バスの囚人に転生したぞー!   作:カンジャリ

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やっぱ武器じゃねぇってコレ!

バスを降りさせられれば、多数のネズミとひと括りにさせる薄汚れた衣服に見を包んだモブ達が明らかに金目の鉄の集まりであるメフィストフェレスを目敏く見つけ襲撃を掛けてくる

 

マンホールの蓋や鉄製のフェンス取って二束三文の鉄くず屋に売り払い、一撃10万みたいな契約書もないsnsで誰でもいい捨て駒を探す適当な求人に釣られたりなんでこんな事するのと思う事が度々ニュース等でも流れていたが諸々食詰められた人間が行うことは何処も大きくは違いはないのだろう

 

そこに当然のごとく殺人という手段が混じるだけで

 

ディストピアの管理社会諸々言うなら、ちゃんと末端までして欲しいっすね、巣として比較的ちゃんと見ていたであろうL社の騒動然り結構ガバガバなんじゃない?頭の人達ちゃんと仕事してよ

 

完璧だったら、物語として語るべき点が完全に消え失せるから無理だろうけど

元々作品としてそういう物としてしか無いのだし

 

「確かこうだったかな」

 

俺はそう呟きながら、切り払ったり滅多打ちにしたりなど各々の攻撃行動をする囚人に混じり

最初に死んだ前のあの動きを頭に思い浮かべ、紐を握りヒュンヒュンと風を切るような音が出るまで回す

円状に、青い光の軌道が走った

 

そしてなぞる様に、目の前の刃物を此方に振りかざすネズミに勢いのままぶつける

 

更に

 

「ヘブっ!?」

 

自分の顔に、人にぶつかったからまだ勢いは弱まっているがカンテラが当たる

 

「何やってるんですかっ!」

 

相手にしていたネズミを対応し終わったイシュメールが、信じられないものをみる目をこちらに向けながらスライディングしながら俺が、カンテラを勢いよくぶつけたネズミに追い打ちを掛けて静めている

痛いが動けない訳ではない、小学生の時ドッジボールのボールをバスケットボールでやりやがった馬鹿の豪速球を顔に受けた時のおんなじぐらいだ

 

「動けるから大丈夫だって」

 

その後………

 

紐の長さの丁度いい調整が戦闘中直ぐ様できず、ネズミから何度かスカったり

勢いが足りずに、当たったとは言えペチッとなる事もあったり

得物として使われた長物に巻き付けたは良い、けれどあの時みたいに引っ張っても何にもならなかったり

最終的には、紐が絡まってメフィストフェレスに戻る前に下手なネズミ相手より手こずったりしましたが

 

な に か???

 

一般人に戦闘能力を期待するな、せめてマトモな武装をよこせ難しいってレベルじゃねーぞ

今の所の、戦闘での動き方健診で分かったドベ2人のイサンとシンクレア以下だろこれ

最初ならこんなもんか、2回目だけど

 

明らかな、役立たずという共通認識を植え付けながら

まだ説明という形での管理人のチュートリアルは続きネズミは湧くだろう、それ迄に最低限でも形になればいいが………そう磨がれた刃物は血さえ残さないとは言うが

何故か何度もネズミに対して叩きつけたのに、凹みも傷も付いているべき血の汚れすらも無いカンテラを見ていれば

 

「ガリバー、貴様わざと手を抜いているのか 管理人の初陣に泥をつける気なら」

 

「わざとじゃない、ウーティス」

 

「なら最初の動きはどうしたんだ」

 

ウーティスがバスの座席から立ちあがり静かに近づき

大声こそ出してはいないが、明らかな苛立ちを持って俺に向かって話しかけてくる

俺にとっては寧ろ"最初が異常"なのだが、それ程までに異常なほどによく見えてよく動けていた

 

俺が、俺じゃないみたいに

 

わざとらしく ドンキホーテ 良秀 グレゴール 3人に気づかれない程度に見払ってから

 

「ウーティス 君は俺よりも余っ程聡明だ、管理人の為を思って話しかけてくれたんだろう

落差が酷いだろうに君は契約後からどうなっているか直ぐに理解できてると思う

まだ慣れてないんだ、赦してほしい」

 

そうやって都市で過ごしてるわけでもないし、荒事なんて全くしたことがないのに最初だけは動けたカンテラで戦うことなんて考えたことも無いなどという

信じてもらえないだろうし、面倒事にしかならないだろう真実を隠す

 

「足手まといにならなければいい」

 

それだけ言って、席に戻っていく

管理人の為とはコチラで言ったけど、ただ俺があの戦闘でウーティスにとって純粋に邪魔だったんだろうな

ワザワザ声に出してくれるのはありがたい事だ、全体のヘイトを自然に買ってしまったのは重々分かってるし

 

代弁者に喋らすことで、勝手に自分で不満を言った気にになる事は結構あるから

 

………まだネズミがいる

 

管理人に次の戦闘システムの話が始まる、今度はヴェルギリウスの声かけの前に俺はメフィストフェレスから降りた

 

イシュメールの不満からの人格の話や、罪悪資源によるEGOと説明は進み

俺も慣れとして2回目のような大ポカをするような、不慣れは調整される

 

こういう慣れは、まだ数日しなければ直ぐ無くなるだろう

 

数日も平穏に荒事から解放される事は、リンバスカンパニーの業務的には無いが

 

長期的に見れば不運としかいいようがなく、短絡的に見れば幸福な事だ

それはそれとして、コレを武器として俺に渡しやがったリンバスカンパニーの奴等は頭が可笑しいと思う

 

「コレから忙しくなるだろうな」

 

ロージャも、もうすぐ来る近くの描写で腹が減ったと言っていた食える時に食っておこうとシナリオという切り替えレールに乗る前に買った

 

角砂糖混じりの乾パンの缶詰を開けた

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