バスの囚人に転生したぞー! 作:カンジャリ
あのこの世界にクリスマスという行事があるのかどうかは知らないが(同一の様相で別の名前とかも普通に可能性としてはあるし)その騒動も一段落して
今のところは、その際に現れた新規の抽出も手持ちの欠片で賄えたのだろうか?鏡ダンジョンをひたすら回ることもなく今日も日課だけこなして業務中もそこまで忙しなくない日が続いた
大体都市では記録が禁止されている事が割と多い、N社然りU社然り現象の固定化にあたったりするのだろうかまぁ他の社でも似たような規則を採用していることは多いだろう写真を撮る事でさえいちいち注意を払う必要がある
あのヒースクリフが愉快に着飾られた姿でも、太湖の中で残せるものでもない
感想は?この場所で限られた資源のなかで頑張った方とは言っておこう
「うんむやはり暇であるなぁ………」
「そうだよねー」
バスの中の空気は、冷えてはいないちょっと時期ハズレになってきたあの時の飾りがずっと鎮座してカモメも居るだけだ
「暇だからといってまたあんな事をしでかす様な」
ドンキホーテとロージャののほほんとした会話に、ウーティスは暗に管理人に対して釘を差す様に暇とはいってもいいが余計なことはするなよと暇といった二人に冷たい目を向ける
〈うんもうしないから………〉
ハッキリとした物言いに、直接言われず釘をさされただけの管理人が弱っている うんまぁあの行動は、しばらくネタにされても仕方がない程度の事だから同情はしないが
「なんか遠くから煙が見えるが………海賊か?イシュメールわかるか?」
「なんですかグレゴールさん、えーとコレは客呼びの奴ですね」
「船でお店が???」
甲板から見張りをしていた、グレゴールがソコまで危険性はないと感じ取ってはいるのかゆっくりと肉眼でしっかり視認できる少し独特な色の煙が出ているとほとんどの囚人が集まる船室内に入りこの区の事をよく知っているだろうイシュメールに聞いて
イシュメールは、外に軽く出てから目立つ煙を見て少し嫌な思い出でもあるのか苦い顔をしてからアレは客呼びだとはなし何が起こったのかと暇に殺されていた囚人たちの多くが同じく外の煙を見てシンクレアが客呼びをするなんてお店でもしているのか?と疑問を口にした
「貴方達の常識では、考えられないのかもしれませんが船の上に街がある区ですよ?船の上に店が並ぶ事もあり得るんですよ」
イシュメールはそういいつつ、危険はないとソレだけで引き返そうとするが………
「管理人殿っ!あそこに行ってみませぬかっ!」
「今度こそヒースクリフの服があるかもしれないしっ」
「………僕もちょっと見てみたいですね」
「独特の風習には興のある行かむか?」
だんだん全容が見えてくる船の賑やかで楽しそうな様子に暇と言っていた囚人達以外も釣られ始める
ヒースクリフの服という最も問題を起こした事を引き合いに出せるのも相まっていた
「………店の集まりの船かぁ………」
「まぁちゃんとカタギが運営していることは保証します、大体U社直系が多いですから騙っているのなら兎も角」
〈イシュメール目線でも安全なら、一度行ってみてもいいかもな………〉
俺が、船の上の街では無くショッピングモール的なやつかと言えばイシュメールは正しい情報は伝えないといけないだろうと騙っているのならその前提は崩れるが基本U社が運営しているので安全性は保証されていると語り
管理人はその旨を聞いてなら、一旦行ってみても良いだろうと行動を決めたようだ
「ヴェルギリウスさん、ダンテがあの船に着く事に決めたようです」
「カロン」
「ヴェルあっちにボッチャンバッチャン」
ヴェルギリウスに、ファウストが管理人の意を伝えてこの長い船旅にて大分操縦が慣れてきたカロンがあの客呼びをしている船へと近づいた
「とつちゃーくっ!」
「結構賑やかですね〜」
ロージャがついた途端、大声を出してホンルが空気が最初にLCCさんに作戦を伝えられた大きな船ともまた空気感が違うという意味で賑やかな場所だと声に出した
「こんにちはいらっしゃいませ~!恐らく初めましての方々ですよね?等施設のご説明をさせていただいてもよろしいでしょうか?」
かなりしっかりとした服装をした、女性特有の通る声をした従業員が
ぞろぞろと一つの船から計15人以上で降りてくる人を見て………声をかけてくる都市から見たらもっと乗ってる船なんて山程あるけどそれは一旦無視する
「おっと丁寧な場所だな………」
「初めての方だと、迷われる方も多くてまず入って頂くにはあちらのゲートからお入りください!そして駐船料として一人…………」
グレゴールが真っ先に立ち止まり、話を聞き始める
この船内の施設を利用するには、駐船料も兼ねた1人頭で眼を徴収してそれから中へはいれるという仕組みとその入場場所へのご案内掲示板等にも書いてあるが営業時間は店ごとでもあるが船だと最終的に何時までかを簡潔に説明を始め終わらせた
「では皆さん、長い船旅でお疲れの疲れをぜひとも癒してくださいねごゆっくり」
「なんか良さげな場所ですね………」
「じゃっ早速案内させていた場所へ行こうかー!」
多くの囚人も、その対応に悪い気はしなかったらしく次から次へとゲートと呼ばれる場所へ足を進めていく
「うーん時間的に………今日は店モノ適当に見繕ってもらうか毎食作るのも疲れはしないが面倒だしそんな日あってもいいだろ」
「まぁ必要なものだけ取ればそこまででもありませんしね」
「なんかずっと歯切れが悪いなイシュメール」
「悪いものでもないですし」
まぁスジモンが関わってるわけではないってはっきり言ってるし………誘拐とかに使われるようなものではなさそうってのは分かるが
ぁーなんとなくわかってきた気がする、多分コレ中の物価が高いやつだ明らかに大きな港や平地で買ったほうが安いやつ
「ちょっとの無駄遣いなら、お勉強代って事で」
「他の人がどう使おうが私には関係ないですしね ガリバーが余計な金使うのは私の食事が貧相になりそうですが」
「よく言うなイシュメール、元気そうでなりより」
この船の中特に個人で一応の給金として支給されている、眼を使う機会はU社では少なかったしちょうどいいだろうと笑えばイシュメールは支給された中でも食事用まで手を付けたりしするなと言い換えしてきたもう調子はすこぶる戻っているようだ
〈わぁ………やっぱりすごいな………〉
「映画館もゲェムセンターも揃ってるのであるな!」
「ゲートはいる時にマップ貰ったけど本当に色々あるんだなコレ」
「んっ?コレ………あのヘアクーポンの」
「系列店と想定できる、そのクーポンの利用が可能とも思われる」
「へーじゃあヒースクリフそこで髪の毛整えてきなさいよ!返してももう目つけられてるんだし!」
「カロン、クレープ食べたい」
「じゃあそっち行こうか………」
「で、いつ頃までいるんだ?最低でも営業時間内までには出ないといけないんだが」
中に入ると、観光地としてのギラギラとしたネオンとはまた違う景色が広がっていた
何というかオシャレな落ち着く感じで統一されているような感じだろうか?そんな中で囚人と管理人は中の店一覧でもあるマップを見つつアレいこうコレはどうとうガヤガヤ話しておりカロンは真っ先にクレープに目を取られてヴェルギリウスもそれについて行く様子だった
このままだと転々バラバラに散るのがオチだろうことは見えすぎている俺はひとまず此処からいつ離れるのか聞くことにした
〈え~と何時までとか考えてなかったな………ファウスト何時ぐらい離れられるかな?〉
「………今のところ内部での変動は安定しております、突発的な事が起こる可能性は低いですが引き起きた場合にはその場合戻る可能性もあります」
〈じゃあ行く場所教えて、もし何かあったら囚人達で戻るけど何もなかったら最終営業時間一時間前にバスに戻ろうファウストそれでいい?〉
「えぇ問題ありません」
管理人は、メフィストフェレスで定期的に鳴るアラートのこともあり戻る時間についてファウストに聞いていたファウストは暫くは問題はないだろうがもしもの事だけあると伝え
囚人達がすぐに戻れる体制にだけはしたほうがいいだろうとだけ忠言をし管理人はそれを聞いてもしものことがなければ暇をつぶす意味も込めて目一杯いるつもりと決めたようだった
それに対してファウストも言うことはないらしい
「じゃあ集合場所はこの入り口でいいよねー!じゃあ散策こんな場所歩くなんていつぶりだろ」
ロージャは、真っ先にもう自由に動いていいよね!って真っ先に先に進み他の囚人等なども各々最初の目的に散っていく残ったのが…………
「何かいいものないのか?」
「こんな所見ても」
〈なんかそのまま残っちゃった………〉
俺とイシュメールと管理人の三人だ
俺は正直、一人でも観れるが………このまま放置してもまぁいいか二人で何とかよくやってんだろ
「映画でも、見てみるか………」
そう行動を決めた発言をして、管理人とイシュメールを置いて映画館へと向かうことにする
中は暗い感じで、上映されているだろうもので広告が埋まって光を放っていた
暗さが何処となく、嫌な感じはあるがまぁ前に見ていた施設とそう違いはなく安心感自体はある
「ポップコーンとホットドック買ってから観る映画決めっか」
ひとまず売店へ向かう
「食いきれなかったら持ち帰ればいいか、久しぶりのこんな所だしキャラメルと塩のハーフセットサイズ変更無しでレギュラーのお茶後チーズホットドックで」
「お待たせしましたーこちらに眼を入れてください」
メニューの表を見て、注文するものを見る
そして店員に、欲しいものを伝えて終わればレジスターに立派な金額が表示されるうんこんな場所とは言えイシュメールが微妙な顔をするのも頷ける
コレに映画代も含めると、一日で消費するとしてもそこそことしか言えないものになるだろう
野菜等なく偏ってはいるが昼食がわりでもある注文したフードを持って、上映中の映画のポスターをぐるっと一周回り見てから上映中スケジュールを睨む
ホラーとスプラッタは無し、そんなもの目の前で何時でも起きているコメディかファンタジーかシリーズものはあるが当然どれも知らないものばかり
「サスペンスとか推理行くか………」
うんサスペンスと推理って同じ意味か?とかそう思い、一番早い上映時間の映画を選んでチケットを取る番号は5か………
あまり人気がないのか、時間帯的に人自体が少ないのかぽつんと一人だけで見ることになった推定上映時間は1時間半程度だったか
「………何というか、推理ものの箇条完全に無視してたないや特異点前提となりゃそうなるか………」
感想として、俺個人ではアレは推理物として認めたくない奴だったダンガン◯ンパやらそういう系統を真面目にやってるいや現実として起こりうるような事でのやつだから真面目に作ってコレなんだろうけどさぁ………
「高いとは言うけど、他の物見てこようか時間もまだあるな高級品は揃ってそうだし買うのもいいが財布が痛い」
余ったポップコーンをしまって映画を見てから身体をほぐすようにウィンドウショッピングへと出向く
着たい服も特にはないが、財布もボロくなったが新しいものは欲しいとは特に思わない………確かにイシュメールの言うとおり布や既製品含めた食品は大きな港の前にシンクレアと行ったスーパーの1.5倍から2倍程度の値段をしている
値引きされていても、とても安いとは言えない探しても普通の場所より安い品は無さそうだろう
「暫く金貯めてて使う場所がない船乗りの休憩所としては確かにいい場所だな………あの大きな港よりも頻繁に出くわしそうだし治安の統制自体は港より利いてそうだし」
身なりが良さそうな人間が辺りを多く彷徨いているのを見ながらイシュメールが言っていたことについて振り返る
滅多に船から降りられない人間達が、金を使う場所としてはいい所だろうU社がある意味直接取り組んでいるのも頷けるものだ駐船料が一人当たりなのもそれを払えない治安の悪化を招く人を避けるためという意味合いも多数含まれる可能性が高いなと
色手が伸びるものも特になく、使い切れるほどの金もなく管理人からの呼び出しもなく一時間前に集合場所へ戻った
「………ヒースクリフ何だよその髪型」
「笑うなっ!」
「まぁあの髪型保つための店だからなぁそうなるか」
その場所にはリカルドそっくりな髪型に整えられたヒースクリフがいてその後にはコレだけしか買えなかったとブランド品だろうスカーフを持ったロージャやこういう場所も良いですねという金額には慣れているだろうホンル等など全員集まってきた
「すっからかんであるなぁ」
「暫くは何も買えませんね」
イシュメールの思いとこの船の思惑通り、眼を此処で殆ど使い切ってしまった囚人もいるようだ
まぁたまにはこういうのもいいだろう