バスの囚人に転生したぞー!   作:カンジャリ

103 / 104
運命、奇跡は目の前に起きた現象の置き換え

誕生日ケーキのごとく全ての蝋燭が吹き消され、食べられずに残ったような赤い苺みたいな卵を落とした後

 

〈次は動脈を斬らないと〉

「あん…ない………する………」

 

管理人が次の行動を口に出して、目の前の幻想体が無事沈んだと判断したクィークェグは先へと歩み出し俺達はそれについて行く

 

「おそらく此処だな」

「大分………硬そうだな」

 

エイハブが言っていた動脈だろう、牛とかのハツとかの内臓処理の動画とか見たことあるけど確かに血管他より厚くて太いイメージがあったにしても生物にしては水が満ちていない箇所が多い気がする

本当のいや、俺が知っている方のクジラも空気の箇所が多いのだろうか?放置したらガス発生して爆発することは知ってるけど

 

カチコチと内心で考えている時も管理人は、音が出るらしい………

 

〈えーとファウスト任せられる?〉

「はい」

 

少し考えた後ファウストに任せる事にしたらしく、武器を構えさっくりと切り捨てれば上手く一度にちゃんと切れて吹き出た血液をバシャッとファウストが被ってしまっていた

 

………タオルは、さすがに持ってないなぁ

 

「恐ろしき勢いに吹き出だすかな」

 

イサンが泥水のようなクジラの血でずぶ濡れになったファウストの方を見ながら言ったそれはどことなく任されたのが自分でなくてよかったという感慨も含んでいるのを感じる

当然俺もそう思うけど

 

それを察されたのか、ファウストがこちらを見ている気がし目をそらした

 

〈何処かが動く音がしたね〉

「あの場所は渡ることができない、次への道を別途で探さなければ」

「………それは………わかる………べつの………みち………とちゅう………まで」

 

心臓の動脈を切り、道が確実に開いたのだろうウーティスは管理人の言葉に合わせてその開いただろうもともとある道が使えなくなった以上此方で道を探す必要があると話す

クィークェグは、本作戦前の探索で行った時はあると信じてほしいと言うように声を出した

 

「途中までか、全く分からないよりはいいかそこからやってくのはどうだ?」

「お前の案を採用する、続け」

 

一度は裏切った(まぁちゃんと落とす前に、タネバラシはしたが)相手を信用するというのは難しいことだが責任を押し付けられる相手がいるってのは行動を動かしやすくするのだろう俺の案を採用するという形でまたクィークェグを先導として進む形になる

 

また俺が、間に挟んで進む状態なんだけどなっ!

 

そうやって進んでいる間に、ドンキホーテが声を上げる

 

「アレは、宝箱ではございませぬか!?」

「いや補給の箱だろうなあれ」

 

冒険といえば、未知と宝という事でドンキホーテはそれらしきものを見たら寄りたくなるらしい

冷静な事を言いつつグレゴールも寄っているし、2人も道から外れていた為他の人もどんどん外れていく

 

「海賊のやつとLCCのやつか………ロボトミー支部飲み込んだもの確かにここらへんにいるんだな」

 

俺は箱を持ち上げて眺めてみる

海賊の箱に、適当な棒を鍵垢に突っ込んでみるがまぁ無理でムルソーに渡せば鍵穴自体がイカれていると言いつつムルソーの手からドンキホーテ渡りなら壊せとそのまま叩き割っていた

 

中身は無事だったけど、一応管理人の指示聞いたほうがいいよ?ドンキホーテ

 

もう一つの箱も、ファウストによって軽い動作で解錠されていたLCBに囚人として配属される前にも、LCにいたのだから似た形式のものはよく見ていたのだろう

 

「コレ以上目ぼしいものがあるとは思いがたい」

〈うん、使えそうな物も見つかったし先を探しに行こうか〉

 

ムルソーが、ドンキホーテによって叩き割られた箱の破片を何を思ってか足で踏み潰しながら管理人にコレ以上益になるものは見つけづらいと言い管理人もまたそう思ったのか俺達は場から離れてクィークェグがまだ知っているだろう場所へ進む

 

「………これ………さき………しらない」

 

クィークェグが立ち止まる、これから先はピークォドタウンではクィークェグが知っている段階では知らないようだ全面が肉であり穴はあれど見えづらいか高いか一見行き止まりに見える様な場所である

………俺はつけていた腕時計は見なかった

 

此処からは本当に何も分からなくなる

 

懸命に探す者もあればシンクレアを筆頭に、空気に気圧される者もいる管理人も含めて

 

「せんちょうのめいれいやぶった………ゆうやけ見れない………めいれいやぶれば」

 

その空気はこれまで先導していたクィークェグにも侵食する、知っていた事が一気になくなり船長から与えられていたものを失ったと思ったのだろうか

いやクィークェグそのものが持っていた知識でしか無いだろうに

 

俺は先を探すの方に入った、明確に体内のはずなのだが風を感じた

多数穴は空いていたが、一番風が通り抜けたような所へ指を指す

 

〈時間は掛かるだろうけど、心臓の音を聞きながら進んでみようよ〉

「取り敢えず、此方に進むのはどうだ?」

 

管理人は、ヒースクリフに

クィークェグは、イシュメールに

それぞれタッパをかけられ立ち直ったのか明確に先に進む言葉が管理人から聞こえた為俺は指を差したままある道の方へ進むことを提案した

 

「まぁ何もわかりませんからねー」

〈うん立ち止まるよりはいいね、ガリバー進もう〉

 

風を感じるときと感じない時、目指すべき心臓の鼓動の音やらなんやらで手探りで進んでいくクィークェグの道として進んではいけない場所は避けながらもだが確かに心臓の音はより大きくなっていった

 

そしてその音が空間全てに響くようになった時に、まるで誘うような一本道へ出る

 

「ついに出れそうですね」

 

疲労が隠しきれない様子を、シンクレアが先を見ながら言いシンクレア以外の多くの囚人もあの橋を渡らずに先につけただろう事実に取る前の算段のみで安心をしているようだった

 

〈まだエイハブはついていないのかな?

 

いや………〉

 

自身の時間の経過からエイハブが先についているだろうと感じて言葉に出すがその続きを連ねる前に途切れた

幻想体やねじれの気配を明確に感じるだろう管理人はそうではないようでせき止められるような目の前を見ている

 

「また幻想体ですか?」

 

管理人の様子と目の前の赤黒い肉壁に似つかわしくない蛍光色の青色に幻想体だとイシュメールはハッキリと口にして銛を強く握りしめ構える

 

戦闘へと移るのだろう管理人の声がかき消されるほどの鏡が割れる音が頭の中で響いた

 

蛍光色が全て割れ、青い光を放つのが卵のみとなった時に待ち構えてたのかちょうど来たのか………

 

「想像以上の戦いを見せてくれるな」

 

エイハブが、余裕を持った姿で現れた足音が異様に少ない殆ど殺して荷物を減らしたのだろうという想像は容易いしどんな事をしていたのかもう分かっている

 

そうとしか動かないだろうし、ズレたらなんか色々大変だし………

 

現れたエイハブに多くの囚人いや全ての囚人とそして、船員であったクィークェグまで怪訝な表情を向けたがグレゴールの質問にも入っても邪魔だろうと返すだけだ

 

「みえないのこりのせんいんごにんだけだ どうして?」

 

クィークェグも、意識が混濁しつつあるのだろうかきっとその5人とはピークォドタウンでは無くピークォド号にいた人間なのだろうそれしか残っていないと

いつの間にか質問ができるようになっていたとか言うか、ワンマンチームだったら手柄は全て自身と主張できるしそういう意味も含めて他の人のチェックは不要だったんだろうか

 

とりわけて、目立ったこともないエイハブの身勝手さと短絡さが見えただけの会話だ

 

白化現象を恐れ、管理人の目の前にカツカツと義足の音を立てて迫る

 

 

全ての悪が出ると謳っていた、心臓が今目の前にあるというのにそれ以外にご執心中らしい白化を抑えるならばそれすら気にせず進めばいいのに

 

 

俺は直ぐ様、危害は加えられないせずとも引き離す事ぐらいは出来るだろうと腕に巻き付けていたカンテラの紐を静かにエイハブと管理人達との間程度の間隔で緩めた

目の前で、見 知った物が広がるエイハブ達が次々と膵臓で手探りで進んでいく光景

まだオレはしにたくないなら後ろから船長へ迫る

おっと抵抗を見せた人もしっかりいたようだ、話していたし彼には見せてはいけないね

よりよく知っていると言う割には、全く確信を持って進んでいる道が皆無あり、進ませていく様子は探るというよりどっちらかといえばただの数減らしだ

せんちょうのいうとおりだ、せんちょうのあとをついていけさきにはいくな!言葉の裏を取り言い返す

色々コッチも大変なんだよ、入ったらある程度ズレるのは当然なのは仕方ないとして

抵抗した人間を放置じゃなくて、殺してるしなこんな場所だと放置してもすぐに死ぬだろうに何というか粘質と言えばいいのか丁寧といえばいいのかまぁそこら辺はどうでもいいが

エイハブは満足したらしく、管理人から一旦離れるがその目はクジラの心臓を見てはいない管理人の黄金の枝………頭を見ている

執着点がずっと違っている

 

必要な物を手に入れる手間と進む手間どちらの方がいいのだろうかそれが確実ってわけでもないだろうし

まぁ俺は頭が良くないそれぞれ最高なお考えでもお持ちなのだろう理解する気も理解できる頭も持ってはいないけれどもそうなんだへーで流すことはできる

 

「余計なものを持ちたがるんだね、コッチじゃなくても黄金の枝ならあるじゃないか?今目指す心臓そこに」

 

蒼白なクジラとしては、よい共生生物かも知れない勝手に意識がある不穏分子を纏めて最終的には自身の為と間引いてくれるのだから

更には黄金の枝を、自ら取って献上してくれる此処まで蒼白なクジラにとって都合のいい存在はいないと言えるほどに何処かの言葉で王になろうとするものがいるほど王の地位は盤石になるという言葉を聞いたことがあるが

 

エイハブがいる限り、蒼白なクジラの存在はより明確になるのだろう実際死にこの世界から居なくなろうとも鏡からも取ろうとするのだから思わず空気に似合わず吹いてしまいそうだ

 

黄金の枝自体の中和作用なら、クジラの心臓に近づいても勿論機能するはずで

 

「お前ら全員此処を生き残ってでたい理由があるんじゃないか」

 

いや別に死んでもいい

 

エイハブ船長は、止まりもせずまるで俺がいないように発言を無視したおい答えろよ

そこぐらいちゃんとしろ、いやもういいけどさ

ずっとマシンガントークが続く、いやー話題が尽きないものだ尽きないってよりは同じ事をずっと焼き増しで話し続けているだけだけど

 

文字通り言ってること変わらないから、一回聞いたら十分だな………

 

あっ心臓への道開いた

 

なんにせよ後はイシュメールがどうにかしてくれるだろう、俺が細々つつく必要も意味も無いけど生き残る為に戦ってはいこう上手く管理人は俺達を使ってはくれるだろうから

7期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)

  • 双鈎海賊団
  • ピークォド号
  • 南部ツヴァイ協会
  • 北部ヂェーヴィチ協会
  • 南部ディエーチ協会
  • 南部センク協会
  • 黒雲会
  • LCCB
  • 剣契
  • 東部センク協会
  • マリアッチ
  • ぽんぽん
  • 鉄工会
  • 西部ツヴァイ協会
  • 南部セブン協会
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。