バスの囚人に転生したぞー!   作:カンジャリ

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えびふりゃー【章外】

イシュメールの内心の問題自体は、ある程度解決したその後………太湖の上を数日かけて

 

「コレがあのアイスクリームであるかっ!」

 

最初に寄った大きい船にまた戻った、ファウストとヴェルギリウス(とそれについて行くカロン)は黄金の枝をLC社本部に輸送するための手続きで席を外しているがそれ以外の囚人はあの繁華街でカロンが食べていたアイスクリームを味わっていた

 

「想像しうるより、明快な………」

「陳・面・い」

「変な味よりはいいでしょー」

「割とシャリシャリしてるな、結構どこかで食べたことがあるような感じだ」

「味が濃いですねー、質が悪いのを色々余分なもの追加して誤魔化してる感じです」

 

クジラ味と聞いて、あのバケモノだらけのクジラの正体を知っていることもあり2段アイスの1つを真っ先に食べたドンキホーテと同じく2段アイスで頼んで真っ先にヴェルギリウスについて行ったコレを一度食べたことがあるカロン以外抵抗を覚えていたが

ドンキホーテとカロンが、毒見役(毒は入ってはいないが)として真っ先に食べた反応を見て他の囚人達も次々に口にして感想を述べた

 

海賊団副長グレゴールの人格ストーリー的に、何件かは海賊のシノギの一つの可能性はまだあるが

 

今この段階で仕掛けてくる程あれでもなく、働きている従業員ってよりは裏にいるケツモチとかの方に居そうだし

囚人達の感想は様々で、簡潔に言うのならば名前に負けた拍子抜けと言ったところだろうか?

 

「もう一つ頼んでいいであるかっ!」

「………食事がはいらなくなるぞドンキホーテ」

 

真っ先に口につけた、ドンキホーテが次の味と目を向けた瞬間に俺はコレ一つでもそれなりの量あるしこっちで用意するものはいらないぞとひと言だけ言いながら(この出費は、管理人の提案から管理人持ちだし深く突っ込むのもアレだから)

ちょっと暑さで、溶けかけた一番人気と適当に作られたポップがチープな花枯水クジラ味のアイスを口にした少しピリッと舌先が痺れるような感じがする塩バニラというような感じだった

 

2段は、ドンキホーテとカロンの他にロージャやヒースクリフとかが頼んでいたが………あんまりちゃんとしたところではあろうが他所の飯はあんまり口にしたくない事と純粋に冷たい物は多く口にすると腹を冷やしやすいからな

 

〈思ったより、癖はないみたいだね〉

「はいっ、管理人様による報酬存分に頂いておりますっ!」

 

あっウーティスも2段アイスにしていたか

 

アイス屋だと、31が結構幅広いが沖縄をメインにしているブルーシールとかイタリアやフランスのジェラートとか中々良いんだよな………

ホンルの反応とか諸々踏まえると、このアイス屋は立ち位置として特産品使ってる〇〇味っていうお土産屋さんのソフトクリーム的なものだろう

 

そういうアイスも悪くはないと思うけど

 

「観光地とかで買うより、売店で買えって言われてたんですよねこの味なら親が言ってたこともわかる気がします」

 

イシュメールがそうボソッと呟いて、昔想像していた期待を遥かにしたに下回ったことがはっきりとわかるような態度で、売店で買ったラクトアイスでも同じような味があったのだろう3番目に人気と示されていた茶色い色の一段のアイスをゆっくり減らしていく

 

「まぁ観光地価格ってどうしてもあるかなぁ?」

〈………ガリバー私の財布は大丈夫だよ、ちょっと痛いけど

 

その観光地価格を現状12人分支払っている、管理人に目を向ければ支払いこそ出来たとは言うが小声で痛いものは痛いらしい

観光地価格的に軽く見積もって500円だとしても12人分で6.000円だそれをポンポン何も痛みもなく払えるのは良くも悪くも金銭感覚が平民様では無いおかただけだろう

 

「ファウストとヴェルギリウスにも、また別の買っておくか………」

「ガリバーさんU社保存でずっと」

〈さすがに無理かな………シンクレア〉

 

俺はその様子を見て、ならファウストとヴェルギリウス用にはアイスは保存は効かないし別の物買っとけと言えばシンクレアはこの味をお家でっ!U社特異点仕様っ保存ならコレっとわざとらしく示された物を指差すが………

それをわざわざアイスのために2人分ってのは到底無理な金額だった(併せ売りなあたり観光地に出して更にぼってることもあるだろうが)

 

「それが保存考えなくても、二人が戻ってきた時に買えば良いんじゃないかな?管理人ご馳走さん、俺はまだしばらく太湖漂うことになるって言われてるし買い足し行ってくるわ」

「そうですか、海賊団と中指に今も私達目をつけられている状況ですし気をつけて」

〈うん行ってらっしゃい、私は待ち合わせもあるしここで待っているよ〉

 

此処に留まるのは、黄金の枝の受け渡しのみでありそれプラスちょっとした休息程度またしばらく太湖に漂うことが確定していることは手続きを行いに言ったファウストから聞いていた為

追加給金で、もらった眼ヒーフーミーヨとを軽く数えてからアイスのコーンを覆った紙を横にある青いゴミ箱へ放り投げる

 

「おっ行くのであるな!こちらもU社の限定フィクサーグッツを見に行くのである

最初にこの大船に乗ったときにはあんまり見れなかったであるからなっ」

「おチビちゃんも、散策?私は鉄板焼のお店とか香水とかここらのお店ちゃーんと見に行こうかなー」

「どれだけ食べるつもりですか?ロージャさんは 私は………色々見て回りますいいですか?管理人」

 

俺がこの場から離れる発言をした時に、先にとっくにアイスクリームを食べ終わったドンキホーテとロージャがそれぞれU社のフィクサーグッツを買いにいきたい目を輝かせとそしてあんだけ言ってたのだからとスターバックの言っていた店に行きたいと言い

スターバックの言っていた海鮮屋台から何か思うことがあったのだろうか、イシュメールは昔の友人が行っていた場所を巡りたいとロージャにどれだけ食べるつもりだと苦言を呈しつつ言葉にした

 

「どいつもこいつも………ろくな戦闘能力もない管理人様の身の安全を案じ側につくのが」

〈まぁウーティス、此処は一人だと不安だしそれぞれで別れようか皆もいい?〉

 

それに突っかかたのは、ウーティスだった

俺が一旦管理人の行動範囲外に出るのは、補給の意味合いもあったから言わなかったのだろうが他の3人はフィクサーアイテム、屋台、昔の友人と………集団の為でもない私欲が強く入ったものだったからだろう

………ろくに戦闘能力もないとディスってはいるが、まぁウーティスだし

 

少しよどんだ空気が流れそうな中、管理人はある一つの解決策を持ち出した

それぞれで別れようとの事だ

 

「えーとつまり、何も希望もないから誰かについていくってのが俺達ってことか」

 

グレゴールが、管理人のカチコチした言葉を聞き取りそれぞれのうちの誰に着いていくか決めてくれってことかと纏めたさなか

 

「ならイシュメールだ、平・地・よ・見」

「平凡な観光地よりよっぽど見えるってことですか??」

 

良秀が我先にと、イシュメールに付いて行く事にすると言葉に出した………コレはある種の気の弱い奴らはウーティスと共に居残りになりそうな流れだなと遠い目をしつつしばらく様子を眺める

この状態だと、俺の他に1人が買い出しについてくることになるだろうことは明白だからだ

 

「なら俺は、ロージャに着いていくことにするかイロイロ見て回るのも良さそうだな」

「私はドンキホーテさんに、ついていきますかねー実家であんまり触れないたぐいの趣味ですし」

 

続いてヒースクリフがロージャの店周りに、ホンルがドンキホーテの趣味にと口に出す

 

残ったのは、仕事の手続きで出ているファウストとそれぞれ居残りと最初に行きたいと言った俺とイシュメールとロージャとドンキホーテとウーティスそして着いていきたい人を明言した3人を除外して

 

イサンとムルソーとシンクレアとグレゴールか

 

体格面とか諸々踏まえるとイロイロ持ってくれそうなムルソーが着いてきてくれるのが一番個人的には嬉しくはあるが………

 

「あっ僕ガリバーさんに着いて行きます、いろいろ普段からお世話になってますし………」

〈じゃあ………イシュメールに良秀とロージャにヒースクリフとドンキホーテにホンルとガリバーにシンクレアで

待機で残るのがウーティスに、イサンとムルソーとグレゴールだね〉

「あ、あなや」

 

そう思っている時に、シンクレアのはっきりとした声が聞こえ最終的なグループが管理人によって決められる

イサンがその時にまだ食べていたアイスをぽとりと地面に落とした………グレゴールもちょっと微妙な表情をしているあぁそう言えば残されるんだもんな

ウーティスとムルソーとグレゴールとイサンと管理人後でファウストとヴェルギリウスも来るだろうけど………空気が良くなりそうなのがカロンしか居なさそうだ

 

一番最初にちょっと戻りたくないな………

 

もしかしてとシンクレアの顔を見たら、少し安心したような表情をしていた

 

あっコイツわかってて立候補してるわ、まぁだからなんだって話だけだけど………

 

〈じゃあみんな時間までに戻ってきてねー〉

 

じゃあ行くかーやらで、ガヤガヤしてきた辺りでシンクレアを連れて俺も立ち去ろうとした時

管理人が、ちゃんと帰ってきてねと手を振っていた

 

「はい分かりました、時間までに戻ります」

「フッ」

「わーかってるてダンテ〜」

「時間過ぎちまったらヴェルギリウスが怖えぞ」

「新しいフィクサーグッツ出てるのであるかっいざ!」

「結構すぐに街並みも変わりますねー」

 

立ち去る全員がそれぞれに反応を返す

 

「イサン、ちゃんと船酔い薬は買っておく」

「行ってきますね」

 

俺は、まぁちゃんと聞いているって証拠として返したほうがいいだろうとあのメンバーで放置されアイスを落としたイサンに対して船酔い薬をちゃんと追加していくことをいえばシンクレアは簡潔に後ろのイサンとグレゴールとウーティスとムルソーと後々加わるだろうファウストとヴェルギリウスによる空気が悪くなるとは言わないが明るくなることはないだろう組み合わせに目を逸らすように簡潔に返事を返した

 

「ちょっと中心地から離れるんですね」

「まぁ中心地で買ったら、観光地ど真ん中だからな………観光の接客業のやつがその場所で買うなんて殆ど無いだろ」

 

少し歩いて軽く公共交通機関(W列車ではない)使ってあの中心街で働いてそうな人が使うだろう小売店に来た

さっきの見るからに眩しいネオンの色との落差に、シンクレアは何処か呆気に取られていたようだうんシンクレアの立場的に店に行くってより店から行く様な物だろうしなぁ

ガチモンの金持ちは、百貨店とかが商品持って自宅に直接営業に来るから本当に………

 

割と金持ちってそう思うと、個人情報一般人よりガバガバなのかもしれない

 

………本来なら特売品とか狙ったりするんだろうが、そこまでいちいち調べる時間も暇もないし買えればそれでいい

裏路地だと、こういう場所より個人商店使うことが多いけど純粋に個人商店の方が数が多いし自然と

 

「あっやっぱり魚が沢山ありますね」

「眺めるのはいいが買わないぞシンクレアそれより肉だな、後チーズとかの乳製品」

 

シンクレアは、特に派手で珍しい物は無いが立派な魚が堂々と陳列されているのが物珍しいのかへーと見ていた

俺もそういうものの地域差を見るのは好きだから気持ちはわかる………国内の県での差だけで見てもかなり物価が違うんだよな………

 

「………あっシンクレア嘘ついたコレ買う」

「アラですね………何がぶにゅぶにゅしたものありますけど、コレ内臓も入ってます???」

 

ふと目を引いた物があり、手に取る

シンクレアにはここで買うものはないと言ったが………これは使えるだろうと大きいトレイに雑に入れられたゴミとして捨てられる部分を寄せ集めただろう物を籠に入れた

魚を処理する数が多くて、こういう物も普通のところより集まりやすいのだろう

 

「釣りエサにするには、安いからな」

「あぁそう言えば………クラップ蟹を使い切ったとかで釣った魚を切って食べなかった部位とかイロイロ餌にしてましたねガリバーさん」

 

匂いがあるほど、釣れるがまぁコレはなるべく気をつけて冷凍庫や冷蔵庫に入れないとなぁ他の物に匂いがついたら大変だし

クラップ蟹の内臓とか諸々も、結構気を使って持って行って冷凍庫に詰め込んだなぁ………

 

「ちゃんと自費使うぞ?」

「コレぐらいなら、自費じゃなくてもいいんじゃないですかガリバーさん、結局釣ったら僕達に分けてくれるじゃないですか」

「うーんまぁそれならいいか………」

 

一応釣りは、業務内容に含まれてないってこともあり自分の給金で買うからそのへんは安心しろと笑えばシンクレアは考え込んだ様子もなく

結局釣った魚を独占するまでもなく、囚人の間で分けられるのだからそこまで気にしなくてもいいと言うそう言われて必死に否定するのも気分を悪くするだろうと

少しだけ考えるような間をおいてから、確かになぁとパックの場所をずらした

 

その後売り場をぐるぐる周り………小麦粉やら米やらイサン用の船酔いの薬(場所が場所なこともありたくさん種類があった)とか卵やら必要な物をドカドカ積んでいく

 

「でシンクレア今日は何がいいんだ?」

「えっいいんですか?」

「あんまりモノ自体が高いのは勘弁な」

 

籠にどんどん放り込みながら、シンクレアに今日の夕飯は何がいいかを聞く………今なら近くに品はあるし突然のリクエストでもないし答えられないってものでもない

ロブスターとか高級品にはいるのは普通に無理だが

 

「エビのフリットがいいです、折角U社ですし釣りだと………」

「あぁエビとか蟹とかは取れないな、鮮魚売り場の方に戻ろうか他のエビの奴とかも考えておく」

「クラップ蟹は、食べたので蟹はあれですけど」

「蟹は俺も暫くはいいかな」

 

シンクレアは、そう言うと間を置かずにエビが良いと話した理由もつけて

あぁ確かに俺達が漂うだろう太湖では、エビは釣れそうにはないし………もし釣れたとしても全員分に分けられるような立派な物にもならないだろう事は容易に考えられる

そうして、鮮魚売り場に戻り10人以上で分けることもあり沢山のエビも籠に入れた

 

「うーんコレ持ち帰れますかね」

 

一通り買い出し物を籠に積んだ様相はかなりの物、カート2つに上と下に籠2つ乗せて計4つの籠に一杯

シンクレアは心配そうな顔をした………

 

「まぁ毎回俺一人で行ってもこんな量になるからなぁ、やっぱり米と小麦とかは毎回買う量とかも同じだし」

 

大量に購入して、大分目線がこちらに行く

大所帯なんだ大目に見てくれと思いながら、一杯綺麗に袋に詰め込む………破れないような頑丈な大きい袋を広げてそれぞれ詰める

スッキリ一杯入った籠4つ分が収まった

 

「んっとシンクレアコレ持ってくれるか?」

「はい分かりましたガリバーさん」

「やっぱりちょっと軽いほうがいいな」

 

少し一杯入った袋を持ち上げてから

俺は小さめの袋に、シンクレア分をちょっと分けて申し訳なさそうにシンクレアに渡す

 

小売店から出て管理人が待っているアイス屋の前に戻ったのだが………

そこには、アイスを無言で食べているファウストとヴェルギリウスと満足げな良秀と疲れ切ったイシュメール互いにフィクサーグッツを身に着けているドンキホーテと身に着けさせられているホンルがいた

 

「なんか楽しそうだな………」

「皆さんそうですねアハハ」

 

絶妙にカオスとしか言い様がない様に二人して殻笑いしていれば

 

「って何で俺が荷物持ちにっ!」

「ヒースクリフ、いい男は素敵なレディには荷物は持たせないものよ」

「誰がだ」

「目の前にいるじゃない」

 

最後に沢山の物とは言わないが、全部の荷物を持たされているヒースクリフと身軽なロージャが集合場所へ最後に戻ってきた

 

時間は、遅刻ではないとだけは言っておこう

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