バスの囚人に転生したぞー! 作:カンジャリ
クソ雑魚ってコトー!?
開けた乾パンを、音が出ないように噛まずに口内で水でふやかす
どんな風に作られてるのか提示されて無いから知る由もない
いやそういう特異点の翼の話はあったか
どうせろくでもない方法だろうが、味は焼いただけの小麦粉の塊だから特に変な所はない
強いて言えば少しケミカルな感じはある
何日か………72時間の壁で考えれば、3週間以上は経ってはいないと思うけれど
時間さえも分からない場所で、嫌が応なく飲むことになった、なんで汚れているのかすら分からない泥水と少しづく確実に目に見えて減っていく携帯食料より余っ程喉に通る
日本から海外にどこに行くにしても、飲水は毎回沸かしてから冷ましてたし
「ガリバ〜、少し私にもくれない?」
「はい」
そうやって咀嚼音自体は少なく、擦れる音も控えるようにしていたが目敏くロージャは俺が何かを食べていると察したのか席を立ち
開けた食料の一部を寄越せと話しかけてくる
これからの友好関係と、目の前の替えが容易に効く予備の物を引き換えにして死守するほど食い意地が張ってるわけでもなく
軽く一掴みして、ロージャに譲った
「サンキュー!やっぱり支給された量だけじゃ足らないわよねーよくできる気がするわ♪」
違わず現金な奴だなぁと、思いつつも渡されたら他の話もせずにさっさと俺から目的の食料をパチれたら席に戻っていったロージャを見つつ
前に向き直した、他の人に話しかけようとしても
ファウストは、対応自体現段階ではしてくれないだろうことは明白であり
イサンは、4章後まで消極的な面が強い
積極的でフィクサー限定だが、開示されてないだろうそれなりの知識量を持つドンキホーテが一番引き出しやすいだろうが
此方で話を切り上げる自信はない
話し声でヴェルギリウスの不評を買うし何より流れ的に、ヒースクリフを刺激せざるをえない
流石にあのバカ4連死と言われたりもする発生イベントに、バカの追加の5人目として参加する勇気はない
管理人の苦痛をワザワザ追加しようとするサドマゾでもないし
ごめん少し………いや、かなり帰りてぇ!!!
俺は目の前で行われている惨状に目は覆っているが、
ダイナミック人身事故inお高いワイパー液やら、恒例の内ゲバ4連死やら、パワハラヴェルギリウスやら
凄惨なのは、まぁ仕方ないとしてバス内の空気が死んでんだよ!殴る蹴るが始まる職場はままあれど、ジャブ感覚で殺人事件勃発するのはココだけってかぁー?
転職理由の多くは、対人関係ってよく言うわホントまぁそれを最初っから分かってて、リンバスカンパニーの囚人として契約を俺はしたんだから文句の一つも言えないけど
次は燃料補給の時間か、そう思い遠い目をしてバスの外を見ていた視線を戻し直ぐに降りられるように膝の上で広げた荷物を仕舞う
これから静寂に包まれ、ダンスパーティーに相応しい様子になる
ダンテもイシュメール以外に、人格の適応が可能になっているだろうガリバーに適合している人格が抽出できているかどうかは俺にも知る由はない
「会場は路地裏の一角、ライトはメフィストフェレスの光、絨毯は血肉、衣装は人格、観客はゴロツキ、演出家もメインダンサーも素人同然の打ち合わせなしの即興劇
まぁ見せられたものじゃないが、今には相応だろ
管理人、人格の用意はしてるか?衣装があれば見てくれだけはどうにかなるはずだ」
カロンとヴェルギリウスの口上に、沿うように俺は今からゴロツキと戦闘になるが人格はあるかと管理人の方に顔を向ける
〈ガリバー分かったまだ全員分はないけど、取り敢えずある分だけ被せるよ〉
その言葉ともに、黒い森で最初に戦った時と同じように視界にノイズが走る
俺が俺を守る様に、内側と外側が反発するような感覚に襲われる………人格の副作用については聞いていたがこういう感じなのか?
一旦身を任せよう、不快ではあるがそれは苦痛では無いずっと何も無い俺のままこの先進めるとも思わないから
広がる景色は、囚人達の様々な人格………
「おめでとう全くめでたくないが、君達は当選したみたいだ
………大丈夫だ、足がすくむなら引っ張っていこう」
血まみれの石像の面をモチーフに顔を見えるように整えたようなネックウォーマーをつけたロボトミー社の服装を着た人物
手に得物として、持つのは直ぐに切り替えて使わなくなるような初期装備の警棒
俺は、ファウストにしか逃げろと言えず………誰も助けも来ずあの場にいた誰の助けにもなれず
ずっとその場にいるしか無かったはずだ
なんでここにいるのだろうか、答えは簡単だった
俺は、人格だ 人格としてここにいるのだ
だがそれは決して口にしてはならない、そしてそれは放り出す理由にもならなかった
何もできなかったなら、せめて今やれる事をやれ
それでしか償いにならないだろう!?
ただ、がむしゃらに振り下ろす
そこに殺意も恐怖もない、あるのは恐らく後悔と責任感こうなる事は知っていたのだあの時こうなる事を俺は
「はっ…………死に損なうのだけは………」
〈お疲れ様大丈夫?〉
その管理人の声とともに、ズルリと俺の中から何が抜けて突き動かしていた感情も残り香はあれど消え去る
目の前にあるのは、後頭部が強くめり込んだゴロツキの瀕死としか言いようがない身体だ
「成る程な………」
まだ1つ目だから、前例と比べられないがちゃんと俺の現実の記憶は残るみたいだ
分岐としては、俺がリンバスカンパニーに入るか入らないかが基準の物ココは都市の物語なのだからそもそも都市にいないものを可能性にいれるのはシステム的に無茶かもしれないからか………?
「ダンテ話があります、ガリバーも聞いてください」
「審議すべき点ありけり」
俺の人格を被っての初戦闘を終えてから、何故か人格システムの要とも言えるファウストとイサンが寄ってくる
えっ特に普通に終わったとは思うが、そんなに忙しなくする事が?メフィストフェレス燃料補給前に?
〈どうしたの、ガリバーが何かした………?〉
「おいっ!俺は何にもしてねぇぞっ!?」
明らかに俺が悪いみたいな雰囲気になっており、ヴェルギリウスの監視も届かないため思わず管理人の発言に反応するように大声を出す
「ガリバーさんならば、分かっていると思われますが無数の可能性を取り出し力とするのが人格です
その可能性の幅が、限られています」
「枝を整えるが如し、汝の進む先」
………えーとイサンはなんて言ってんのか分からないが、ファウストから上手く取っていくと
「俺の可能性の幅が、激狭ってことね………」
管理人のお財布に優しいキャラ(低レア)ばっかり出るのね抽出出てるのが基本
なんかファウストとイサン二人して俺のせいみたいな目で見てくるけどさ
俺の物だとしても、可能性調整できねぇよっ!どんすんだよ、体の中の血流自由に動かせって言われても無理だろっ!
1期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)
-
ロボトミー(支部*ユーリ同僚)
-
リウ協会
-
シ協会
-
N社(異端審問)
-
セブン協会
-
W社
-
R社
-
剣契
-
LCCB
-
黒雲会
-
G社