バスの囚人に転生したぞー!   作:カンジャリ

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居ても居なくてもいい

終末カレンダーを討伐しそのうちアフターチームが回収するであろう卵を放置して、これからグレゴールの世界に入る

煙戦争がベースだがグレゴールの心情を通して歪んでいると思われるし

うまく同じ煙戦争の深い関係者かと思われるウーティスから情報を抜ければいいが、やはりそういう下心は直ぐ様見透かされるだろうかな

 

「グレゴール、落ち着くといいよ 深呼吸〜」

 

周りの会話からしてもソロソロだろうと、ロージャが言っていたグレゴールを、虫として扱う会話に対してフォローを装って彼が感じている世界に警告を発する

 

「何を落ち着けと、これは、まるで」

「ガリバーさんの言うとおりです!落ち着いてください、そこは幻想体隔離っ」

 

グレゴールは、ユーリ含めた多数の制止の声を無視し導かれるように扉を開け中に入っていく

そこには黄金の光が溢れ、グレゴールを中心にして俺達はその光の洪水に巻き込まれる………眩すぎる光も周りが見えなくなるという点では、漆黒とも大差はないらしい

 

暗ければ、星や月という光はよく見えるから眩すぎる光というのはそれよりもたちが悪いかもな

 

そんな事を、考えれば

 

視界に入る景色よりも前に、爆発音や悲鳴つぶれる音が辺りから前か後ろかも分からないほどに響いていく

 

「………なぁにこれ」

 

俺はもうすでに知っていた風景に対して、困惑を見せたその言葉が棒読みにはなっていないだろうかと心配も重ねて

両親から毎回、お前の嘘はすぐに分かるとか癖とか全く言及されずに言われまくってたんだよなそれが両親の勘とかじゃ無ければ挙動自体が怪しいんだろうけど

 

「見れば分かるだろう、これは戦争の………真っ只中」

 

多数の囚人達が、先ほどのロボトミー社支部とは全く異なる風景に呆然とした様子を見せればウーティスはその困惑は不要だと言い切るように

戦争の真っ只中と過程をつけた

 

それはグレゴールの様子からも明らかだ

 

俺は周囲を見回す

 

「殆ど元G社の姿………いや、戦争中だからG社しか見えないねここ」

 

周りには元G社職員しか見当たらない、場所としては敵味方入り混じる地点よりは比較的まだ安全な部類ではあるのだろう

夢ではあるが、他の人の姿を借りたグレゴールの心から見てもココは前線からは程遠いらしい

 

前線を見て各勢力行動をグレゴールによるフィルター越しであろうとみたい気持ちもあったが、心の中だそもそも詳しく認知しないものは作りようがないだろう

グレゴール中心に広がっているのであれば、一番安全なのはグレゴールの近くでしかない

 

もし心の世界で、心の認知外に出たとしたら

 

後は地球平面説のように端っこから落ちるだけだろう

 

囚人達の騒ぐ会話に加わらず、吐きそうなユーリに付き添うように近くにいれば風景が切り替わる

 

特に面白いものも無かった

 

また最初からに戻る、グレゴールの心の中は進む事は無いらしい

似たような会話だ、違うのはグレゴールすらもそれに合わせるような動きから確実に外れていっている事だろう

 

「此処がグレゴールの心の中なら、崩壊するのも時間の問題かな居て何かをして解決するってもんでも無さそうだ」

 

夢の存在は大体2パターンだ、夢を否定する話を聞いてそれを認知する者と逆に話すら聞かず一方的に話す者

 

夢を別の単語に置き換えればそれに、限った話では無いけど

 

グレゴールの夢は、比較的聞き分けがいいらしい

 

「………さて、逃げるか 全力で後ろに走っとけ」

 

俺は空から降る、虫を叩くような巨大な手の指を見た瞬間にそう囚人達に聞こえるように叫んでから全力で走り出した

にしても流石に現実で使われた特異点じゃないだろうし、手は女性的に見えるからヘルマンの手か?

明らかにネイルしてるし

 

「管理人を置いて真っ先に、逃げるな!軍規違反を取るぞっ!」

「何真っ先に、逃げてんだテメェ!後でぶっ殺す」

〈そんな事言わないで、走って!〉

「はっ管理人様、不届き者を追うためですお許しをっ!」

 

こんな時まで楽しそうだなぁ、俺は俺の事で手一杯だわ

そう思いながら、怒るヒースクリフとウーティスの声を徒競走のBGMの様に聞き流し走り続ける

逃げただけで、あの手の追跡から離れられるならある意味手の発生はランダムではなく中核の方が頻出する形になるだろうか

 

それを残念なことに調べる余裕も意味も全くない………

 

「ナイス、エスケープ」

 

比較的余裕を持って逃げられた俺は、全体的に管理人含めて抜け出した後ボロっとしている親指を立ててみんなを見てそう言った

 

ふざけんなや諸々が、最初っから怒っていたヒースクリフとウーティスから飛び出すが今は任務中でそういうのはバスの中で聞くからと静かにさせることにする

 

さて、後はユーリをどうするか

 

俺は和気藹々とカロンに地図の読み方を教えたいとバスの中での願望を口にするのを横目に見ながら考える

 

スチルを揃えるには彼女の死は、必要だが………後々の展開にそこまで深く関わるか?取ってくるN社も黄金の枝取っていくだけで、彼女の死体は特に何に使うわけでもないだろう

 

ただ、そういうものだと認知させるための演出の一部決定的にはなりはしない

 

俺は彼女の存在そのものを軽んじることにした

 

黄金の林檎は、直ぐにメッキが剥がれ偽りになるだが見た目さえ整えば食おうとする輩は沢山いる

 

「私が行って確認してみます!」

 

誰かすらわからない承認を得ようとする者なら

ユーリは、ソレが幻想体なのにナニカも分からず弱った姿にミミックとも疑うことも無い

特に、俺はユーリのその声にそもそも無いかもしれない心からの侮蔑を込めて口に出す

 

「………ガイドが何言ってんだ」

「ガリバーその言い方はっ!」

 

俺の短い一言に込めてもない意味が、伝わったのかその瞬間ユーリは萎縮するそれにロージャは、流石にそれはないと明確な非難の目を向けた

 

「俺達の仕事は黄金の枝の回収で、ユーリ達の仕事は案内だ

お前達こそ何言ってる」

「それは………ユーリさんがもしかしたら」

 

シンクレアは、俺の態度に思うことがあるのが詰まりながらも話をつけようとするが

ユーリの意思を無視して、俺はさっさと黄金のリンゴのメッキを剥がしに行く、ここで長話しているだけでは結果は変わりようがない

 

「旧L社がコレを見抜けずマニュアルしか見てなかったとしてもか……?」

 

メッキは、獲物を見て熟すを通り越して虫が湧き腐敗する………あぁ何処かの屋台のりんご飴で飴で覆ってたけど茎が腐ってて問題になっていたことあったな

そう思いつつ、中身がぶち撒けられ本性を現した"偽物の黄金の林檎"から"偽物の本物の林檎"と対峙する

 

そう言えば、まぁ結局戦力差的に問題はないだろうがN社に黄金の枝を奪われる為の時間稼ぎはしたほうが良いだろうと

 

あえて囚人達の動きの邪魔はしないが、手を抜く

 

人格が被せられても、その自らの思考の邪魔にはならなかった唯一の誤算は

 

本来グレゴールが切り裂くのに抵抗していた、偽物の林檎が生み出したユーリの首を刈り取るN社の人間が何故か戦闘中の俺の首を突然切ってきた事ぐらいだろうか

 

………まぁその後にみんなが話す事は、大した変化も無いだろうから特に支障といえる支障は無いだろう

1期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)

  • ロボトミー(支部*ユーリ同僚)
  • リウ協会
  • シ協会
  • N社(異端審問)
  • セブン協会
  • W社
  • R社
  • 剣契
  • LCCB
  • 黒雲会
  • G社
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