バスの囚人に転生したぞー!   作:カンジャリ

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分け合えば減る 【章外】

大体が部屋に戻っている中、カッターナイフでバス内の錆をひたすらに削り落としていた

ファウストに、場所書いて教えると入ったが配置とかは簡易的にかいただけのものだが天才だから分かれと思いその箇所に◯と共に数字をつけて数字ごとに気になった歪みやら欠損やらをつけていく

何回か、やっている為報告被りを防ぐ為此方でまた今書いているものを手で写し取って部屋内に保管する必要はあるだろう

そこまで細かい部分覚えておけるほど記憶力は良くない

 

「ファウストに次回の改修時、シートベルト希望したが椅子のカバーとそのカバーの予備も追加希望だすか こういう時に外すだけで洗って終れるし

血汚れが染みつきにくくなるし」

 

こういう物は、やってる内にどんどん不満がでてくるものだ改善点とも言うだろう

バスの仕様変更等はファウストの管轄の為、損傷箇所報告で纏めた紙の端に自身の希望とそしてそれを行うことへの有意性を軽く書く

 

感覚だけで言えば七夕の短冊みたいなもんで、実行されずともそれを明言したという形を残すだけでも意味自体はあるだろう

 

「後は掃いてから、洗剤で床擦って終わりかな………時間帯的には他の奴らが起きてくるうちには乾くか」

 

俺は鉄製部位とか、諸々ファウストに報告が必要そうな箇所を大体見て錆も大方取り終わったと事前に端に置いていたちりとり付きのホウキを手に取る

そしてメフィストフェレスの運転席の方から後ろに行くように、一緒に落とした錆も回収しながら座席の下にあった空のタバコの箱などのゴミも集めつつ立ち入り禁止区域以外を一通り掃き終え

その現在地点から、モップに水に溶かした洗剤をつけつつ床を擦りながら運転席の方へと戻るように進んでいく

 

「掃きはしたが、やっぱり土やらはどうしてもな………」

 

頻度としては、寝ずの番として2週間に1回程度になるがモップに水気がなくなってきたら洗剤の入ってない水で汚れを落とす度に透明な水が茶色く濁るのを見て俺は呟いた

バスという性質から、靴を脱いでうち履きに変えるでもないため汚れが入ってきやすい

掃除当番と言っても、人によって閾値は違うからな

 

他人が気にしなくても俺は気にする所もあれば、俺が気にしなくても他人が気にする所もある

それで少し思い出したのだが、今での洗濯のあの件は理不尽だと思ってる思うだけだけど個人の考えの行き違いが生んだ悲劇だろう

 

「まぁこんなもんでいいか」

 

いつもカロンが座っている、運転席の方までモップで行き着き何度も替えたのに酷い濁りをしている汚れを落とす為の水と別で用意したのが良かったのだろう

比較的汚れは軽いメフィストフェレスの床面積からか水かさがだいぶ減った洗剤入りの水を見ていた

 

その後の諸々所定の位置に置き直したり後処理をしている間に

濡れた床が、乾き共に朝が来る

 

移動中の業務は、管理人次第と大体の囚人達が自らの部屋から出てカロンも次の行き先の為にメフィストフェレスを走らせる

その起きていく、囚人達の中に当然ファウストもいた

 

「おはよう、ファウスト 毎回の事だが時間がある時に確認してくれ」

 

俺は、昨日掃除しながら各種手書きで纏めた物を出すファウストはパラパラとも見ずに締まった

そのまま裏で捨てられてても、此方で控えは取ってあるからどうでもいいが上手く使う分には使えばいいと思う

 

「ガリバー、深夜業務と言えどと休息は推奨されます」

「そのまま何も無いと寝るから、眠気覚ましに必要な事だ自身で問題が起きる前に対処する必要はあるだろうファウスト」

 

珍しく、ファウストが此方を向いて小言を言う

そうは言っても、俺は何も無いとそのまま寝てしまうだろうから居眠り防止の面もあるし止めてどうって問題でもない気はするがちゃんと起きて見廻りをするという行動自体は同じだし

ファウスト目線でも何も気にすることはない気がする、支障なく回っているのだから

 

それにここに来てから、精神面はともかく肉体面の疲れを感じにくい気がする

そりゃ現実とこういう世界の人間の肉体では、基礎が違うからかもしれないよく硬すぎるモブとかでネタにされるのとかよくあるし

 

返答をしてから、ファウストの返事は無いだろうと定位置に腰を落ち着かせた

 

今日は管理人による、業務指示は紐関連の幻想体三回だけ多分エンケファリンモジュールを増やすのを優先し鏡ダンジョンへの突入がこれから増えるだろうかと

属性諸々が噛み合わなかったらしく他の人達が連れて行かれる様子に見て勝手に思いながら

 

定量配給される、食事と焼いたばかりの丸いマドレーヌをデザートに食べていた

 

………自分で追加で作った奴は、ロージャとヒースクリフとドンキホーテとカロンで綺麗に5等分することになり可愛いサイズに変換されたが

それ以降から分けられることを注意して、大きめにすれば人数が減って本来自分が取りたい分より多くなり今度は少ないだろうと皮算用すればまた小さくなる

 

繰り返す内に、色々考えるの面倒臭くなった

 

管理人除いて全員分、一旦作る事にした

分けることを催促してる奴らだけを対象にすればいいと思うかもしれないが、これでも足りない頭で色々考えた結果なんだ

それに、差を作ることにもなる

特定の誰かと仲良くしようとも、仲が悪くなろうとも思わない強いて言うなら険悪な雰囲気はコチラとしても気分が悪いとだけ

 

缶詰の空きを人数分より念の為数個多めに用意し元々中に入っていた内容物の匂いを取るために、洗剤で洗ってから沸騰したお湯で暫く煮る

全員分作る事は、買い出しの際に考えていなかったため当然容器はないバスの中に小洒落たガラス容器などもあるはずはなくプラスチックは耐熱性に不安しかなかった

見た目はともかく、諸々の条件と個数を考えると開けた後の缶詰がいいだろうと結論を出す

 

消毒等の処理が終わった缶を、確実に火傷しそうなため箸で掴みながら水を入れた桶に放り込む

水に入れたとしても暫くは、触りたくない

 

「その間に入れる卵液等でも、やっとくか」

 

誰も居ないのに呟きながら、卵と牛乳と砂糖を1/2/0.5の割合を目安に卵を中心に調整してざっと混ぜてから

その卵液を布で濾す

 

形状的にカラメルは下に仕込むのは、合わないだろうから上にかけるのがいいだろと考え蒸す間にでも仕込もうと水で冷やしていた触れないほど熱くはないが触り続けるとじんわり熱が広がる缶を取り出して

作った卵液を注ぎ、その卵液を濾していた布を洗ってから水を薄く張ったフライパンの上に敷いて更にその上に卵液を注いだ缶を並べて蓋をした

 

そこまで大きいものでもないし、時間は長くは掛からないだろう様子を見つつ砂糖を焦がし水を入れてカラメルを作り

冷蔵庫のスペースを寄せて、入る分だけ空くようにして蒸し終わった物を取り出してから

作ったばかりのカラメルを注いで空いた場所を埋めるように入れてから冷蔵庫を閉じた

 

すぐに食べるもんでもなし

 

「………全員分無い」

 

午後の配食が配られる前に、寝ずの番の時の代わりにブランケット掛けて寝ていたり色々してはいないな今日寝てたな

それはそれとして別の問題だから一旦置いとこう

最終的に出来た物は、消費する人数より1個多めに出来てきたはずだがなんと数えても人数分より1個足りない

 

俺は近くのゴミ箱を見たら、空の缶が2つ捨ててある

 

直ぐ様加熱消毒して、食器棚に置いた

 

「まぁこの量俺が全部消費するわけにもいかないよりも前に、盗み食いしてる奴に盗られそうだな持ってくしかないか………」

 

頭をかいて今の時間で補充として、作るには時間が足らないし缶は入る量として小さめだから卵1個使ったら中途半端にもなるだろう

持つためのお盆に乗せて、全員に配るには足らない数を積み上げた

 

皆が集まっている、前の場所に戻り

 

「人数分あったが、人数分ない誰か知らないか?」

 

それだけ言って、発言を無視して表情と反応だけを見ていた

ドンキホーテは、焦り ヒースクリフは、安堵まだわかりやすい方で良かったあの2人か………

 

「うん分かった、ありがとう」

 

と言って、ヒースクリフとドンキホーテを除いたヴェルギリウスとカロン含めた全員に配った要らないなら誰かに渡すか捨てるかしてくれと伝えながら

 

〈えっ私は食べられない〉

「余りだから、他の同じように要らないなら捨てるか捨てるなら目の前は辞めてくれ

流石に傷つく、今日頑張った奴らか話し合いがで渡してくれ」

 

当然今回は管理人にも渡している、余ったから仕方ない俺が自由に決める分配権等は管理人に投げたほうがいい

役割の押し付けとも言うが、そういうものだろう

 

にしてもやっぱり、材料はかなり減る俺の分がちゃんと確保されているのはいいがその内やめるかもしれない

無い袖を振るうために腕の皮を剥ぎたくはない

第三期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)

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