バスの囚人に転生したぞー!   作:カンジャリ

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向き合わない 登場人格ストーリー

〈薬指点描派スチューデント〉

その子供は、軽い足取りで鼻歌を歌いながら沢山の表現を教える為に画材となる子供達を引っ張ってきたんだ

課題をする時間を取られるだけの、労力しか掛からない沢山の住民達の粗悪な作品を観ることも楽しんでいた薬指では珍しい子供だったろうね

それが、その子供の評価を一身に受ける住民達には幸運だったかは分かりかねるけど

 

沢山の生きる為だけの作品を、子供は楽しそうな笑みとしか表現しようがない表情でじっくりと眺めている

ガリバー「えーとここの部分がいいね、評価としては落第えーと2回目だけど俺は好きだよ

作品として、人を使うのに主に血ばかりが頭にいくけど………」

子供はまるで、宝石でも手を取るように拙い住民に分かりやすいようにフィルムをかけてコレから強調していくべき良い部分に丸をつけたんだ

集中できてない住人「はっはいっ、もう」

その話を聞く住人は、内容すらもよく聞こえてないのか命が保護が繋がったと言う思い込みをしていた優しく語りかけるから思い込みができるんだろうけど子供の声の意味が耳に入ってないみたい

でも子供には、その事は不快とかそういう事すら思ってないだってやろうとする事には関係がないから

ガリバー「だけども単調気味なのが評価を下げるしかない要因の一つだろうね血の赤や黒も以外に、色々中にも外にも色を持っているんだ

勿論人でなくてもいい、土や草等にも色は取り出せるからね囚われてはいけないよ

確実に前よりも、良くなってるから」

だけども、画材が五月蝿い事には少し癪に障ってしまったらしい目の前の住人と周囲にいる住人に教えようとしてるのに声が届かなくなるから

丁度いいとまるで包装紙を破くように、画材の中にある薄いピンク色を頭を割って見せながら血の赤だけじゃなくて使える色はまだまだあるよとなんてことないように語るんだ

集中できてない住人「うっい………ぁっ」

ガリバー「君も、もっとよくできると思うんだ

これからも頑張ってね、俺見ているから」

子供は震える住人を瞬きもせず見て笑い、次の住人が恐る恐る渡す絵をこれまたじっくりと見ているそしてこれを住人の数だけ添削や諸々の話をしながら何回も繰り返すんだけど

その場から、自身の個人作の評論が終わっても立ち去る住人は居ないんだ

 

何が起こるか、分からないから

 

ガリバー「うんA+」

 

何回か子供によって、好評を受けていて今回もと安堵を覚えていただろう住人の作品もしっかり見ていたけど………なんてのことない冷たさすら感じる短い言葉とともに武器が提出のため眼の前にいたはずなのに住人が反応できない速度で振られて身体に向こう側が見える穴がいくつか開いて倒れる

周囲も何で?という言葉すら出ない、だって

 

子どもにとってその言葉が意味するものは、ここで完成してしまっているという意味で話している

どれだけ素晴らしくてもこれより先がない、変化もない、死んでもいい物という事に、とっくに評論を何回か受けたとっくに住民は気がついているんだ

夜も遅くなって、寒さが出る頃

 

ガリバー「よいしょっ………皆さんお疲れ様、まぁ俺が色々言ってたのはあくまで表現の一例でしか無いことを忘れずに」

 

嬉しそうに、両手いっぱいに傍から見たら溢れそうなほどの量の住民達が作った作品を器用に抱えて持ち子供はとても良いものが見れたと凄惨な風景としか言えなくなった現場から浮足立つように帰る

殆どの薬指の子供達はその場で下らないと置いていくけど、手に持つ全てが大切なんだろうね

 

手に持つ物だけだけど

 

こんなに子供が本来余計な事に時間を使ってて大丈夫なのは、その子供にとっては他の多くの薬指が恐れる課題とそれにまつわる締め切りや評価なんて問題ではない

ほら………

 

ガリバー「これ、君が描いたの?」

 

あの保護下の住民達の作品を観るような輝いた目を向けて、同じスチューデントの身である子供に話しかける獣の仮面を着けているから野獣派の組員の1人だろうね

 

野獣派組織員「ただ点を打ちつけるだけの、点描派がこの作品に口を出すとはな」

ガリバー「それもそうだね、けど絵に使われた色使いがとても素敵で思わず声を掛けたくなったんだ

鮮やかな赤が目を惹いてよく映える、使ってるのは血だろうけど時間が立つにつれ赤ではなく黒く鮮明さが薄れるのにそれを保つように周囲の色も細やかに調整されている

野獣派としての荒々しさの中にも、洗練された手法が見えて

あはは、やっぱり突然だった?ごめんね迷惑だったかな………素晴らしい物を素晴らしいと称賛するのは垣根を越えてもいいと思うんだ」

 

突然点描派の1人の子供が話しかけてきて、野獣派の組員は見るからに不機嫌になって点を打ちつけるだけと手法を貶すが子供にはどうでも良かったんだ

だって今いる点描派にすら、特別な感情自体は無く本当にただの手法としか思ってないんだろうね

子供は、展示された横にいる野獣派の組員が作り上げた絵に顔をすぐに向けて

絵に対する、称賛を述べる作った人ではない文字通り絵のみ見た称賛で点描派から見た野獣派の手法の遠回りな貶しが出てくると思った野獣派の組員は目を丸くするけど

 

野獣派組織員「野獣派の技法こそ、芸術性を示すに最も優れた手法であるからして他の派閥の目を惹くのは当然なこ」

 

それに気分自体は悪くなかったらしい、それぞれのプライドが高い薬指構成員らしく自尊心を高める称賛は心地よかったんだろうね

けど子供は、それを遮ったんだ

 

ガリバー「いや野獣派だからじゃない、君の絵だから

俺は惹かれたんだと思うんだ、君に話しかけた理由がソレ以外に思いつかなくて

君がどんな風にこんな作品達を作り上げてるのか、知りたいなダメなら良いけど」

 

絵から、目線を外して野獣派の技法そのものではなくそれを扱う君の技術やセンスそしてそれを生み出した本質そのものこそに惹かれたのだと子供は笑う

野獣派組織員は、何かを満たされたようで作品を作る所をなどなど個人の拘りを水が溢れるように語りだした

 

そう個人のそうあるべきを引き出すのを、子供は得意としていたようだね

 

野獣派組織員「あっあ"………」

ガリバー「君の一面だけだろうけど、やっぱりとっても良かったよ!俺が見た事は間違いじゃなかった」

 

暫くして、子供は子供本人では落書きのような物だったんだろうけど"教えてくれたお礼"として"教えたくれたことを元に"絵を描いて渡したんだ

ソレは、野獣派組織員の自尊心を酷く傷つけたようだね

だってその絵はその自身のこだわりを完全に映した上で、当人の目から見ても上回っていたんだから

少しでも、何か難癖をつけようとして隈無く目に入れたとしてまもスチューデントの身である野獣派組員視座では言い表しようが無かったんだろう

だから声にもならない、声を上げるしか無かったんだ

 

ガリバー「きっともっと、あると思うんだ」

野獣派組織員「取らないでくれっいや消えろっ!」

 

子供は、その錯乱する野獣派組織員に自身が見たのは一面でしかなくまだ何か取れることがあると話すが

目の前の全部取られた滓でしかなくなってしまった子はやっとまとまった思考で何とか言葉を捻り出したけど

 

ガリバー「………じゃあ次か、有難うね もう君から俺が得られそうなものは無いや」

 

目の楽しい物を見るような輝きが消えて、サッとポイ捨てをするように置いていく

課題を出す為に、お礼として渡したしわくちゃになった絵を取りながらそれをそのまま提出したんだ

 

子供にとって、大体は落書きのようなもので終わるからこそ怖くはないんだ

あぁごめん………違うね

 

ガリバー「課題と締め切りを一旦外して貰えませんか?どうしても仕上げたい作品がありまして」

課題を出すドーセント「また街を潰した追想作品かい?ははは良いとも良いともっ、寧ろ此方から話す所だった」

 

落書きを出しながら、世間話のような次の課題を出そうとする階級が上にあたるドーセントに当たり前のことの様に自作の時間を増やしたいが為課題と締め切りを一旦与えるのを止めてくれと話す

本来ならば、即薬指の構成員が恐れるだろう罰が与えられる発言だろうがドーセントは笑いながら子供が担当していた街の芸術に相応しい様相を思い浮かべたのか快く本来ならば特例処置のはずだが

お咎めなしでその特例を了承した

 

子供は、与えられた空白を埋めるように

斬られ、首を吊り、焼身し、掻きむしり、様々な方法で狂ったのか殺し合ったのか全て死んでいる場所を歩き描くのに適した所を探る

 

腐ったのもまた、絵となるだろうが表情が鈍るのを嫌ったのはドーセントにも分かったのだろう

 

ガリバー「また無くなっちゃたなぁ………」

 

その後子供は、絵を描き続けた

食べるのも寝るのも忘れてずっと

 

野獣派組織員「これは野獣派の技法を汲んでいる、吹き出る血がすぐに見えるほどに原色の目が覚めるような使い方は」

点描派構成員「いや、彼はそもそも点描派の所属の人間だ!他の技法すら霞む程の使い方彼にとってはソレを引き立てるだけの脇役に過ぎないだろうな」

立体派構成員「お前達の技法は、この作品には一点にしか使われていないじゃないか?絵全体には立体派と言うしかないだろう」

 

子供の課題や締め切りすらも、押しのけて作成された絵に派閥問わず多くの薬指の組員達が群がって

全ての派閥が、これは自身の技法こそが主役だと声を張って騒がしい議論を繰り広げている

 

その落書き程度の感覚ではなく練り上げられ作られた絵は、薬指内で使われる様々な技法がごちゃ混ぜで使われていた

けれども、不思議と調和を保って纏りどれがどれとも言えるようなものでは無かったんだ

 

当然この議論が発生してるのはその作品を、自らの派閥の物だと主張したいと思えるほどに人の目を奪い惹きつける強い魅力が前提だけど

 

ガリバー「………課題やる時間余ったな、課題や締め切りの取り消しを取り消してもらおう」

 

子供は、自身が描いた作品の反応を見ず

時計だけを見て取り消してもらっていた締め切りがあった課題をやろうかと歩いていった

 

本当に何か生み出すわけでもない周りの話なんて、興味の端にすら引っかからないみたい

 

〈中指末弟〉

 

ここでの生活は、単純でわかりやすかった

仕返し手帳に書かれていた内容の通りに、執行をして追加になる事項も記憶して追加する

まぁ規模感と被害等除いて、そこらのチンピラと行動原理自体は割と同じだ

執行する相手の話は、追加罰則事項以外聞く必要も特になく五月蝿い声を何とか無視する技術とかは上がった気がする

 

そう言えば、末兄にとってヘアクーポンは本当に大切が故に仕返し手帳に必ず刻まれなくてはならないものなのだろうと

 

俺は、ヘアクーポン泥棒として仕返し手帳に刻まれた名前を見た

 

こういう事も、やるべき事以外の俺個人の事に役に立つかもなぁとか考えつつ

 

最初に順番通りではなく、首を捻る刑罰をしてから残りの刑罰を死体にこなしていった

人の目がないからこそ、出来ることだからあんまりサボりにならないように気をつける必要はあるなと感じ

 

さっきまで執行猶予人として対応した二〜三日前、中指同士として談笑し飯を囲う仲であった中指ではないナニカの死体で末兄から今後頑張れとか何か言われて一本貰ったタバコの火を消す

煙たいだけで、まだ何が美味しいのか俺には色々と早かったみたいだ

 

ソレを感想として伝えるかどうかだけ、悩んでる

第三期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)

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