バスの囚人に転生したぞー! 作:カンジャリ
黄金の枝もLC社側からしたら無事本社に渡り、俺達はまた再び太湖を漂う事になった
厳密に言えばマカジキの所も、水に浮かんでいる大きな船なのだから自然にできた陸地をまるまる数ヶ月踏んではいないのだが………
「一日部屋でゆっくりって言っても………どうゆっくりしたもんか」
俺あの部屋本当に嫌なんだよな、メフィストフェレスから自身に合うように作られた物だとしても確かに印象には深いけど、過ごしやすいって面ならシンクレアとかイサンとかファウストとかせめて部屋らしくはあって欲しい
気が落ち着かないってより最初に目が覚めて真っ暗で何もない所でどうしようもないあれそれを思い出させる感じで
いやイシュメールのように水まみれとか、グレゴールやウーティスその他みたいに血が明らかに見えてるよりましっていれば言えてしまうが
まぁ普段はやれダンジョンやら採光やらで、騒がしいもんだが………
〈黄金の枝も回収されて一仕事終わったということで、今日は一日お部屋でゆっくりしないかなそれぞれやりたいこともあるだろうし………まぁ緊急事態が起きたら当然集まることにもなってしまうけど………〉
との管理人からの提案により、管理人含めた囚人達とヴェルギリウスそしてカロンがほぼ全員引っ込んでこうやって外に出ているのは俺がぐらいなもんで
おい釣れたか?等の突っ掛かりの声もないししばらく経ってはいるが撒き餌もしたけど引っ掛かる気配もない
ソレに、そんなことになるわけもないし
「朝飯で余ったパンを衣に使って、魚フライでも揚げるか卵はまだあったしタルタルソースも合わせればいいだろ
ソースばっかりだと単調だしな………」
にゃーとウミネコの音がして上を見れば、そのまま勢いよく降下して魚を捕らえていた
「本当に上手くやるもんだな、クジラとやらも空には関係がないか」
にしても釣れない、釣り人ならばそういう日もあるというというだけであるが………場所変えといっても自由に動けるわけでもなく
暇潰しには上等ぐらいで考えるほうが気が楽だし、元々ソレ目的だからなうんうん
ファウストに熱源ずっと使ってても良いかって聞いて一応良かったから1日中煮込んだビーフシチューとかやってるし(T社式の加速とかあったけどよくわからないし結局できるのは同じだし別に使わなくてもいいと思う)暇って暇はいいけどだいたいやれることを後回しにしてるかやるべき事をしていない状態って感じでもあるからなぁ
やるべき事を全部やった上で暇でも"改善"は当然あるものだし
………
「釣れねぇ」
うんこの状況もまたそう言うべきだろうか?考えながら思わず言葉として漏れた内心手に持っていた釣り竿を置いて
撒き餌をもう少し撒いてみようかと動いた時
ビービーっとそういう風に何処でも出来ているのだろう不快感を覚えざるおえないいつものアラームが鳴り響いた
俺は釣り竿を魚に引きずり込まれないように、引き上げてから外だったから音はまだ比較的マシだろうと思いつつもはや慣れた自身でも手つきだと思うほど、制服に勝手に仕込んだポケットからすっと耳栓取り出し着けて向かう
ヒースクリフとドンキホーテが真っ先に飛び出して、運転席に不機嫌そうに立っておりなんとなく声をかけた
「えーと今度は何があったんだ?緑色でもないしヴァルプルギスの夜だっけかそれではないみたいだが」
「それは見て分かるだろうが!!」
「イライラするのは分かるが、そう声を荒げるなってアラームと同じぐらい煩い」
耳栓して何言ってんのか分からないが、まぁ口を大きく開けているあたり声を俺に向けて張り上げてるだろうとヒースクリフに落ち着かせる言葉だけ吐けば
「たくっ今度こそマジで意味のあるアラームじゃないとただじゃおかねぇからな………」
「どうせ部屋の中でやる事も無かったではあるまいかっ!ヒースクリフ君も籠もってばかりでは楽しくないはずであるっ!ガリバー君も外に出て何をしていたのであるか?」
「ちっ俺も静かに思案を楽しむ人間なんだよ………」
「はっ!そうであったか?」
ヒースクリフに続いて裏口から出てきた、ドンキホーテが和気あいあいと話し始めてすぐにどこかでヒースクリフの機嫌を損ねたらしく手にあるバットを筋が見えるほど握りしめている………
「おい時計ズラ当分誰も生き返らせることはねぇんだし、今日だけ一人分時計を回してくれ、いいよな?」
〈………ヴェルギリウスに聞かなくても大丈夫?あと、ガリバー此処で耳栓するの止めて〉
「特に俺に出来ることも無かったと思うんだが」
管理人に、目の前のドンキホーテを肉塊に変えてスッキリしようとしたらしいどうせ戻るのだからムダな苦労とも思うがそれをヴェルギリウスという人物を出すことで管理人はヒースクリフを黙らせた
何故か、俺まで注意を受けたが何かそれをして変わったものでもないだろうにと笑いながらもスッと両耳の栓を外してポケットにしまった
「お前、耳栓してたくせにうるせぇとか言ってたのかよお前本当お前っ」
「アラームと同じぐらいと言ったし」
その時はアラームも聞こえなかったから、まぁ体感のうるささとしては同じだからね目はそらしたが強めに突っ込んだせいで少し違和感が出た耳をちょっとだけ触ってヒースクリフも耳栓使うなら今度買っておこうかと口にした
「はぁうっぜぇ………」
「よかったですねヒースクリフ、今回は意味のあるアラームだったようです」
いろいろ悪態をつきはじめた
ヒースクリフ相手にファウストは、今鳴り響いたアラームの理由を全て確認し終えたのだろう囚人達の集まりに話を共有するために混ざった
〈じゃあ………〉
「はい鏡ダンジョンの方で、扉の変化が有意に発生したようですダンテご提案いただいた休息は」
〈分かってる………何だかこうなるって思っていたよ〉
管理人が何の意味かで、問えば鏡ダンジョンでの事だと端的に返されいた
「そうですか、では変化が感知された場所へ移動いたします」
そしてソレならばとゆったりとしたはずだった半日も経たずに仕事として、消化されることになる
「本の続きに栞を挟み忘れました………」
「刀・面・見・せ」
「もうっこっちもせっかく色々服でも合わせてみようと思ったのに………」
「こんな状態で見せる人もいないじゃないですか」
「女の子ってのはそういうものよ、イシュメールも色々今度やってあげようかー?私そういうのには自負があるんだー」
「いいですよロージャさん」
「装いとはいかにも!歴代のフィクサーのコスプレができる用意がこちらにもございまするっ」
鏡ダンジョンに向かうまでの短い間に、囚人達は突然休暇がアラームにより途切れた不満と共に今までやっていた事が次つぎと漏れていった
俺は基本部屋にいたくないからってのがあるが、やはり普通は部屋の中で何かしたい事も多いのだろう………
ドンキホーテも、衣服といえばとフィクサーの装いはいつでもあると声を上げる
そう言えば時間殺人時間でも、真っ先に用意してたのはドンキホーテだったかいつも取り出せるように持ち歩いているのは何処にしまっているんだとなるけど
「フッフーその時はおチビちゃん私に似合う特別な装いを用意してよね」
「おチビちゃ「………つきました」んではない」
ロージャは、呆れた様なイシュメールをよそにドンキホーテにならその時はねと笑いかけ
そんな話を持つほどではないと、ファウストは鏡ダンジョンの前に着いたとメフィストフェレスに精通していない囚人達の目から見ても分かるほどの今回の今回の変化を確認する為に色々の軽く弄り始めて
何かはっきりと言えるような確信を持ったのだろう
メフィストフェレスは、目の前にある空間を湖の鏡と名称することにしていると口にした
イシュメールやウーティスは、やたらと囚人旅路に寄っていると黄金の枝は無いはずでは等ツッコミを入れていたが大事なのはソコではない
今どうしようもない事を色々してもソコに意味はない
知って何の意味になるのだろうか?
俺としては帰れれば後はどうなろうが良いのだし
私としては、彼が元気に生きてくれればそれでいいし
「で結局様子見もせずに、すぐに鏡ダンジョンに突っ込むことになったんだが………えーと」
準備で散らばるわけでもなく、だが一致団結するわけでもなくその場で各々の準備が行われている
そんな中人格とこれから発生させるだろうegoギフトの確認をしていた管理人に声をかける
〈うん、まぁ撤回を撤回するのもね〉
「まぁいつもの事だしソレはいいんだが」
管理人の気まずそうなカチカチ音が何度も壊され作り直されてきただろう頭に響く、音に返答しつつ
「今回イサンはなるべく裏に回してやれないか?鏡ダンジョンに入れば違うとは思うがいつもの船の上だし突然の休暇から出されている状態だ
他の………俺よりも結構状態は悪いと思うんだ」
そう他の囚人達に聞こえない様に気をつけながら、ボソボソと管理人の耳?(時計だからどの辺か分からないし、そのあたりの音の感受性の強弱も知り得ないが)辺りイサンを直接的に出す面子から外してくれと頼んだ
〈うん確かに、まだずっと船の上だし薬も使わなきゃいけない状態だしね 分かったずっととは行かないけど………後ろに下げることにするよ〉
「ありがとう管理人」
俺からのお願いに、ずっとは依怙贔屓になってしまい平等性が薄れるから難しいがある程度基本船に出てしまう現状をかんがみて対応を考えると立場においては比較的善い返答を得られて満足したようにお礼を言いながら軽く頷けば
〈それと言っては何だけど、今日新しい人格使わせてもらうね〉
「管理人ぶっつけ本番とかじゃない限り基本とやかく言わないよ俺は、いいよ何使うかはまぁ使ってからのお楽しみってことで」
管理人が、今ならっと刺すように新しい人格の使用を告げた毎回新しい人格使用の際に不満を言っているがそれは突然の時であってこういうある種の一定の安全が担保される様な場所では特に何も思わないむしろ手段を広げるっという面では良いとも考えているため
俺は、文句をいう理由も添えてそんなに気にすることじゃないと話す
「行こうか皆も準備すんだみたいだ」
〈分かった入ろう〉
合間に結構な時間が経っていたらしく、鏡ダンジョンの扉前には囚人達が管理人が扉に手をかけるのを今か今かと待っているようで俺は誘うように手を揺らす
扉の向こうからチャプンっと湿った音と足から水がパチャッとはじけるような音がした
鏡ダンジョンとしては、確実性がまだある場所なのだろう管理人はタブレットを眺めて俺達をアッチコッチと誘って進んでいく
いつもはウーティスやら何やらに、先頭に立て(頼りにされているわけではなく囚人の性質も相まって肉壁になれみたいなものなのだが)とやられているが鏡ダンジョンはそうもいかない管理人こそがソコの唯一の羅針盤となりうるものなのだから………確実にないとは思うが俺達の誰かが手に持った端末を奪って使おうとしてもどうにかなるもんでもないだろう
〈皆、戦闘になりそうだいつも通りやれば大丈夫!だと思う〉
進んで、先が開ける幻想体と合うわけでもなく休憩する場所でもないと管理人は分かりきった口調であった
カチカチとした明確な音とともに、人格が被せられるのだろう割れて自己と外が反発し皮だけが確かに塗り替えられる
「なんだコレ丸鶏被った人間?K社の流行りかなんかか?まぁいいか親族友人立派なつながりがあるなら」
「愉快なゲストになりそうじゃないか、おいガリバー沢山捕まえてこいってー俺もやる」
グレゴール副船長あまりにもな見た目に一瞬ん?となったが、すぐに値踏みを始めまぁいいだろうと商売の目になった入ったばかりの下っ端ゆえに特に何も言うことはない
パァンっと都市におけるやたらと金がかかる武器である銃からグレゴールにより放たれた明確な実弾の音を是非聞きながら、生鳥を被った者へと向かう
K社の警備員らしく、それなりに手酷くしても息の根は残るだろうと
揃いも揃って手に持たされた獲物を、振り下ろせば綺麗に肉が裂け同時にコレぐらいではということなのか少しづつ確実に与えた所の傷が塞がっていく
「人魚や、クジラと違って骨が折れますね」
「ゲストの勧誘の方が、得意と見て回したんだがなぁ不満か?」
「いいえいいえ、そんな事ありませんよ」
俺としては正直、人相手よりも人魚やクジラを相手にしたほうが思考やその他アンプル等の道具の類考えなくてもいいから楽なのだがとボヤけばグレゴール副船長は地獄耳らしく俺の目でゲストの方の方を多く回したのに不満なのかとどすをきかせる
ソレに、いえいえ滅相もないとわざとらしく返しながら………アンプル含めて考えると殺すなら頭なのだがと考えつつ明確に足を切りつけ一本を取ることにした
コイツらがつけているものは、すぐさま治るような代物ではない事は軽い切合で何となく掴めていた
「おっとーやっぱり調子いいじゃんかー」
よっととグレゴールは、銃弾を"頭"に撃ちつけるいやいいのかよと思ったが口に出さないでいれば
「金がないと見えたらその場で、やるのも在庫整理の仕事なんだよソレが覚えられたら一人前だ!!」
と大声を上げていた
はいそうですか………そんなこんなで、無事掃討も終わり他の人格達も集まってきてゲスト回収等それぞれの人格の明確な対話による不具合が起きる前にまた頭の中でパリンっと音がした
管理人が、人格を剥がしたようだ
〈えーと怪我はないかな………〉
「このぐらいの浅層如き新しい鏡ダンジョンだとしても、今の実力に不足はありません!!」
「大丈夫だ………」
新しい鏡ダンジョン、今までと手順こそ似通っていれど中身は違うと考えて今の状態それぞれに聞けば問題ないとのことで囚人達は戦闘自体はあっけないと答えた
紐やら経験値チケット集めやら、育成がマメな管理人の下であった事も幸いしたのだろうそしてその調子のまま5層まで降りていく事になり………
死人は出なかったことと、鏡ダンジョン終わった後にも釣りを再開したがその日には全く釣れなかったことだけを此処に記しておくことにする
7期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)
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双鈎海賊団
-
ピークォド号
-
南部ツヴァイ協会
-
北部ヂェーヴィチ協会
-
南部ディエーチ協会
-
南部センク協会
-
黒雲会
-
LCCB
-
剣契
-
東部センク協会
-
マリアッチ
-
ぽんぽん
-
鉄工会
-
西部ツヴァイ協会
-
南部セブン協会