バスの囚人に転生したぞー! 作:カンジャリ
あのチキン屋の依頼から、次の場所いや人の所へと向かう合間
いつも通りに起きて、曲流して体動かして
誰もいない廊下を経由しつつ
人数分の茶の準備と予熱したオーブンに捏ねたパン生地ぶち込んだりとか乾燥機に入れてた洗濯物を取り出したり、ゴミ袋に纏められた中身の簡易的な分別とかの一通りの用意を済ませた後
何となく身体をさっぱりさせたくなってシャワー室を借りてシャワーを浴びていた
その時に、水を止めていたのもあるが
「鏡屈折鉄道が開きましたね」
そうファウストが言ったのが聞こえた
高難易度コンテンツね………、いくらゲーム上で死なせてないと言えども描写という抗い難いものもある故にまだ明言はされているが描写自体されていないソレは未知数とも言える
逆に言えば、何があってもこれからの進展に関係は薄いのかもしれない
〈ファウスト鏡屈折鉄道って???〉
「鏡ダンジョンと同様に現れ、一定時期にだけ入ることができる所です」
ファウストの呟きに、真っ先に管理人が反応する
それに対して簡潔に対応していた
〈一応調べておいた方が良さそうだね〉
「えぇ、鏡ダンジョンの様に囚人達の強化として有用ではあるでしょう」
管理人は、その簡潔な返答に暫く考えた様に間を空けて鏡屈折鉄道なるものがメフィストフェレス内に発生しているのならば見ておこうと話し
ファウストもそれに、純粋に利益になるでしょうと賛同をしている
これは………完全に聞くのが早すぎたな
聞かなかった事にしよう
そう感じつつ、シャワー室から出る直後にタオル持ってきてたっけとか思っていた
「あっつ………まぁこんぐらいならもう平気か この部署来てから片腕全焼どころかまんま無くなるとかまあまああるし」
シャワーから出た後、丁度焼き上がったパンをオーブンから取り出して半分に切ってマヨネーズとマスタードを混ぜた物をパンの断面に塗り
適当にちぎったレタスとスライスチーズと輪切りにカットしたトマトと薄く削ぐように切った茹でた鶏むね肉を挟む
俺のはレタスもトマトもレンジで加熱した、衛生的に生で食えるかって火入れしないと無理だ
囚人達やカロン、ヴェルギリウスが集まるメフィストフェレス内のいつもの所へお茶含めて用意した物をお盆に置き全て持って向かう
そして、いたら直接渡して居なければ紙を敷いた上にパンと茶を置いていった
「………」
管理人から、鏡屈折鉄道の話はいつ出るだろうかと思いつつ無言で口に入れて茶で流す
まぁ変な風にならない組み合わせではないだろうから、想像通りの奴の味だ………奇をてらうレストランみたいに特別ななんやらーとか考える必要はないだろ失敗しなけりゃそういうものはそれでいいんだ
〈朝の伝達………今日のお仕事なんだけど、いつものお仕事の他にファウストから鏡屈折鉄道にメフィストフェレスから行けるみたいなんだ
そこに行ってみようと思う〉
「おーっいつもの鏡ダンジョンと違うであるなっ!我ながら偉大なるフィクサーへの一歩の予感を感じますぞ!」
全員が集まり、それぞれの席に着いたタイミングを見計らって管理人や鏡屈折鉄道の話を切り出した
真っ先に食いついたのが、ドンキホーテでありまだ眠い眼を擦っている囚人達も眼が覚めそうなほどの元気さを見せつけている
いつもの仕事が終わってからか、今の所俺は経験値チケットの為の広域egoを発動するのが主で紐のための幻想体戦は稀な起用になっているような気はしていた
俺の鏡屈折鉄道を抜いた今日の業務は曜日的には、今日は経験値チケットを回るぐらいだろうか
「鏡ダンジョンに続いて、鏡屈折鉄道かぁぁ"???本当に訳わかんねぇなこのバス」
「それは、天才であるファウストが作りましたから理解は出来ずとも当然かと」
ヒースクリフは日頃の連勤の疲れか知らないが、新しく判明した事に強く反応する
それにファウストが、天才ですからと返した天才はそれだけで返答に対する回答になる万能解ではないのだが………都市の大体の奴らは問いただす疑問にそうやって返すから、そういう意味での期待自体はない
俺としては正直どれだけ偉かろうと賢かろうとただ居るだけと同等だ
「エンケファリンモジュールたんまりあった時とはいえ鏡ダンジョンみたいに、深夜までに割り込まないよな?」
「管理人次第ですね」
〈………それは頑張るよ〉
俺は鏡ダンジョンと合わせて、鏡屈折鉄道は追加業務となるから鏡ダンジョンの深夜まで掛かった無限周回を引き合いに出して鏡屈折鉄道もそれぐらい掛かるのか?とヒースクリフの様に怒鳴っては居ないが、大体同じ含みを持たせて口にする
管理人が答える前にファウストが管理人によると口に出しそれのすぐ後に、管理人が心意気だけ応える
まぁわからんよな、俺だってわからんし
「軟弱な………管理人の指示であれば、いつでも馳せ参じ側に使える心積もりです」
「ウーティスはいつも気が抜けないな、俺には到底無理だよ」
はいはいいつものと思いつつ、脆弱な俺の変わりに気を張り詰めててくれとウーティスを持ち上げた
それが気に入ったのか、気に入らなかったのかウーティスは更に話してたが特に何になるわけでもない為一定の速度で動いていくメフィストフェレスの外を眺め
仕事の時間だと、残った冷えた茶を飲み干た
もうこの段階になると、基本的な業務では怪我さえすれど死亡まで行くことは全体的に無くなっている
「縛られてるのは、どちらだ?」
故に精神が削られることも無く、ego侵食もこの業務では暫く起きてはいない………何度も俺以外の周囲のego侵食は見ていたが本当に死ぬかと思う実際に他の囚人よりは少なく済んでるが………結局死んでるけど
まだこの段階だと、広域が人格で無くego以外で開放されていない事と色欲資源消費先の噛み合いがあって出ているがその内広域スキルを持った人格が主に出ることになるだろう
広域の資源が軽めな俺とグレゴールとファウストとホンルのいずれか2人以上出した上で、その他俺達のego資源に合わせて人格を入れ替えながらやっている所か………余裕も出てきて休ませる意味合いもあり有用と分かりつつもヒースクリフ(兎)がここの業務に顔出すことは少なくはなってる
「全ての結果は、ファウストが知っています」
桃色のリボンが切られ、藻掻き蠢く異端審問官を更にファウストがどういう仕組みなのかまるでわからんが………まぁ天才だなら良しとしようと管理人の思うように追い討ちを仕掛けた
「まだ息をしている方がいますね〜」
溜まった資源で、広域egoをばかすか打った後は大体死屍累々としているがホンルは平然とまだ動いていると言いながら息絶えの敵に対して持った刃で一つの首を飛ばす
ここに来てから血というのは、流れるが余り吹き出さない事が実例として理解した気がする
「幻想体の方はもう終わってますしコレで終わりですね、いや鏡屈折鉄道でしたよねそちらにそのまま向かいます?」
イシュメールは、完全に業務としては区切りがついたというようにそのまま鏡屈折鉄道に入るのか一旦間を空けるのか聞いている
俺は背伸びをしつつ、ほぼかすり傷で済んだ身体がカチコチと言う音と共に戻っていくのを感じながら
「こっちは疲れ等、支障は特になしで何にせよ管理人の動向次第って所」
そう言いつつ、体を伸ばすため上に上げた手を降ろした
「僕も特に何にもありませんね〜鏡屈折鉄道ですかぁ、初めて行きますね〜」
「ファウストは、何時でも不足はありません」
「支障はない」
ホンルや、ファウストや、ムルソーは、まぁ大体問題がないと返すが………知ってはいるけど聞いておくかと俺は頭を少しだけ傾げつつ
「所で、鏡屈折鉄道って鏡ダンジョンと同じく全員で入る必要がある所か?」
通常業務みたいに、人数絞ってもいけるなら同意を取れている人達だけで行くって手段もあると言いはしないが思いつつ言葉に出した
「そうですね、鏡ダンジョンと同じく14名総員で行くのが望ましくはあります」
〈なら、君達以外の人達にも朝連絡は行ったけれど聞かないとね〉
ファウストが、真っ先に出来はするだろうが鏡ダンジョンと同じく望ましくない(実質的に無理)といい管理人も文字通りの受け取り方をしたのかそれとも裏を見たのか、他の人達にも聞いてから行こうと取りまとめた
その後の管理人の鏡屈折鉄道へ行くこととなる話は、揉め事自体は起きることなく粛々と進んだヴェルギリウスの前ってのも多少はあっただろうけど
鏡屈折鉄道へ入り………最初は鏡ダンジョンと比べても問題なさそうだと安心と油断の空気が漂っていたのを締める様に人間で作ったひき肉が再乗車する事になった
「………顔は残って欲しかったけどなぁ誰かわからん、えーと降りてったのが」
「一体この先になっ何が起きて」
シンクレアでも、ココまで酷い死体はメフィストフェレスに人をぶち込んだ時以来の久々な事なのだろうと震える声を聞きつつ思いながら
えーと降りてったのが、ヒースクリフとドンキホーテとファウストとグレゴールと良秀だったかなぁ顔とか腕とかの特徴が残ってたのが特徴的な腕のグレゴールとドンキホーテのハッキリと顔が分かる頭部だから………
「シンクレア多分良秀と、ファウストと、ヒースクリフの誰かか混ぜ合わせだと思うけどどう思う?」
「どう思うじゃないですよっ何いってんですかガリバーさんっ?!」
「………管理人、早く回してください」
ココまで人の原型を留めていないとなんか逆に見れてしまうものだ、腕や頭部等の個人が分かるならともかくそれが元々何かも分からないなら所々潰れて焦げた肉としか形容がしようがない
多分目の前にあるのは、3人のまぜこぜが一番可能性が高いが………と考えていればイシュメールが管理人に時計を回してと催促を始めていた
カチコチと巻き戻り、別の場所からファウストが戻る3人じゃなくて良秀とヒースクリフの合い挽きだったかこれ
「あぁ"何なんだあの幻想体、同じ見た目してやがんのに相手してた時と比じゃねーぞ」
治り終わった瞬間に直ぐ様ヒースクリフは心のままに叫ぶ、ファウストがいるから水袋ぶん回しとけば死ぬって事は少ないだろうが………
ego資源使い果たしたか………?確かに俺が参加した道中戦でも散らす為だけに結構使ってたし
でも全部最初っから最適化なんで到底無理なことだから俺目線で語るのは御門違い過ぎることかも、けどここで全滅するのに先進んでも管理人の時計が回る回数が増えるだけだろ
「………管理人ちょっと作戦会議して、最初に戻った方が良いかも知れない
そのまま進むならまぁそれも一つだけど」
〈うん戻ってここから先を考えよう、ファウストまだ期間はあるよね?〉
「はい、鏡屈折鉄道は開いたばかりですので」
俺は、管理人にこれ以上先に進まず一旦戻って最初からやり直す事を提案した
顔は時計で分からないが、頷くような仕草を見せた管理人は流石にあのミンチをこれから先何個も考え無しに作る未来が見えたのか純粋に疲れたのか賛同しつつも戻ってすぐにここに行けなくなるのかとファウストに聞いていた
ファウストはまたもや明快に答えるが、暫くすると管理人とファウストだけの会話になる、行き詰まりはしたがクリアした分の駅の報酬は遺失物取扱所にある
多分その事を教えているのだろう
俺は手元の腕時計を見る、もう昼食超えて夕食の時間帯だなと思いつつ今日の戦闘業務はもう終わりと区切りをつけた
作戦を練ったり、編成を考えたりするのは管理人の仕事だから例え違ってても余計な口出しは無用だ
「いや、アレは凄かったな………今日の夢に出てきそうだ」
「目指すべきフィクサーは、アレを一撃で葬り去るのであるからして!!!」
「前の所もそれなりに手強かったけど、そんなに大変だったの〜?」
急いで、食卓の準備を終わらせてお茶含めて配る担当を会社直々に押し付けられてからゆったり調理できる時間はないだろうと予め見て事前に色々切ったり冷凍したりの処理は済ませたが
玉ねぎとともに冷凍した鶏を使ったクリーム煮と今日の朝焼いたパン再度焼き直したもの、冷蔵庫に入れてたニンジンのキャロットラペ、ジュースを凍らせただけのオレンジのシャーベット………と
今日は殆ど常備した奴で済ませたし鏡屈折鉄道で暫くはこういう日続くだろうから俺が経験値チケットに駆り出されない時に尻尾を追うようにやっていくしかないだろうなと考えながら
目の前の囚人やダンテの、鏡屈折鉄道に関する話題で盛り上がる様子を静かに見ていた
パリンとバスの中の何処かで皿が割れる音がしてガヤガヤと声が広がる、………順次金があったら全部プラスチックに入れ替えようと決意を固めながら静かに箒を取りに向かった
第4期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)
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鉄工会〈今回がラスト〉
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ぽんぽん〈今回がラスト〉
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南部セブン協会
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マリアッチ〈今回がラスト〉
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剣契
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LCCB
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黒雲会
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G社〈今回がラスト〉
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南部ツヴァイ協会
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南部センク協会
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南部ディエーチ協会
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東部シ協会
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T社徴収職職員
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北部ヂェーヴィチ協会
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西部ツヴァイ協会
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東部センク協会