バスの囚人に転生したぞー! 作:カンジャリ
ヴェルギリウスに、目一杯(表現不可能、思い出したくない)怒られてから暫く経った後
ガタンガタンとメフィストフェレスは、あいも変わらず一定のスピードで走り続けながら俺達は通常業務を日々こなしている
〈少しいい?〉
「うんどうした、あの時のやつか?」
こんがらがった頭をまとめるのに適当な情報整理を行うの為揺れる車両故の震えた文字が刻まれていくノートに続きを更に書いていれば、管理人が声を掛けてきた
俺はノートを閉じて、顔をそちらに向ける
クローマーに潰された後辺りのことだろうかなと、考えていたが………
〈いや、今度やる時に新しい人格使いたくて〉
「通常業務なら、カバーも効くからな言ってくれて嬉しいよ管理人」
そうでは無かったらしい、新しい人格かと考えた他の囚人よりも数はある筈だが………確かに通常業務とはいえ、ある意味での最適化が進み管理人の中でマンネリはしてきているだろうなと思った
にしても、新しく出たのか元々あったのか
〈じゃあ今度の時に使うね〉
「管理人の情報だから言わなくてもいいんだが、他に人格はあるのか」
〈今出てるだけでは、コレで最後だ〉
それが気になり、管理人に聞けば俺に告げたので一応最後らしいシーズン1あたりで大量の人格を除けば初期除いてego2つとまぁ突出した物でもないだろうと
今度の人格は、ちゃんとした武器ではあって欲しいなとだけ思った
目の前には記録として再現されたのがはたまた実際にいるのかN社の異端審問官が写った
身体に巻き付くは、カンテラを結ぶいつもの紐ではなく重たく束縛された鎖
鎖さえでも、まだ足りないと言うように身体の隅々に幾重にも入れ墨が広がり消えぬ跡が刻まれている
「仕返し帳簿には、書かれてないが………書く前に消えてくれないか」
中指として所持しているメモの様な仕返し帳場を、パラパラと見て目の前のN社の異端審問官達のそれぞれには現段階で何か当てはまる者はない
俺個人で、何か書くことは少ないが………
何か異端とか勘違いしているのか、此方に攻撃的に迫ってくる
「中指に、敵意を向ける事自体が対象になるとはまぁ分かってはいるだろうな分かってなくてもやるけど
俺はまだ、甘い方だぞ?」
俺は溜息をついてから、真っ直ぐ相手の顔に対して殴りつける鎧が砕ける音と共にパキッと小気味よく骨が折れる音がする
入れ墨による強化は当然あるが、日々の鍛錬はちゃんとしているある程度仕返しとしての規則はあるが使える練習台は山程あるし
決められた返しはするが、それ以上は規定違反をしていなければ余剰の追加はしない事には気をつけている
それは中指とか、他の伝わりそうな周りには言ってないから言うなら
よろけ倒れたN社異端審問官の、頭を踏みつぶす脳漿が割れた頭から飛び出る
履行完了時に、対象の生存が絶望的な時ぐらい
「庇護下も中指の範疇、中々楽にはなれそうにないね」
結果として眼の前にいる敵対者は、皆殺しになってしまう仕方ない事だ中指として色々説明しその上でこうなるのだ
やられたくない事をやらないこそ、境界は保たれるのだろうそれ故に中指は離脱者にも容赦はない
中指という組織としての境界を内から外へ揺るがす行為だからだ
だからもし此処を出るならば、俺が求めている場所への道が決まってからでしかないだろう
同時に、皮でしか無い此処には確実に無いだろうとも
視界が濁る、縛り留まらせる鎖が桃色の紐に変わっていく注がれ満たされ器が割れ溢れる
〈あっ〉
「死ねば済むと………踊れよ」
意志こそを優先し、身体が歩みを進める周りの桃色の紐に全てを委ねろという囁き
俺は受け入れ呑み込まれる、だが呑み込んだ何かの腹はどうにも消化しきれないのか自身一部が嘔吐物の様にドロドロでて混じる深く分けられないほどに
そのフワつくような意識で、周りを見れば沢山の人型が関節に反した動きをして楽しそうに踊ってる
顔は全て分からなくなっていた、甲高い声が上がる、何人か数えられないほどの量の声は止まらない
それに混じってパキパキとぐちゃりと、楽しい音がジャムがたくさん塗られたクラッカーを齧るように混じる
全てが静かになった後
「あぁコレね」
自分自身も、大分周りより本能によるセーブは一応効いていたのだろう
だが、体の関節含めた本来の動きそして肉体上のスペックを上回る仕事量をさせられた肉体自体が悲鳴を上げ
恐らく"敵味方共に"戦闘自体も終わっただろうから、人格も取られた為パタリと電池が切れたように俺は大量の血が水溜りを作る地面に倒れる
何とか顔を上げ周りをみれば………
体の関節の全てが、反対方向を向いたホンル
首が体は正面のまま後ろを向いたファウスト
酷く絡まり肉塊のように圧迫されたグレゴール
失血で青白くなり指の一本も動かないヒースクリフ
4人全て絶命しているのが見えた
死んだ後でまだ、良かったかもしれない流石にこの死に様に至る道中は気分が悪くなりそうで認識は好き好んでしたくはない
「流石に見たくない光景だったろ………俺がやった後始末させて申し訳なさしか無いが管理人巻き戻し頼む」
〈うん………〉
地に伏せたまま、管理人の方にも頭も向けられず俺の状態含め巻き戻しを頼まなくてもしてくれるだろうがお願いした
管理人も、渋々と言うわけでもないが一つ返事で了承しカチコチと即時ではないが死から生へと負傷から平常体へ体は戻る
「お疲れ様、管理人 ホンル、ファウスト、ヒースクリフ、グレゴールego侵食起こしてたみたいだが流石にその上でコントロール効かせるのは難しいな
巻き込んで申し訳ない」
血は、主にヒースクリフから出ていたのだろう身体が動けるようになるまで戻った頃には消えていた
一旦業務終わったということで、管理人に〆の労いの言葉を掛けてから俺の侵食egoに全員巻き込まれた事ははっきりと分かっていた為それぞれの名を呼んでから頭を下げた
ホンルと、ファウストと、グレゴールは、あっさり終わったがヒースクリフは、失態が珍しいと言うように少し嫌味が何かを言って満足気だった
いやヒースクリフお前死んどるぞ、俺のせいで
〈えーとなんか終わりみたいな雰囲気になってるけど………この後鏡ダンジョン メフィストフェレスのモジュール溜まってきたから尽きるまで行こうかなって〉
マメだなぁこの管理人………、いやうんスキップ無しで毎日紐3回と経験値必要な分毎回やってるから後で纏めてだとしても鏡ダンジョン無限(エンケファリンモジュール尽きるまで)周回するだろうとは思ってたけどさ
「………飯の時間までには、終わらせては欲しいなダンジョンは全員で入るしかねぇし他の人にもちゃんと聞いとけよ管理人」
やる人はやるだろうけど、流石に徹夜は勘弁願いたい
そう思いながら、拒否権も何も無いのは前提とするがダンジョンには全員で入るしかない為ここにいる囚人達以外にもちゃんと聞けと念を押した
「補給の時間は、業務より優先度は低いです」
「管理人の旦那の命令ならな」
「ガリバーずっと飯の事言ってんじゃねーかっ!」
「ははは~ぼくは良いですよ〜」
管理人の鏡ダンジョンへの連続挑戦に対して、言葉に詰まってきたのかまたは俺の返答が早すぎただけなのか三者三様の返答を返している
本当に何度接しても個性的だなコイツら、多分俺埋もれてるぞ?埋もれてたほうが良いけど
俺が敢えて言わずとも、管理人は他の囚人達にもその旨を伝えただろうが拒否権自体そもそも無い事が伝わってはいるのだろう全員がエンケファリンモジュールという資源が尽きるまでと承認し巡ることになった
それはまぁ、日付を跨ぐほどかなりの夜更けまで続いた………経験値必要な分以外は全部モジュール変換出来るだろうからな
コレから、他の囚人含めて各人格やegoの同期レベルが上がることだろう
「流石に疲れました………ね」
シンクレアが、疲労困憊といった様子でボソリと呟きそれに同調するようにイシュメールが船での様子を交えて細々と愚痴を口に出す
〈エンケファリンモジュール使い切ったし、明日からは日課だけだから………お疲れ様皆〉
それに管理人は、もう暫くはこういう事をする機会はなく経験値含め業務量はぐっと少なくなるだろうと疲弊を和らげようとしたのかカチカチと話す
管理人が真っ先にそういう話をするほどに顔自体に出ていないのは、ムルソー含めごくごく少数で少なからず疲弊はしていた
管理人により肉体面の疲弊はないに等しいが、精神面の疲弊は流石にどうしようもない
俺もその内の一人だ
「シャワー今日はゆっくり浴びたい、俺の他に浴びたいやつがいるなら先に行ってくれないか?最後がいいなら譲るが」
「私はサッと流したい気分〜じゃあガリバー先貰うわねー」
明日もう時間帯的には今日だが、業務自体は少なくなると管理人からの話もありゆっくりしたい気分に疲弊もありなっていた
それでシャワーの話を全員が集まってる状況でもあるため丁度いいと口に出せば
ロージャが真っ先に反応して、サッサと済ませて気分を変えたいと集団から離れていった
………そう言えば、時間帯的に見れば昨日はゼリー飲料か座って食べるとか咀嚼する時間も惜しんでというのでもあったけど栄養素やカロリー的には問題ないだろうが、そもそもが味を感じず飲み込むような物でもあるし感覚的に腹に溜まり満たされる物でもない
各々、ロージャが離れていくのに合わせてやっと終わったと解散してばらばらになる
暫く考えて立ち止まっていた俺は、与えられた部屋に戻り使いたい奴らが全員使い終わってシャワーが空くには時間が掛かるだろうと
部屋に戻り袋のインスタントラーメン一袋と、卵一個、魚肉ソーセージ一本、キャベツの芯等野菜の切れ端を持って出る
小さい鍋に水を張って、魚肉ソーセージをちぎりと野菜の切れ端を入れて沸騰したら麺と粉スープ追加し麺が解れたタイミング卵を割った
面倒くさくて、時間は測ってない
硬すぎなければ別にいい、伸びたらまずいとは言われるが俺は水を吸いすぎて伸びた麺はそれはそれで好きだし取り敢えず赤くないの選んだから辛くはないはず
匂いも辛い感じはしないし
「ホカホカ、メフィみたいにぽっぽこ湧き立つ」
カロンが近くに寄っていたようで、俺にどけと言うように迫り鍋の中を覗き込む
コポコポ沸騰する様子に興味をってだけではないかと、俺はカロン用のスープも入れられる深さのとりわけ皿と箸を用意した
「見てて楽しいのかコレ」
そう俺は言いつつ、麺を一本取って啜ったうん確実に本来の表記より茹ですぎてるなこれ
流石にこれ以上は、茹でてもなんにもならないだろう野菜にもとっくに火は通ってるだろうし
火を消せば、カロンはそれが当然と言うのように俺が近くに置いていた皿を持っていて特に何か話すわけでもなく卵も当然のように半分に割って鍋の中身を分けた
野菜を分ける度にカロンは、箸で摘んで鍋の中に戻してくるのだが
「いや野菜は、食えよ」
「カロン今日、取ってるからいいの」
「今日は、何も食ってないだろ?」
戻す度に俺は、均等になるように再度カロンの器に入れ直すちょっとした攻防を繰り広げているのを………
「14番、カロン………何をしているんだ」
ヴェルギリウスは、目を赤くせず途中から見ていた様に会話に混ざった
状況を見ても、カロンが持っている全く野菜が入ってない器と野菜がたくさん混じった俺が持っている鍋を見れば話自体を聞いてなくても分かるだろう
「こっそり夜食を作ってたら、カロンに見つかって
分けた時に野菜をずっとカロンに戻されて俺が入れてを繰り返してた」
「ヴェル………」
仲裁するにはカロンに寄りすぎている(願望的に当然ではあるが)ヴェルギリウスが少し考える
まぁ夜食なんて、普通に軽いフルーツ数切れぐらいじゃないとかなり重いからなとか思いつつカロンが止まってる間にヒョイヒョイとカロンの方に野菜を分ける
「カロン、今日もやる事はある これを食べたらちゃんと寝て休みなさい」
「はいヴェル」
カロンは、ヴェルギリウスの言う事に素直に返事はするがまぁ何となく残しそうだなと思った
だってヴェルギリウスの目はないから
俺はちょっとしたいつもの様子の言動で去ろうとするヴェルギリウスに声をかけた
「俺は、ヴェルギリウスから見て相当な危険人物になると思うんだが
カロンと二人っきりにしていいのか?」
言ってて悲しくなってきたが、俺では今のカロンの野菜回避行動に勝てる気はしない
基本は残されてもどうでもいいが、片付けるのが俺になる以上捨てられてるのは目の前で見えるわけで
ヴェルギリウスは、パンツ事件(俺としては完全に事故)やら腹からアンプルやら色々あった割には何故かハッとした表情を一瞬だけ見せたような気がした
「危険人物という自覚があるのならば、慎んだ行動を取れないのであればまた」
「もう俺が動いても、意味はないから何もないと思う
ヴェルギリウス、はい
要らないのなら見えない所で捨ててくれ、野菜が苦手とか言わないよなカロンの前で」
俺はヴェルギリウスが、また説教こそはしないが皮肉やら何やら言う前にサッと自分の分を更に半分に分けて渡した
その時に、バンっと扉が開く
「ガリバー何また、勝手に自分だけ」
「自分のお金でやってるんだけど!?、別に何の問題があっちょっと待っ痛い痛い頭が潰れる!!!」
ヒースクリフが、まぁ匂いは普通にするだろうから俺が持っていた鍋を一目だけ見てヴェルギリウスがやった可能性を排除し頭をグググッと力強く掴まれる
囚人同士の喧嘩(一方的)だぞ、少しは何か………完全にヴェルギリウスあいつ笑ってるな見間違いじゃないわ笑ってるわアイツ武器の音さえしなければセーフ判定なのか?
一番の大声を出したのは、やっぱりヒースクリフでロージャからぞろぞろと物理的に痛みが残る頭でまだお前ら寝てなかったのかと思いつつ
結局全員分、引っ張り出して作って分ける事になり
その後ゆっくりとシャワーだけは、浴びれた
だけどもシャンプーとリンスとかが入ってるかどうかは、浴びる前に確かめたほうがいいなと水を入れてリンスの容器を振りながらぼんやりと感じることとなる
第三期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)
-
鉄工会
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ぽんぽん
-
南部セブン協会
-
マリアッチ
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剣契
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LCCB
-
黒雲会
-
G社
-
南部ツヴァイ協会
-
南部センク協会
-
南部ディエーチ協会
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薬指点描派スチューデント
-
T社徴収職職員
-
中指
-
西部ツヴァイ協会
-
東部センク協会
-
北部ヂェーヴィチ協会