バスの囚人に転生したぞー! 作:カンジャリ
バスを降りて歩んで進んでいく
ファウストは合流する前に丁度いいと思って立ち止まった、一人増えた分言葉尻に少し変化がある程度で、ある程度頭に入っていた作戦であるが………
「それぞれの役がある事は分かったが、管理人はお留守番か?今まで遭遇した大体の奴らから少し変わった義体とも思われてなさそうなんだが………」
なんにも無い状態だろうと時計頭の管理人連れて行ったら、別れようと嫌が応なく目立つと思うのだが
付いて動く便利な時間確認の備品として入らせるつもりだったのだろうか?時計頭といえど、時間を見る機能はないが
純粋な疑問として問えば、後ろからカチカチと音と共に
〈自然に人間扱いされてない………ガリバー?〉
「大体の奴らがそう見ている傾向があるってだけだろ?なんでそれを俺に適応する、まぁ良いけどさ」
管理人は、自身が俺に人間扱いされてないと感じたらしい殆どの周りの人の反応からしてさぁ個人としてはともかく
全体としてはそういうしか無いんだよ、俺が知ってる限り囚人以外囚人も結構そういう扱いしてるのあるな………
カチカチなるだけの物体に交流もなんもなく、人間扱いしてた奴に覚えはない
強いて言うなら、デミアンぐらいか?
「共同作戦ですので、更に詳細な事項はこれから合流する特殊部隊の方が話してくださるでしょう」
あっファウスト、その辺ぼかしたな………
そこから、大体同じ流れの諸々してグレゴールは今の時代にも質屋なんてあるのかと話しているのに
「ギャンブルの区だからな、物を売って金を作りたい奴と泡銭を使いたい奴は山程いる
なら物を売って金を作りたい奴らは、売った金を賭けで取り戻せりゃ差額分儲けられるという思考で普通の買い取り屋より質屋の方が、魅力的にうつるんだよ」
そう答えた
カジノ街には大体質屋含む金貸し屋(掛ける金を確保するか、素寒貧になった際のしのぎ)と風俗店(ギャンブルに勝った際の消費先)が集まるとはよく聞く
「………そこまで突っ込む奴が居るって事か」
グレゴールが若干引きつったような顔で、そこまでギャンブルにのめり込むのかと戦慄している様だった
俺はしたことが無いから良く知らないけれども、パチ屋の近くにATMか無人サラ金があるみたいなものだろう………友人がギャンブルにドハマリしてクレジットカードのショッピング枠を換金しだしたことあったな
そいつは奇跡的に、債務整理は出来たようだが
むしろ質屋の方が、借金ではない分比較的マシかも知れない
貸し出し価格はマトモにやるよりぼってるだろうが、そこら辺は戻せる可能性と即金性に目を瞑るシステムだ
掛ける金にならない借金で、物買って質屋に持っていく重症者は知らない
「まぁ、理解できたら終わり 質屋愛用者全員が全員って訳でも無いだろうけどね」
全員ではなくて、殆どではあるだろうけれども
「あの店が、合流地点です入りましょう」
ファウストは、目的地に着いたのか足を止めて中へと誘導する
「特殊部隊かぁ、どんな人が来るのかね」
………さてエピも、特に死んで意味があったと言えば無かったかな?ソードが生きたまま2階級特進するような出世をしたぐらいで
2章は、本当に知っている限りの全体から見れば山も谷もない散歩の様な物に近いし起こる事への対処と行動の方針を大雑把にでも纏めないとな
特により良いものの為に動いているわけでもなし普通にユーリも見捨てても、俺にとって何の利益も損害も無かったわけだし
だけれども、生きても死んでも変わらないのならば生きている方が気分はいいそんなものでいいのだろう
身を削ってまでは、やるつもりは一切無いがやれる範囲でやるなら通る道でゴミを少し拾うぐらいの事ぐらいなもんだ
入った瞬間、狭い店って自分で言ってしまうのかと思った商っけがないかと思ったけど
これからのブラックカードのアレコレ見て、そう言うわけでもないんだよな
イシュメールとホンルとヒースクリフが、ガヤガヤと会話をしているであろう間俺は初めてみたパンフレットで運勢の決定の相場だろう眼に少しだけ上乗せした物を店主に見せる
「運勢は?ゆっくり麻雀やトランプも嗜みたいが数分で終わるといい」
「ならくじ引きだな、引いてみた文字がソレだ 数秒で終わるぞ」
俺は運勢の決定をしたいが、トランプや麻雀をする時間は無さそうだ伝えれば無愛想な店主は相場より多めな金額に観光で慣れていないタイプだと思ったのかチップとしての礼も言わず町中での抽選とかでよく見るタイプの箱を取り出す
「凶だな」
「運勢を上げるなら………」
書かれている文字を確認するように、文字通りに発音する
一番悪い大凶は出なかったが、おおよそ二番目にあたる凶という結果だ
取り出された紙自体は見てはいないが、凶という単語が俺の口から出た瞬間
この区特有の慣れがないカモだと事前に判断したとおりにマシに出来るようにとか質屋の主人が胡散臭い言葉を並べて紙を売ろうとしているのを
「俺は付き添いで賭ける奴では無いし、良い心構えが出来たと思うことにする」
そもそも賭け事をするのは、今回はロージャだしなぁと賭け事の諸々以外に適応されたとしてもそれの心構え程度にしかならないと伝えた
「チッ………
他の奴も占うのかそれともやらんのか?にしてもカタにできるものは持っとるんか?身なりが………」
質屋の主人は、俺に向けて売るタイプの客にはならないと見て舌打ちをして他のたむろしている人達の方を向いて顔色も変わらず
金目の物は一見持っていないように見えるらしい、まぁせいぜいよく見てもお揃いの制服みたいなもん着た観光客ぐらいだろう
学生と言うには、年を取りすぎているし年齢も離れすぎて入るが
「おぉあの時計頭は、いい値がつきそうだ」
管理人はそう見えるよなうん、やっぱりすぐ破綻するし最終的に計画通りにいったとしても失敗しそうなあの作戦の時どうする気だったんだろうなコレ
ファウストが、事態の収拾がつかなそうとやっと口を開くが遅いよ誰も聞いてないからこのタイミング
「………他の奴って言ってましたけど、私達の中で誰か占ってたんですかね?」
「うんそれ俺、適当に金渡してくじ引いたら凶だった」
イシュメールが、ふと主人の言い方が引っ掛かったらしくそれをそのまま口に出す
俺は下手に詰まらせるのもアレだし、そもそもあまり隠すようなことでもない為適当に折って服の中にしまっていた凶と書かれた紙切れを広げてみせる
「これ凶ですか?」
「凶だな」
「不運が移りそうなので、今日一日は離れて下さい」
広げた紙を興味深げに見た後、イシュメールは俺から距離を取った不運って移るものなのか?
それに一応凶だからもし大凶が出たとするならば、どういう反応に変わるんだろうなコレ
「偽物の指輪なんてつけ得るからに、嬢ちゃんと話してる奴の着けている時計の価値すらも分からんやろ」
「エッ………?」
確実に面倒なのに巻き込まれた、ヒースクリフの機嫌を損ねるからやめろっ!初めに死んだ時みたいに、頭かち割られて脳漿出しとうないっ!
「いやぁ、似ている偽物とか山程ありますし」
そう質屋の主人の眼が濁っていてくれと必死に願いながら時計を外して鑑定として置く
するとホンルのハンカチと同等の食いつき具合でT社の限定モデルやら公開できる最新の技術を………
諸々とぶつくさ言いながら見入っていた
あっコレ、マジだと感じ腹をくくった次の瞬間腕時計が俺に向かって投げつけられる
「こんな物持っているから凶なぞ、引くんだ
ただでもいらんっ!」
顔にぶつけられ、少し痛い
落ちた腕時計を拾って、改めてまじまじと見入る裏面に個人の所有を示すガリバーのネームが雑に傷で刻まれている以外は特に何かあるように見えない
確かにそういう損傷があれば価値はぐっと下がるが………他に何かあるのか?
それか偽物を持つと運気が下がるとか、よく言われるあれか?
「イシュメール、凶って凄いな」
「それでもさらっとつけるんですね、ガリバー」
俺は最終的に腕時計を付け直しながら、こう言うしか無かった
ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)新章開幕のため登場済み人格入れ替え
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