バスの囚人に転生したぞー!   作:カンジャリ

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まぁ後で合流出来たらいいね

エイハブと囚人達が立ち去った部屋から、一足遅く出る特に大きく変わりはない

 

強いて言えば、エイハブ船長のこれからの計画の伝達という名の計画性もない演説を聞くためにさっきとうって変わってピークォドタウンと言う群れの何処かに引っ込んでいた住人達がほぼいや全員表へと出ているぐらいだろうか?

 

表へ出てさっさと準備を始め出す住人達に声をかけるどうせエイハブ船長の言う事は軽く覚えている事と同じだろうしそれは他の囚人達の聞く事でもあり、俺が行動してどうってものでもない

 

「うわぁすごい船だなっ、船大工にでもなれるんじゃないか?俺達が使った船壊れちまったんだよ………」

「いやぁ進水式して、幾つも船潰してやっとだったよ………」

「もともとの設計図すら、使えないだろうからなぁ」

 

合計50人程度乗るだろう、船は複数あったが恐らく私達が乗るだろうに小舟より大きく広く同じ様に肉と骨で出来ていた

小舟を全て規格を揃えて複数作るよりも、ソッチのほうが目が回るのだろう荷物を載せることもあるし

 

ほとんどすべて此処で得られたといっても、大きい方が最終的な材料は少なくて済むだろうから

 

普段の用途としては、偵察用と実動用の違いだろうか?軽く見るだけで毎回デカイものを動かすのは無駄であるのは誰にだって分かるものだし

 

「船大工かぁ、此処に出てからの仕事エイハブ船長から貰えるだろうそれなりに貯まった金貨があるにしてもそれはいいな!」

「こんな環境にずっと居たなんて、話の話題には尽きないだろうからなぁ」

 

俺は笑いながら、せっせと荷物を運ぶ流れに混ざるように荷物を持ってコレを何処に置けばいいかと笑えばあっちだあっちと指を刺されて

置いたりして、手伝った 武器も入っていたのが大分重たいずっと戦い以外で持つわけにもいかないから当然だろうけど

 

やっと苦痛から解放されるのだと、エイハブ船長の悪態こそ無かったが色々漏れ出るものはあるらしい

それをウンウンとただ頷く下手に色々出しても、自身の核だと勘違いしているエイハブを言ったらあれだからかぁ………ミツバチが殺された時に自身だと勘違いするようなアレだ

 

人間も、親戚が死んだりしたら自身の半分が死んだ様に思うのは事実で言葉として自身の半身が無くなった様だの語句は正しいし環境的にそれが極化している

まぁエイハブ自身は危険な所に赴かず、危険な場所へ手足として行かせるのが大きな違いだけれど

 

「あくまで、俺含め此処は道中だからなぁ"今の所"の目的地は同じだから多分別れるだろうけど」

「あぁ目的地は、心臓だ」

 

目は据わっている、目的の共通化が進んでいる俺は笑いながらも次の事を考えつつ

逆鱗が何処にあるかを探る様に、頭を回す

 

「多分此処にいるってことはU社の所の出だよなぁ?此方にもまぁお騒がせしてしまったが、U社の区が居るんだが」

「あーあの船長に………」

 

せっせと積荷を運び続けながら

エイハブにとってのクジラ以外の話をする、今まで何処にいたのかを聞きたいと恐らく居るなら裏路地だろうとU社の区多数を占めることを想定しながら

こっちにもいるのだが、と話せば何処か同情なのか何なのかは分からないがその他にもお騒がせという意味では沢山いると思うけど真っ先にイシュメールだろうと想定したらしい

 

「いやぁうん、まぁ本当に申し訳ない、こんな所に来て錯乱してたみたいなんだ

人魚だって襲ってくるだろ………?ってあいつが此方のU社の区の出って分かるってことはそれなりの特徴があるんか」

 

船長に向かっていったイシュメールが、こちらのU社の出だと暗に伝えるようにいきなり吹っかけてきた此方が悪いと謝りつつその時は錯乱状態だったと此方の囚人と今話している人達は対話することもないだろうと実際そうであるが厳密には違う理由で誤魔化しつつ

なんでイシュメールが、U社出か分かったのは不思議そうな顔を見せた

 

「空気感が1人だけ船乗りって感じだったからな兄ちゃんも船乗った事ないだろ」

「此方の上も無茶なもんで、乗って数ヶ月しか経ってないよ運転してるのも別のやつだし」

 

周りにいる数人の人間のうちの1人が、イシュメールだけ船乗りの空気感を出していたとお前さん達は逆に船乗りの空気感が逆になかっただから分かったと話す

確かに船に乗った記憶は、軽い旅行ぐらいで運転もなくメフィストフェレスの改造後と言っても仕事として動くのは陸上だったし

 

こっちの大人気漫画のワンピースだろうと、実際行動としてイロイロしてるのは陸上だからそんなもんなんだろうけど

漁師でもないし

 

「確かにそれは、また無茶だ」

「そりゃあの女以外に船乗りの空気感も全く無いのも当然だわな」

「だろー?数ヶ月訓練するべきってそのU社出身の奴が口酸っぱくしてたんだよ」

 

乗って数ヶ月という事に、殆どの人間が驚いたまぁ観光出来ているのならば不自然ではないが観光で白化もせずこんな所にいるのは普通にありえないし

上からの指示として仕事ってのははっきり明示してるからな

 

俺は軽く時計を見て

 

「おっと、結構時間使っちまったなまた会ったら面白い所見せてくれ 多分上の奴らも協力者として歓迎してくれるからさ」

「おうっ兄さんも頑張ってな!」

「最後まで手伝えずにごめんな」

「気にすんなって」

 

積荷をこれ以上持ち続けるのをやめて、囚人達が集まっている所に目線を向けた

手を振ってその場から立ち去る

そしてほとんど終わった話に混ざる

 

………内容はまだ一方的に聞くだけだったから、やっぱり最初っから最後まで聞く意義すら感かじられなかったけれども

 

「俺達は、この小舟と………」

 

クィークェグが引っ張ってきた小舟を見る、あの舟達と素材は同じだロージャが乗り込む時に気持ち悪いとかの感情を隠しきれてないが

 

「何が何だか分かりませんね………」

〈ピークォドタウンの住人しか運転できないって理由が分かったよ〉

 

小舟に乗り込みながら、操縦回路が詰まっているだろうクィークェグが座った場所を見てシンクレアが何がどうなのかわからないと呟き管理人はそれに静かに同意した

今ある程度船が進んだ状態で奪ったとしても、此処にいる全員が操縦しようのないただの浮いた物体としてしか使いようが無いことがはっきりと分かってしまう程に

 

「一人で運転するにも、丁度いいな」

 

俺は、あの船達と違って一人でも運転できる程度の規模感で作られてるなともしみじみと思った

 

「………あの時いても居なくても支障がなかったが、まさかまたフラフラしていたのかガリバー」

 

ウーティスに、話も聞かず管理人の近くにもいずれフラフラとしていたと睨まれるが

 

「別れるとしても協力者だからな」

「ドンパチしてたのにー?」

「そんなもんだろ」

 

また別の所でやるとしても、そっちも成功しなければ此方でやる事にも意味は無いと笑う

ロージャは今乗っている、船の様子をあまり見たくないのか上を見ながらからかう様に言うが、まぁそれはそんなもんだろう

 

船は進む、そして酸が出ない所で止まり

 

これ以上は必要ないとエイハブ船長からの、伝言からの行動なのか本来戻る為にするべき括り付けが行われず俺達が止まった岸から取り返しがつかないところまで離れていく

 

「もう引き返すことはできないな」

「ガリバー、最初っからそうだったじゃないですか?」

 

遠い所を見る、するとイシュメールは珍しく声をかけて当たり前のことを自らに言い聞かせる様に話しかけてきた

このクジラに入ってから何処に戻ろうと、引き返そうとするのかそう言えば当然なのかもしれないが

 

「折角頑張って作っただろうにな、割と捨てる時は捨てるんだなと」

 

カランとカンテラの紐を緩める、人魚の蠢く音が聞こえるまだ此方には気が付いていないが戦闘を避けるなんて甘い考えは達せそうにないだろう

にしても身体の中にしては、明るい物だ

 

人と同じ様に電気が走ってるのかもしれない

 

「………ここは、わかる あんない する」

 

クィークェグが、何処に進むべきか分からない為立ち止まった管理人含む囚人達を引き連れる為に先に進む

 

俺達は、ただ静かに着いていくしかない

 

しばらく進んだ後、エイハブの影を完全に失っただろうイシュメールが明確にクィークェグに一旦足を止めてほしいように声をかけ始めた

船員達が死んだと思っていたと

 

なら何故エイハブは、イシュメールは生きていると思っていたのだろう

 

クィークェグも足を止めた、多分イシュメールの髪の色は夕焼けの色をしているからそのどちらもあると考えることも出来るから

管理人はその間に、イシュメールの記憶を見ているのだろう黄金の枝によってシンクレアの記憶が割れた時と似たようなものだと思う

 

まぁそんな全ての話は、人魚に取って関係のない話でただ目の前に襲うべき人間がいるだけだ

 

「管理人、ボサッとしてないで人格の用意しろ」

 

俺は管理人の頭を叩く、記憶から覚めたのかタブレットを弄り鏡が割れる音がした

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