バスの囚人に転生したぞー!   作:カンジャリ

10 / 106
ああいうの何処でもあるな

「何処か迷ってたんであるかっガリバー殿っ!」

「少し蝶を追い掛けてたらな………」

 

静かに混ざればいいと思っていたが、存外にドンキホーテは鋭かったらしく俺に向かって途中で列に入ったのだろうと大声を出す

 

それに俺は、耳を塞ぎながら視線を誰もいない横に移し蝶でも追いかけてたと適当に話した

 

「ガリバー、ここに居るのは虫だとしても、そんな綺麗なもんじゃないでしょ蛾と勘違いしてたんじゃないの」

 

それに、怒るわけでもなくロージャがここに蝶なんているわけがないと笑い背中をバンバンと叩かれる

蝶と蛾は、ぶっちゃけほぼおんなじ物だから分けるもんでもない気はするが………少し背中が痛いな

 

じんわり広がる感覚に、前を向けば

 

グレゴールの元いた会社の部長が見えた、ああいえばこういう様にG社ですらない者に戦争を問うロボトミー社の崩壊然り煙戦争然り

 

俺の現実も全てひっくるめて

 

「………いつ何時も大きな出来事の終わりを決めるのは、弱者や敗者であった例は俺の知る限りはない」

 

そう俺はボヤキ、戦闘に移っていくだろうグレゴールと旧い上司の会話を眺める

逆に、始まるのは幾らでもくだらない理由で発生しうる

炎上させるのは火種さえあればいいが大火を消すには燃やし尽きるか大量の水やら何やら撒かなければならない様に

 

疲れか飽きか、欠伸が出る

 

戦争は続いているね、周りが終わったと言っても続けられるのならばその逆も然りとも思うのだが

 

戻れない人間は幾らでも居るものだ

 

今度は、管理人は人格を被せる気らしいまだ楽にはなってないあたりしようとしているのはシ協会かと察し

管理人は、ちゃんと彼を人として見ているのだろうかそれならば………考えすぎかと俺は俺自身に向けて微かに笑った

 

シ協会の時の敵の色は、部長だろうと赤だった

 

黒になる条件はなになのだろうか?

 

元G社部長との、戦闘を終え先に進む

 

「元G社で、1番階級が高いのはアイツだったな………エンケファリンから見ても進める限りは進むだろうし

確実に問題は発生してるだろうが」

 

まぁ実際に毒ガスと言う目先の問題が発生しているのだが、それを事前に知って対応するのはいささか不自然だし

 

それに俺達は、ホプキンスに死んでいると誤認させなければならない………いやユーリ以外は実際これから毒ガスで死ぬし誤認でもないのだが

 

「確かに敗残兵の痕跡すらありませんね、最低限の統率はしてたんでしょうか」

「あの人は、ここから先は地獄と言ってましたけどいったい何が………」

「進めば、そのうち分かるだろう嫌でも」

 

俺のここからの不自然さを誤魔化すために、言ったことに確かにと乗るイシュメールと具体的な想像が出来るのか顔を強張らせるシンクレアの声が後ろにある

 

それに、振り返りもせず進むしかないだろうといつ息を止めるかに思考を割いていた

 

しばらく歩くとロボトミー社の人格と、同じ風景だった

 

そろそろ毒ガスが来る時間だろう、そう思い否応なく予め分かっている死と同時に確実に死ななければいけないという事実にに鼓動が早まる

そして呼吸が、どうしても周囲の何も知らない囚人達より遥かに荒くなる

 

「………」

 

心配せずとも、俺はそこまで冷静でもないらしい

俺の身体は肺が真っ先にやられたのか、一つ咳き込めば手に赤い血がベッタリとついた

 

「ん?ガリバー何その血」

「変な匂いが………」

 

視界が赤く鈍る

 

音が遠く聞こえる

 

ドサッと音がする

 

微かに伝わる床の感触からその音は俺が、倒れた音だろうここから先の会話は知っている

だがそれを考える思考が、途切れていく

 

次に目を覚ましたのは、静かな一室………意識を取り戻したのは俺が最後らしい実際あの時に最初に死んでたのは俺だから順番的にはそうなるだろう

 

「この様子だと毒ガスとはなユーリさんが生きているということは準備はできてたってことか

 

案内というからには用意がいい事務所だ………ん?ホプキンスはどうした」

 

そういいながら、最初っから最後までガスマスクを用意するなんて準備がいいや一人欠けてるのは不自然だと一切心にも思ってないことを話しながら周囲を見回して首を傾げた

すると一応ファウストは、伝えておくべきだろうと判断したのか

 

「ホプキンスさんは、任務を途中放棄して離脱されましたガイドとして残られてる方はユーリさんのみですね」

「………はぇ、えーマジかぁマジなのかぁ」

 

簡潔に任務の途中放棄を行い、我々を置いて離脱したと返す知ってたけどむしろそこが変わってると困るからありがたいけど

それに、ホプキンスが個々の道中役に立った記憶がないがといいながら頭の後ろを掻いて3人のうち2人も居なくなった状態ということ自体に悩んでいるように見せかけた

 

「生きたいだけの卑怯者が居ても俺は苛つくだけだ」

「アッパラパーとか言ってましたねアイツ」

 

俺がホプキンスにある意味の心配を寄せている様に、アイツが最後の最後にどんな事を言っていたのかと苛立ちを交えながらヒースクリフとイシュメールは、止まらない悪口を言いまくっていた

そういう所は、気が合うなバスの中で殺し合ってたけど

 

「ちょっとガリバー此方へ」

「おっとグレゴール?」

 

その様子を見ながら、3人同行して1人で帰っても逆に困らないかそれ?とキャリア意識はないようだと即席の悪口と言う名のジョークを飛ばし混じっていれば

 

グレゴールに肩を捕まれぐいっと引っ張られる

 

「………ユーリさんのガスマスクは、アヤさんの遺品なんだ」

 

そうして耳元で、ユーリさんにはガスマスクの支給はなくアヤさんのものを使って何とか生き延びれたんだとグレゴールは俺に伝えてきた

 

知ってたけど

 

「あぁそういう事か、事情を分かってなかったとは言え悪いこと口走った」

 

そういう事にして、グレゴールに返答を返す

後もうソロソロでここの区切りは終わるだろう

1期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)

  • ロボトミー(支部*ユーリ同僚)
  • リウ協会
  • シ協会
  • N社(異端審問)
  • セブン協会
  • W社
  • R社
  • 剣契
  • LCCB
  • 黒雲会
  • G社
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。