バスの囚人に転生したぞー!   作:カンジャリ

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ヒント無しは厳しくない?

ヒースクリフの頭が、生鶏になっていた時に俺は戻った暫くは気が付かなかったが流石に可笑しいと思ったのかシンクレアが叫ぶ

 

「ガリバーさん、なんでっ彷徨いている生鶏抱えてるんですか!?この状況でっ!?!?!?」

 

それに、他の囚人達(ヒースクリフ除く)はバッと此方を振り向いた後何歩か離れた

説明は必要だろうなぁと思いつつ先程していた事を頭に浮かべて整理する 生鶏に話しかけていたのは省くか

 

「………取り敢えず調べようかと思って近寄って、弄って抱えて持ってきた

攻撃してこないと、割と大人しいぞ」

 

俺は目のついた生鶏をまた撫でれば、目を細め気分が良さそうにしている………一応そういう感覚があるのかこいつらと思っていたが

シンクレアは、その様子を見て

 

「大丈夫なんですか………」

「さあな………、刺すか?」

 

恐る恐る近づくが、ヒースクリフを見る通り基本的敵対存在だしなぁ殺されるなら殺されるで仕方ないと思い言葉に出せば

少しふるふると震え、武器を下げながら

 

「だっ大丈夫です!」

「やっぱりこうしっかり見ると、かわいぃー1匹ぐらいならマスコットとして持って帰っても良さそう」

 

そう言いながら、殺す事はしなくていいと首をブンブン降って否定しロージャが安全そうだと見るやいなや近づいてやっぱり可愛いなぁと言いつつ俺が抱えた目のついた丸鶏を突っついている

 

「持ち帰れたとしても、ねじれ専門部署行きになるかと」

「えぇ………」

〈だから何でロージャはマスコットに拘ってるの?〉

 

ロージャの沢山いるからそのままなら、一匹持ち帰っちゃおうと言う発言にファウストが反応し

持ち帰れたもしても、こちら部署扱いではなくねじれ専門部署での保有物になるだろうと話せばロージャは残念そうに声を漏らした

 

〈所で、ガリバーアレ何とか出来そう?仲良く………丸鶏抱えてるし〉

「何言ってるんだ管理人、俺はアレらと会話できるわけじゃねーぞ?犬同士くっちゃべっても首輪引っ張ることぐらいしか人様に出来ることはない

 

俺がコレ被って、仲間に加われって言うなら話は別だが………」

 

ギギっと頭に丸鶏被った同士話しているヒースクリフとK社職員の方に再度顔を向けて管理人が俺に向けて話す

俺の手にずっとある、丸鶏が反応しているからソレラにしかわからないような言語等で話している事はもう知ってるけど確かだが俺がしっかり理解できるかとどうにか出来るかは別だ

 

「それは辞めてください、周りがちょっとざわざわしてきてるんですよっ」

 

イシュメールは、最初こそ丸鶏ヒースクリフを今のほうがいいと弄ってはいたが周囲の目線に耐えきれなくなり俺が今手に持っている丸鶏を被って仲間に加わるのを叫ぶように拒絶している

 

「うん、早く店に入ろう」

〈………取り敢えずヒースクリフも中に入れないと〉

 

同じく周囲からの奇っ怪なモノを見る目線と、何アレなどの声などにイシュメールと同じく耐えきれなくなったグレゴールがここに居ても何にもならないと店を指差した

管理人は、それに同意はするが今も同じく丸鶏を被ったK社職員と話して今にでも菩薩チキン屋に突撃していきそうなヒースクリフの方を見た

 

「俺は手塞がってるから、他の人よろしく」

「ならとっととソレを降ろせっ!ガリバー」

 

俺はヒースクリフ押すと、手に抱えているボンちゃん………丸鶏落としちゃうから加われ無いなと言いつつちゃっちゃと中に入れば

ウーティスからの、なら手に持っているものを捨てろとのお言葉が飛んでくる

 

「貴重な参考物だぞ、ウーティス?」

 

ソレをねじれの参考物として使えるかも知れないのを、落とすのは機会の損失だろうと後ろを向いた

 

何とか、ヒースクリフを(俺以外で)の何人かで押し込みながらウンボンのチキン酒場に入ればそこはとても荒れていた

ねじれになったのはいつ頃か不明であるが、薄っすら埃が掛かっている所もあるし………程度としては1ヶ月〜3ヶ月ぐらいか?あんまりにも被害期間が短いと試し依頼だとしてもK社の上位にはなるだろうサムジョは出てこないだろう

 

俺は、パッパッとウンボンのチキン酒場の塵や埃を払いながら適当な所に座り

ヒースクリフが横っ面を敵に拷問仕掛ける勢いで丸鶏ごと殴られたり、引っ張られたりする様を見ていた

 

スポンって綺麗に抜けたもんだなぁ………

 

「はいっヒースクリフ、使え」

 

丸鶏の新鮮味がなくなったゆえのドリップか、何かとヒースクリフの顔が全体的に湿っているそのうち腐敗した匂いも大分出てくるだろうとハンカチのサイズのタオルとメフィストフェレス内で入れたお茶の入ったボトルを投げ渡した

 

「おぉっ!?突然やるなよお前………あぁ口の中に変な汁が………気分わりぃ………」

 

ヒースクリフは、驚いてはいたが落とさずに受け取って真っ先にお茶を口に含んで入ってしまった汁をお茶共々真っ先に吐き出した

ロージャは、真っ先にヒースクリフは大丈夫かさっきまで話していたのは覚えている気は確か?とかなんやら声をかけている

さっきまでそのままだったらマスコットにしようと言ってたのが嘘みてぇだ(棒読み)

 

「そっそう言えば、なんか会話が頭の中にはいって………」

 

その後ヒースクリフは、乗っ取られている最中に何をしようとしていたのかを思い出すように頭を片手で押さえつつ話し出す

 

内容としては、秘伝のチキンのレシピ忘れちゃったし見つかんないお客さんもどんどん離れて………皆レシピを探せー

 

って感じ

味ってだけなら、テイクアウトだろうと幾らでもあるしこういう個人店って居心地とかそういうのの加算点多いから客が離れていったのはレシピだけの問題ではない気はするがなぁ

 

解決後の話でもあったように、秘伝のチキンのレシピというか自信の元を失った後の空気感が悪かったという事もありそう

俺がもし最初にアルバイトした中華屋名物の、オムライスがなくなっても他の料理とかも味は保証されてるから空気感とかが悪くなったとか以外では別のメニューで通う事には変わらないだろうし

 

〈ねじれの原因が、レシピの喪失にあるのなら………私達がそのレシピを再現すれば良いんじゃないか?〉

 

管理人は、ヒースクリフの話を聞いてしばらく考えた後名案を思いついたように私達が失ったレシピを再現すれば解決するのではと話す

俺は正直に言って、"失ったレシピ"の再現は無理だろうなと思うしか無かった

 

概念焼却されてなくとも、揚げ鶏と言うだけで様々な味付けがあるナンプラーやスパイス、塩や醤油等の単純な味の方向性で満足するのであればねじれにはなっていないだろう

 

やはり解決の方向性としては、心やらなんやらで店主自身を誤魔化すのが1番通りが良いのかもしれない

俺は腕の中で、パタパタ動くボンちゃんを見つつ何故かねじれの症状として心に障壁を作るの例を出す為ホンルにファウストが話しかけている

 

「例えばホンルさんが、都市で生きていく中で絶対に変わらないものと確信していたことがあったはずです

あるいは、人生を支えていた希望と呼ばれる何かがあったのかもしれません」

 

………俺には、関わりがない事だなこの都市に俺はなんにも求めていないし

そもそも思い入れとか、強く思うこと自体がねぇんだよな………ここにいる時点で希望ナニソレ美味しいの状態何だよ

とっととここから出られるなら出たいし、帰れるならば帰りたいしか無い

 

その後、ヒースクリフがホンルに突っかかるがホンルも変に傷を抉られるよりはその的外れな突っかかりに流れを移したほうがいいと判断したのか

笑顔でお小遣いは貰ったことはないと返しつつロージャの追及には続く笑顔で誤魔化していた

 

ファウストは、一つ咳払いをして囚人や管理人の目線を集める

 

「纏めますと、ねじれとは堅牢な心の壁を築いた状態だと言えます

この壁をねじれの望む方法で崩さなければなりません」

「ここでねじれが望む方法と言うと………鶏料理だなうん」

 

グレゴールが、自信に満ちた声で言った

 

「………取り敢えず、俺は元のレシピのヒントが少しでもないか探してみる管理人はそれでいいか?」

 

この後組み分けだなと、思考を直し管理人に即元のレシピの痕跡や情報が少しでもないか

また鶏料理でなくても元の出していたメニューをないか、探ると話す

 

〈ガリバー言い分は分かるけど、確実に面倒から逃げようとしてるよね〉

「じゃっよろしく」

〈………あのぉ………〉

 

元々俺がいなくても進むから大丈夫だよ管理人

俺が入って、変に作成されるまずい料理が崩れたら流れが壊れるしというか食材が無駄になっていく光景を目の前で見たくねぇ………どれだけ必要だとしてもその光景を見るのはアヤ程じゃないが神経磨り減る

そう思いながら、丸鶏を抱えつつウンボンのチキン酒場の奥へ入っていった

第4期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)

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