バスの囚人に転生したぞー!   作:カンジャリ

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行って戻って

進むと、まぁドローンがあって現場の写真を撮っていただけの牛の周りに集るハエみたいなもの

進むのに邪魔なのもあり全部というわけではないが必要な分だけ散らした後

 

改めて見やる、鏡ダンジョンで接触した時よりも肌を焼くような熱気に汗で湿った手が乾く

うっかり滑って、武器を手放しそうだな

 

ヒースクリフが潰れて、俺の顔に血が飛んだ

 

「………根気はいるようだな、屈折鉄道みたいに色々と切り替えていけばいい」

 

俺は目を閉じる

 

「鎮圧依頼が区画の閉鎖は、雑か」

 

目の前には牛、ウサギチームの一部は記憶処理こそ行われど幻想体の大元旧L社より支給された弾丸等で交戦を行っていたがそれより効率は下がれどある程度は出来るだろう

手に持った大剣を、一目見て蓄電を促す

 

ヒースクリフと、イシュメールとはよく仕事場所として同じようだ

 

「乗客の皆様!目的地は………」

 

W社のドンキホーテもいるようだし、最初はRとW混成の充電運用か

 

だが目の前の涙を流す幻想体は、悠長に充電を待ってくれるほど甘くはない何事も構成を回すには人数がいることが多い

足元で腹を抉られ、何処にも目線がない階級の低いフィクサーとなったファウストを見る

それ以外にも何人か既に地に伏している

 

「管理人、あのドロ」

 

ムルソーが、ドローンによって幻想体が興奮して凶暴になっていうことを口頭伝達しようとした隙に轢き潰される

………けどやっぱり中から出ている人合わせて、Uターンはできど後方への加害は厳しいっぽいな

 

「はっ!全部灼いてしまおうではないか!!!」

 

管理人が、この状況でも次善を打とうとドンキホーテにegoが被せられる充電というからにはちゃんとそういうのも揃える頭はちゃんと育っているようだ

ドンキホーテは、幻想体へ電信柱を突き刺し落雷を呼び寄せる様に叫んだ

 

パチンッと、俺が身に着けていたRRRスーツのヘルメットが降りて

 

「チッこんな時に弾丸がァ"」

 

同時にヒースクリフも調子が上がってきたと言うが、途中で弾丸が切れ対応する手数が足りなくなって牛の衝突こそ避けられたが暴れ狂う人?によって上から叩き潰される

 

〈ガリバー今から蘇生に回る時間稼ぎを〉

「………次元裂きの用意はしてるよな管理人?」

 

管理人も、蘇生しないまま行き続けるのは無理だと判断したのだろう焦ったように俺に声を掛けた

それに合わせて、俺は幻想体の前に出る為どの人格でもいつもあるカンテラ緩め回し引っ掛け後ろから前へと移動をする

 

「管理人の指令だ、失敗したら」

 

ウーティスが、やろうとしていることいや管理人がされようとすることを理解しているのか幻想体の進行ルートを制限するように直ぐ様補助に入っていた

稼げても、そこまで大きい時間ではないだがその数秒こそ欲しい程切迫しているのだろう

 

「行き着かないみたいだな、目的地はここか?」

 

満たされ、器から溢れた物で形が作られる鏡屈折鉄道でも使って俺は最初っから何となく分かっていたが何でも飛ばせるって訳では無い

明らかに知能が高いなら、生成した裂け目自体に入り込まずせいぜい攻撃を強く抑止する効果しか発揮されない

 

また俺自身がある程度余裕がないと、タイミングがずれる可能性がある

基本相手の動きなどに合わせて展開する都合上その辺は純粋な実力不足もあるが配慮はしてほしい

幻想体が、そのままこちらに向かってくるのに合わせ次元を切り裂く向こう側はもう既に見えることはない

 

「なるべく早くしろよ」

〈分かった〉

 

また幻想体が飛び出てくるだろう裂け目の方を見ながら、俺に被されたegoが解けて消える

カチコチと回る内に、俺の怪我も同時に戻る

 

「他の人格に切り替えるなら今の内に、やれる事をやるしか無い」

 

そう言いつつ、幻想体を斬り伏せた際に大剣についた液体を降って飛ばし確実に出たら突っ込んでくるだろうと前方ではなく後方に入れば安全だが管理人もいる関係で出てくる前に待機する

死屍累々の様子から、起き上がってくる様子も何だか見慣れてしまったものだ純粋に死ぬ回数が少なめな自覚もあって意識を保っているのが他より多いって事も確実にあるだろう

 

「ヴッまた死んだか」

「やはり、時間は掛かりますね」

 

ファウストは、起き上がり次第管理人の指示にて次元裂きにて幻想体が一時その場から居なくなったことを把握し次第体制を整え直しそれぞれ一言ぼやきつつ同じ方向を見る

 

もう時間がない

 

「総員直れ」

 

一連の流れを見たウーティスが、もう幻想体が出てくると分かると蘇ったばかりの囚人達に指示を出すと同時に猛烈に此方に向かってくる

 

〈アッ………〉

「管理人………気を………付けてください」

 

それをムルソーが全身の骨を折るように、管理人に向かう幻想体の攻撃を受け止める

………うーんほぼ死にかけだなぁ、コレは攻撃を防ぐってより誰かに気を向ける方が楽だろうな

 

「指示を、資源的にもまた何度もやれるってわけじゃない

がむしゃらとは聞こえがいいが、ちゃんと考えろ」

 

何とか、続いていく中々くたばらない幻想体に鏡屈折鉄道並みってのは見積もりは間違ってないなと思いつつ捌きながら管理人を思考の端に置く

 

目の前で起きている死屍累々の惨状か、それともそれにより想像される巻き戻しの苦痛かだがそれを思い起こしても何になるわけでもない

管理人の役割は巻き戻しだけではない、巻き戻しだけならば安全地帯で囚人が死んだら苦しめばいいだけだ

 

直接戦闘しない客観的立場だからこそ、見える事実や考えもある

 

ずっと前に突進し続ける、幻想体に生き返ろうがすぐにまた殺される囚人もいた

使える手と、考えようが………俺は管理人でもないし囚人の立場でウーティスの様にあれこれ指示を出すのは性に合わない

 

「ウッ………」

「流石にキツイ、動く腕で止血はしとけ」

 

イシュメールが此方に、電気が足りず錯乱し攻撃を仕掛けようと矛が向かうがそれより前に腕を切り飛ばした

くるくると飛ぶ、出血はあるが両トビよりはマシだろうとイシュメールを安全な方に蹴り飛ばしたここまで死んでる数も多い

その内時計が戻って直る

 

〈ガリバーまた〉

「………信用するな」

 

次元裂きの資源が注がれる、本能的にコレは不味いと自身の内からアラートが鳴り続ける

俺は引き絞るように、管理人に伝える

 

コレは………

 

否応無く器が注がれて、パキンっと割れる

 

「何度も、切り裂けば………」

 

目の前に裂け目が現れる、俺は手を伸ばし進み続けるその手は俺の肉体だとは到底思えないものに変容していて

だけれど、進むのならばその形自体気にするのもバカバカしい事と捨てられてしまう

 

幾重にも、幾重にも、重なり斬られ斬っていく

 

何処にあるのだろう、何処に向かえばいいんだろう、そもそも何処を目指して

そう思った時に、白い空間を一目見た

知っては、ダメだよ

人格を被せられた時のような強い拒否感が走る、それを認識してはならないと言うように

だが俺は、ハッキリと分かることがない白に手ではなくなった箇所を伸ばす

 

「行き先自体間違っていたんだな」

 

やっと届きそうな時に、弾き出される

 

出された場所は、さっきまで戦っていた幻想体の背面

本来求めていた場所に手を伸ばしていた行動が、攻撃に変わる

蒼い軌跡が、確かに目の前に走る

 

egoが解かれる、その瞬間に俺が加害を与えたとはっきりわかったのか手頃に攻撃を与えられるのは俺しかいなかったのかそのまま振り下ろ

 

「死んだか」

 

開いた視界は、まだ囚人達が幻想体に向かっていた

 

死んだら精神力は、0に戻るまた次元裂きを使っても侵食は起きないだろうと思案しつつ直ぐ様戦闘態勢を整えて向かっていった

熱さにはもうとっくに慣れた、だけどすぐに肉体ごと水筒が潰されそうだが水を持ってくればよかったなとだけ俺は考えている

5期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)

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