バスの囚人に転生したぞー! 作:カンジャリ
人魚は、今更特筆する訳でもなく全てを潰した
人の形を保っているものは数少ない
クィークェグは、エイハブという監視者が居なくなったせいか被った人格が少し気になるような様子をしていたまるでエイハブと似たような雰囲気をイシュメールが放つ様になったのだから仕方ない所もあるだろう
俺は一体何なのだろうかあの臆病な少年だろうか?それとも鯨の油を被った口が無いハリボテの英雄だろうか?
そのどれも関係ない話だけど
「ココは、アッチだ」
〈幻想体も近い感じがする〉
「黄金の枝は有り?」
〈やっぱりあるのは分かるけど、ちょっとぼんやりしてるね………〉
溶かされた形を補う様に、ヒレやエラ等が揃っていく人魚はやがて鯨になるのこともあるのだろう増やす事なく肥大化するだけなのだろうか?
同じ種類の鯨が幾つも取れる状態な以上、同質の個体自体を増やす鯨かソレを作り出す現象もあるのは確実と思われるが
人魚とかを軽く弄ったが、それとはやはりまた違う形をしているように見えたのは確かだ
そもそも此処で解体して見るのもな………わざわざ知ろうとするものでもないし他にやることはあるやること無いならやるだろうけど
先の案内の指示に従いつつ、何かを守るように迫る人魚達を散らしながら進めば管理人がソロソロ幻想体がいるかも知れないと呟いてタブレットをチラチラ見る
それにイサンが、黄金の枝が迫っている反応があるのか?と聞けばまだしっかりとは掴めないと反応が帰ってきて
囚人の何人かが、肩をがっくり落としていた
「今いる、のが狭まる」
「えっこのままいたらっ!?」
「確実に負傷は避けられないだろうな、総員走れっ!」
そんな風に適当に話していれば、走る事を強制される一応今いる場所は生物の体内動きていない様に見えても確実に何処かが動いているのだ
シンクレアがその動きに怯え、ウーティスが指揮官機取りでタッパを掛けていた
「なんとか抜けられた様だな」
「このままいってたらあぁ………」
「落ちましたね」
全員が駆けて、クィークェグが止まったと同時に足を止めれば後には後は無くなっている
さっきの騒ぎか重さか、そのどちらもか崩壊したらしい………ムルソーが安心しているのか現状確認か声を出しグレゴールが後ろを見て冷や汗を流しファウストが想像もしたくないだろうことを端的に補足しだした
うん場所こそ変われど"バスでの"いつもの光景だ
「ちなみに生存は」
「引き上げるのは、手段的にも時間的にも厳しいかと」
俺は、何となく落ちたらどうなると聞けば引き上げるのが困難と返ってきた実質の合流不可
生きてたとしても、実動的には死んでいるのと同じらしい
「分かってたつもりだが、そんなんも気をつけないといけねぇんかよ」
〈………船もそうだけど、案内なければやっぱり厳しかったかもね〉
ファウストの返答を聞き、ヒースクリフは頭を掻き管理人はカチカチと船の問題が無くともこういう問題を解決する事前の知識は持ち得なかっただろうと今の現状を自ら納得させる動機づけとしていた
「あれ、にんぎょでもクジラでもない………がいかくのばけもの?」
偵察として、自身の知り得るいつも通りの通りか軽く見て戻ってくる顔色は悪くないが困惑の色が見て取れた
此処でピークォドタウンの住人が知り得ないバケモノと言えば、外郭のバケモノか………
「幻想体と称します、一時はロボトミー支部に隔離されていましたがこの鯨に呑み込まれました」
「ちがうけど見たことはある、ちがったアブノーマリティとは」
幻想体の二択だろうし、ロボトミー支部が呑み込まれた状況的に幻想体であろうが………
実際に、本当かどうかは知り得ないが幻想体が、外から持ってきたロボトミー社で人とコギトから創り出された人工物以外の野生種の存在も示唆はされているダンテが管理人となり此処にいる者たちが、死んでも管理人の苦痛と共に巻き戻りやり直される囚人となった暗い森とかで
ならばそこはある種の外郭でもあるのだろうか?
俺が居る所では無いのは、確かであるけど………ファウストが外郭の話をする時に俺の方を少し見た気がした………気がしたそれだけだけど
「………憧れるものではないだろう、わざわざそうならなくても動く理由はあるんだから 蛹でもなんでもなく結局卵戻るだけだぞアイツラ」
願いしかない存在とグレゴールが評したものに、なりたいとも思ってしまうと話しながら白い何かを剥がそうとして赤い血が出る
全てが侵食したら血も出ない
だから………幻想体として願いだけで生きても、それはきっとクジラに似るだけだろう人魚になるのを嫌いクジラになる事を望むのはきっと否定されるべき事だから
イシュメールが、クィークェグの悪癖だと心配するような言動を見せる最中
「広いですしそのまま通るって事は………」
ホンルが、のほほんと話題を切り替えるためか純粋な疑問が先を指さしながら幻想体を無視して先に進むって手も時間からあるのではないか?と言う
「いやさっきの脆い道見ただろ、暴れたアレに追いかけ回されながら進むってのは無理だと思うぞ」
「ソレは、同意だ」
それが真っ先に耳に入ったグレゴールが、既に遠くになった崩落した道を見ながら、無視すること自体は出来るだろうがその後に追いかけられること等のリスクを考慮すれば今潰したほうがいいと話し、ウーティスも短く同意を示し此処当てられた案内人当人であるクィークェグに返答を求めるように数人の囚人が顔を向ければ
「………すこしきびしい」
と言い出しにくい事でもあるのだろうイマイチな反応が返ってきたと同時に
「あの幻想体の退治とやらは我々の仕事でありまするからなっ!おまかせあれでありまするっ」
「うるせぇ!でも逃げ惑いながらやるってよりブッ潰して進むほうが俺好みだ!いつも通り卵に戻してやろうぜ」
ドンキホーテが意気揚々と怪物退治であると太いランスを振るい、ヒースクリフがドンキホーテの声に難色を示しつつ逃げまどうよりも戦って潰したほうが性に合うとバットを握っている
「………二人ともやる気満々みたいだし管理人はどうだ」
〈うんそうだね、此処は潰していこう〉
この乗った二人を収めるのは、とても大変で骨が折れる目の前の幻想体を潰すよりも遥かなことは此処の知っている人達ならば誰もが思って知っている事だ
俺が念のためと確認した瞬間、管理人の声と共に鏡が割れる様な音と自分の外側が塗りつぶされた
赤白い空間の中緑色の粘液が鮮やかだ
「クジラとは違うやつか」
白で被ってイマイチ存在感が出ない光を放つ目の前の大きな真珠よりも
「ふぅこんな所まで護衛対象がいるとはなっ」
人格とは不思議なものだ、こんな環境で混乱をしないのだから………此処には人格から見ればN社の異端審問官とW社とツヴァイとクジラ取り達他が居る
ねじれが発生したとはいえ、幻想体と対峙することの方が遥かに少ないだろうし………環境がクジラの中だそんな状況生きていて滅多にないだろう
だが
「管理人とあー後、1人後ろへあなたの盾ツヴァイ協会の一員として怪我でもしたらこっちが困る」
そんな事を気にせず、管理人という人格と言うだけで見れば異物を中心として統率が取られる
多分各々頭の何処かを弄られているのだろうそれが当たり前と思いこめばそうとしか映らないのだから何でも映すけど光はその方向性を決められるのが常だ
「私に続けっ!」
さっきのドンキホーテより遥かに響く声が辺りを支配した、衝動ではない支配する為に発せられる声だ
植え付けられた誰かの人生をなぞる様に、身体が真っ先に動きイサンとヒースクリフが前に飛び出す俺は本来出るべきだったと思った時点でそれはそうではなくなっているのだろう
人格としての自覚がないのが、本来の運用なのだからイサンとファウストからの叱責は当然でありまた例外として無責任でもある
「コレぐらいなら触れても良いな」
歩く真珠を叩くたびに蛆虫が中から湧く、カマキリの卵のようだった当然それに怯える者もいたいや寧ろ大多数が引いていた
有機物は放置したら腐り、蛆虫が湧く
それは何処にでもある事で、とりわけて怯えたりで切り出すことでもないはずなのに
………なんでリンバスカンパニーに回収される前にこのegoが管理人によって摘出できていたのだろうか?ヴァルプルギスのロボトミーegoやはり時間軸が中で混線しているらしいと再度認識しながら中の真珠こそ大切であると思い込み殻を皆で叩く
〈開いたね〉
「多分アレ取りに行くでしょ嫌だぁ」
管理人が確かに言葉にした、ロージャは粘液と共に付着した蛆虫を振り払いながら明らかな嫌悪感を見せた
何処となくあの時に似ている
腐る前の黄金のリンゴに、呑み込まれる前に本来から明確にずらしたあの風景にまぁ結局は黄金の枝は取れずに流れ通りに進んだがあの時の後の光景を当然俺は見れていない
見れてなくても、今の今まで何もなかったから面白いことも何もないだろうと考えてから再び管理人の方に目を向ける
「キラキラしておりますなっ!」
ドンキホーテは、今から私があの綺麗なもの取ってきますっ!?って光り物を見たカラスの目をしているが………明確に嫌な予感を感じたらしい
ムルソーの方を見て
〈ムルソーあの真珠取ってこれる?〉
「出来る」
ムルソーに頼んでいた………ムルソーは、暴食などを持っている人格を今使ってないはずだったが………うん行動的になんかそういう雰囲気になるのは仕方がない
いちいち全てを知って、最適化するってのも無理なものだろう感情的にやりたくないってのもあるし探索とかので終止符ヒースクリフになんでもやらせるってのもあるし
「まぁ失敗しても、叩けばいけるし」
俺はまぁ大丈夫だろと、見送りつつムルソーが挑戦する中他の囚人と共に粘液を払って行く
使ってるのは銛だからやりやすい方だが………ハンマーとかの鈍器だったら武器に付着して更にやりづらそうに思える
ハンマーは、壊すのには向いているが離すのには大体向いていないものだ
「取れた」
「おーコレがあの真珠………」
「大きいけど持って帰ったら大き………」
ムルソーがこっちへ、粘液と蛆虫を多く付着させながら輝くものを持って帰ってくるドンキホーテが純粋な輝きに感動しロージャが幻想体からできたとはいえこんな大きな真珠はさぞと話した瞬間
崩れた………形を保てず崩れたのだ
「殻こそ本体なりか」
冷静に新たにできた輝きが鈍った真珠と、ムルソーが持ち出し消え去った輝きを見比べながらアレは存在意義ではあったが存在そのものではないのだろうと結論をつける
「きっとアレも、自らの輝きをみたんだろうが更にってはならなかったみたいだな」
俺は銛を構えて、新たにつけられた真珠に照準を向けて放つ取られたという事実からかまた同じ物へとそれ以上へとたどり着けないという心情かあるのかどうか幻想体には分からないが
新たに作られたソレは呆気なく、砕けて散った
7期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)
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双鈎海賊団
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ピークォド号
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南部ツヴァイ協会
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北部ヂェーヴィチ協会
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南部ディエーチ協会
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南部センク協会
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黒雲会
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LCCB
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剣契
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東部センク協会
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マリアッチ
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ぽんぽん
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鉄工会
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西部ツヴァイ協会
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南部セブン協会