バスの囚人に転生したぞー!   作:カンジャリ

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自我が出まくったパスワード

「1回ぐらい死ぬかと思ったんですが」

「何度もすごい速度で反応したな」

 

俺が戦闘に行かされて、籠もった小さな空間に漂う毒でピーピー鳴く金糸雀の扱いにされてる頃それに慣れてたのかあくまで他人事なのか、落ち着いてきた頃にイシュメールは初撃でまだ死なないんですねと言いつつ

グレゴールも同意するように、話しつつ俺の様子の何が面白かったのか微かな笑いが見えた

 

「危険地帯に放り込んだ方が、まだ使える」

「ガリバー以外だったら、一撃ぐらいは受けてそうだったよねぇ後ろから見ていた私達も気が付かないこと結構あったし」

 

ウーティスは、私の目からお前の役割は危険地帯に放り込むほうが益になると言葉にしている

それに沿うようにして、明らかに面白可笑しくロージャはハハハと笑いつつ俺以外だったら気が付かずに死んでたかもー1番適任なのはガリバーだよねぇーと次もこういう事があったらガリバーにすれば間違いはないと明らかに今後も押し付ける構えをしていた

 

「えっと………大丈夫ですか」

「なら、シンクレアお前やるか?」

 

そんな中、唯一シンクレアだけが言葉だけで大丈夫かと俺に対して話したのでダメもとでシンクレアが前に出るかと?俺は聞いた

 

「う、その………」

「冗談………冗談………心配してくれるのお前だけだったよ」

 

耳に入った瞬間直ぐ様、シンクレアは言葉に詰まった

後ろにいるから姿こそは見えないが、きっとシンクレアの目は何処かを泳いでいるだろう

 

俺はだよなぁと首をゆっくりがっくり揺らしてから、身体の体勢を整え直す心配してくれたのは、お前だけだったなとフォローの為口にして思いながらも

まぁ結局俺の立場は、変わらないらしいと言う事実だけが頭にあった

 

「寧ろ何であそこで反応できて、普段物が落ちてきて頭に当たって死んだとか色々と鈍いんだお前」

 

そうやって話しつつ歩いている中で、ヒースクリフがからかいの意味もなくただ抱いた謎を読み解こうとする行動を言葉にするという動作で行う………

移動時に少し濡れたところに足を出してしまい階段で滑ったりバス内で切れたコードから感電したり、シャワー中に寝てしまって水溜り程度の水で溺死とかその他諸々もあったけど、いや………

 

「ずっと気を抜くなって???」

「そう言ってるんだが、愚か者…危険な場所でなければ気を入れられないお前が問題だ第一………」

 

俺がこの状態をずっと保ては無理があると言い返せば、ウーティスがだから危険な場所でしか使えないんだとグチグチ言い始めた

聞き流すことにしようと思ったが、イシュメールは同意するような訝しむような声で

 

「戦闘よりも普通にしてた方が、下手したら回数死んでますよ………暫く何で貴方が今まで生きてこれてたんだ?と不思議に思う程でした」

 

………ここに来る前は、普通にそうじゃなかったよ集中力とか諸々人には限度がある

多分そういう本来向ける物も全部戦闘に吸い取られちゃってるだけ、そう反論したい言葉を飲み込んで毒気がない為鳴く必要のない金糸雀の真似事を暫くし続けた

俺が鳴き続けて喉が枯れる前に、別の音が響く

 

携帯の震える音

 

刻々と確かな先が、迫っている証

サムジョとドンランが、安全を確保し終えた後方への俺達という団体の群れから外れた

 

その後は、先ほどまで生きていたシュレンヌについての話が回り

パスワードは、一発で覚えられる個性的な物でありパソコンも開いていて中を見ようと会話が交わされる

 

「小生にお任せいただければこの度は必ず………!」

〈………ムルソー!できる?〉

 

潜入捜査という事に、フィクサー魂が疼いたのかドンキホーテが真っ先に反応するが管理人はムルソーに………ちょっとだけ俺の方を見ていた

ムルソー以外に、俺も管理人の頭の中で候補に上がっていたみたいだが結果的にムルソーに決めたみたい、一言一句記憶なんで無理だから俺に向かなくて良かったと安心しつつ

 

ずっと周囲に気を張り詰めさせていた

 

「復帰しました」

 

暫くすれば、ムルソーが戻ってきた

まぁ内容は知っての通り、技術が無い発展性の否定といった所

 

あんまりしっくりこないのは、腕を切られてもそのままで生きていく方法を探せるという事その方法を探したとて

結果こそが今であり技術になるのだろうと思うのだが………頭領のドンベク的には間違ってはいないか

一つの理想としては、俺の現実だろうが………きっとつまらないと言う人はそれなりにいるだろう、それに限りなく似た世界線が示されたリヴァイアサンでもそういう扱いだったし

 

「技術解放連合の目的は、特許を許すなって訳じゃなくて技術自体をまっさらにする事か」

 

俺はうんうんと、噛み砕くように頷きながらムルソーの内容を一言で纏める

まっさらにした上ならば皆が助け合う理想を得られるという目的を手段だけにした言葉で

 

「にしても皮肉ですね………」

 

イシュメールは、暫く考えた後この光景をもし見ていたのならばと口にする

ロージャもそれに同意して、そのまま死ねて幸せだったのだろうと話すけれど

 

………シュレンヌって、純粋に被害を技術解放連合の死人の数だけ数えて回復アンプル以外持っていって作戦として色々していたから

ラン先輩のハッキングが成功してる流石ですっとか、egoってこんなに強力だったんですね研究所を狙って正解でしたとかになる可能性が割と高そうな気がするけど………

 

死人に口無し、俺含めて勝手に生きている人達で言い合って擦り合わせて満足して勝手に納得すればそれでいいと俺は思う

それがどうとか………本心とか、実際の当人にしか分かりようがないのだから

 

いつの間にか、ドンランが戻ってきて

 

ある場所へ行く必要があり、話もつけてきたと言いつつ職員とフィクサーの階級の違いが話された

そんな内容をしっかり頭に入れられないほど、俺はまだ毒を吸ってぴいぴい鳴き続ける様に先に進む時には先頭に立たされ続ける事になる

 

血の匂いが一層強くなる、あぁ死体がたくさん重なってわざと傷つけられてそうだなと思いつつずっと連戦で巻き直すヒマがないため紐が緩みっぱなしになっているカンテラを握る

頭の後ろから、声が聞こえた

 

「先程見たかも知れませんが………、マリルと言う者です実は昔B社の面接で、顔を合わせたことがあります」

 

それに、ドンランが反応し軽く2人で話すがサムジョの感覚が目の前の景色に適応してすぐに目に入れないように駆け出す

………いまいちよく分からない、何処を見ても誰が誰かも分からない深く見ようとしても喋ってる姿を見ているわけでも無いこともあって、廃棄になるだろう汚れたマネキンがいくつも転がっている様な感覚しかそこから得られなかった

 

いや今だからじゃなくて、ずっとそうか………

 

技術解放連合のシュレンヌのパソコンのメールから目的を知った為それを用いて話す

 

ファウストは、技術の無い世界には耐えられずその内思うような平穏には暮らせない事を

マリルは、知っているからこそ手放せる事を

ヒースクリフは、既存を壊してしまえればということに対する一部の同意を

 

静かに聞いていた俺は

 

「やさしいな、個人で技術を使わず技術を使っている奴等の自壊する様子を遠くであぁやっぱりと眺めて見物しててもいいのに

ゲラゲラ騒ぐのか、静かに笑うのかは人によるけど」

 

それだけ呟いてそれ以上を口にすることは辞めにした

 

ファウストが言っていた事にも俺は都市の技術が俺がいた場所より明らかに上回って居るだろうが帰りたい思いしかないし

ヒースクリフや、マリルの様に他者をどうこうしてそれで自己の目的が満たせると思う理由が全く分からない、他人が技術を使おうが自身が使わなければそれで目的自体は達成しているだろう

他人が金持ちになろうが、貧乏になろうが手持ちの金の量は変わらないのと同じだ

 

土台や構造ごと変わらない限り、自身以外の誰が上に行こうが下に行こうが、自らの立ち位置自体は変わる事もないのだから

 

だけど、全員が全員騒ぐようなものだから人とはそういう生き物らしい

 

「そこまで下賤ではない」

 

俺の素直な感想を、マリルに睨みで返された

気に触ったのだろう、そこに含まれる本心など俺には分かるはずも無い

目を閉じる、目を開ける

 

「今回は、こういうパターンと珍しい運行状態か?」

 

手には青い刃が握られている、さて運行表通りに進められるようにちゃんと処理を始めよう

5期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)

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