玄関掃除をしていた‥‥‥やっぱり怒られたんだ。

 

「ただいま‥‥‥念のためバトルコートの点検してから来るってさ」

 

「そっかー‥‥‥ちょっと羽目外し過ぎたなー」

 

 あ、多分反省してないわこのヒト! 疲れてるだけだわ‥‥‥。

 

「どうしたの?」

 

 まあ聞くだけ聞いてみようか

 

「ボーマンダが倒されちゃって‥‥‥」

 

「え? どんな相手!?」

 

 あの段階(じしんかじょう発動後)から倒すとかどうやったんだ!?

 

 ‥‥‥なんだか疲れが吹っ飛んだ気がする!

 

 ___

 ______

 _________

 

「うーんハチマキかー」

 

 夕食の後、湯船に浸かり悶々とする。

 

 3人×2体vs1人×1体で敗因はきあいのハチマキかー

 ちょっと反応に困る、どんな偶然だよそれってなる。

 サブウェイクオリティ*3でもあるまいし‥‥‥

 

「しっかしニューラに ねこだまし ねぇ‥‥‥」

 

 ねこだまし はタマゴわざのはずだ、なんで覚えていたんだ?

 そもそもものまねハーブとかまだ発見されてないだろうしニューラって群れで暮らすから当然(つがい)もニューラだろうしやっぱり‥‥‥

 

「ポケモンを捨てるトレーナー、マジでいるんだろうなあ」

 

 厳選は正直大好きだ。2Vが限界だろうという時に6Vの個体が生まれてきたことが分かった時の瞬間なんて、そうと知ったらもう欲望が止まらなかった。

 

 生まれ変わった今世(イマ)となっては毎日生き物の面倒を見ているから生まれた後のことが脳裏に()ぎってやろうとは思えない

 前世がどうだったか所々覚えちゃいないけど大人になって少ししたらギャンブルにハマったんだろうな‥‥‥なんだかあれで死んでて良かないなウン、普通は転生とか有り得ねーから! 死んだらそこで終わり!

 だから俺は、

 

「本当に恵まれてるんだな‥‥‥」

 

 気持ちを切り替えるために湯船を出てシャワーを浴びる、それでも今日おれが出た後、顔を拭くのに使ったタオルの水分にはシャワー由来でないものが混じっていた気がする

 

 

 


 

 

 

 俺はプラズマ団のしたっぱ! 日々ポケモンの解放を願って活動しているぜ!

 今日は七賢人のゲーチス様に同行して行方不明になっていたN様を見つけてくれた人の家を訪ねることになったんだ。

 

 でもそこで俺たちは命令通りに待機せず、住民らしき女性とトラブルを起こしたんだ!

 本当に運良く勝てたけれどボコボコになったバトルフィールドを前に、家主の爺さんに言われて復旧作業を手伝うことになったんだけれど‥‥‥。

 

「ちょっと穴多すぎない!?」

 

「いやあ、久しぶりにぶっ放しちゃったんで、つい多めに」

 

「ついじゃないわよ!」

 

「会社じゃ中々使えなくって‥‥‥」

 

 開始30分で穴三箇所を埋めるが限界でした‥‥‥というか会社で使うって何?

 あ、同僚(男)はというと‥‥‥。

 

「‥‥‥」

 

 疲れて何も喋れなくなってるので手当てしたポケモン達の近くで休んで貰っている。 

 本部に戻れば回復マシン使ってほぼ数分なんだけどね‥‥‥。

 

「おーいガクアさーん! お昼ってまたプラズマ団!?」

 

 重そうなバスケットを持った男性がやってきた。

 

「『また!?』」

 

「あらショウマさんどういうこと?」

 

「実は昨日もプラズマ団が一人来てたんだけれど迷子になっていたから敷地の外まで案内したんだよね、それはそうとお義父さんが多めに持って行けって言ってたのは他にも人が居たからなんだね」

 

 そう言って男性はバスケットからペットボトルとラップサンドを一つずつ俺たちに手渡してくれた。

 

「まだいる人は?」

 

「後一個下さい」

 

「‥‥‥もう二つ」

 

 お前そんなに食えるのか?

 

「一個欲しいわね」

 

「あたしあと三個で!」

 

 奥さん多いって!?

 

「二個にしとくね」

 

「ちぇー」

 

 後そうだ、と更にバスケットから何かを取り出した。

 

「ポケモン達用にフーズときのみ、それとお皿も置いとくね」

 

「ありがとうございます!」

 

 お前ら良かったな‥‥‥本当にいいのか?

 

「じゃ、僕は他の人達にもお昼を配ってくるからゴミはこの袋に入れてね」

 

 そう言うと男性は立ち去った、これでまた頑張れるぞ!

 

 「「「「いただきます!」」」」

 

 ___

 ______

 _________

 

 〜ポケモンリーグ地下___Nの城〜

 

 

「流石に遅すぎるからお前らメシ抜きだってよ!」

 

「「「‥‥‥ハイ」」」

 

 作業が終わって報告したらコレだよ畜生!

 

 まあ確かにおやつとお風呂まで頂いちゃったからね、服までキレイにしてもらったしさ‥‥‥。

 

「後『次の作戦まで待機しなさい』ってゲーチス様が」

 

「「「ハイ、失礼しました」」」

 

 ‥‥‥なんかマジで辞めたくなって来たな、美味い飯が食べたい

 


 

 ヨヒラ タンパンこぞう がんばった

 

 今日は一日働き詰めだけどこっそりミネズミたちと出荷できないきのみを摘み食い、採れたてだから冷やしたほうが美味いんだろうなと思っている。

 もうやることがなくて一人になると前世のことを思い返す事が多い様だ。

 お茶会に関しては大人二人に記憶を消しているがNに関してはちょっと気がかり

 

 ハッセン じいちゃん

 

 ゲーチスとは古い知り合いだった。

 仲は最悪な上に勧誘までされたのでご機嫌斜め

 でもお茶は美味しく淹れる

 

 ツタウルシ ばあちゃん

 

 実はポケモンを人工的に生み出す研究に関わっていたことがあるらしい

 なんか嫌な予感がしたのでサザナミにお泊まり、現在ヤマジタウンへと移動中、明日の午後にはフウロの貨物飛行機に乗って帰ってくる

 

 N プラズマ団

 

 パソコンから仕入れた情報を基に考えた人間だけで生活が完結する街づくりの構想などをヨヒラに語り、意見を求める。

 ヨヒラがなんとか喰らいつくのを見て少しずつ分かりやすい言葉に変えながら話し続けた。

 今回は調べる手段と時間が限られたので内容が突飛だったりするが正確に情報の収集が進んだ場合‥‥‥それよりも早口をなんとかしよう。

 ちなみに最後に部屋を出ていったのはお盆を取りに行くため

 

 ゲーチス プラズマ団

 バケモノ(計画の要)がいなくなったと思えば憎たらしい知り合い()()の家にいた。嫌い過ぎて動向を見張ることすらしていなかったがこの際勧誘する事にした。 

 ガクアが負けたのを知って深夜に秘蔵の酒を開けた。

 ‥‥‥相変わらず茶を淹れるのが上手かったですね

 

 ガクア かあちゃん 今日は休み

 

 羽目を外して自分で休日を台無しにした

 過去にゲーチスの研究を台無しにした*4ことがあるので憎まれている。

 ちなみにボーマンダは出退勤する際のライドポケモンである

 

 ショウマ とうちゃん

 

 あれ〜またプラズマ団だ〜迷子かな〜? ぐらいの心境

 ところで昨日の団員はグレッグルなんて繰り出してきたけど君たちしたっぱに支給されるポケモンってどうやって手に入れてるの?

 

 したっぱ 男

 

 就職先がプラズマ団でした。 

 特にポケモンを奪ったりしたことがないらしい

 最近退職を考えはじめた

 

 同僚(男) 天然

 

 支給されたミネズミを即日開放した。

 とっても怒られた

 実はプラズマ団に入るまでポケモンを持っていなかった

 

 同僚(女) 元ギンガ団

 

 きあいのハチマキをちからのハチマキと間違えて持たせていた

 まあ今回は結果オーライ

 ゴルバットはひんしになる数が多すぎてイマイチ懐いていないもよう

 ちなみに じならし でバトルフィールドを一気に直さないのは

 あなをほる でどのように穴が掘られたか分からないので事故を防ぐためだった。

 

 ダークトリニティ(達) プラズマ団

 

 なんでそこにN様が!?

 こっそりと二人を護衛していた

 

 迷子のプラズマ団?

 

 Nが行方不明と知り捜索ついでに

 ゲーチスの過去の一部を知ったため調査

 サインは何かあったときの筆跡鑑定のために手に入れようとした。

 手持ちはグレッグル(♀)

 

 

*1
身長200cm

*2
正解

*3
(説明文が誰かの罵声と嘆きの声で塗りつぶされているようだ‥‥‥)

*4
証拠がないのでゲーチスは訴えられなかった





 この物語のNがこのまま進んで人間に失望を抱きすぎた場合、
 フラダリと同様の結論に至るでしょう

 今話以降は再投稿ではなく新たに投稿されたものとなります
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