バスの囚人に転生したぞー! 作:カンジャリ
K社の巣からU社の裏路地へと移る始めの道中、外に出れないメフィストフェレス内でもあいも変わらずやる事は沢山ある
走行の為に使うエンケファリンには、気をつけなければならないがそれ以外は鏡ダンジョンやら諸々に全て使われる袋が破けて液体が溢れる風景を見ない日はない
これから先何度も渋滞に捕まるだろうが………今から半月も経てば終わるだろうか
〈ガリバー今日いいかな?〉
そう思いながら、ランドリールームで洗濯物を回しながら次の昼のメニューでも考えていればダンテがカチコチと針の音を鳴らす
「うん、鏡ダンジョンなら全員だろうし紐かチケットかにしてもわざわざありがたいけどさ」
俺は、戦闘任務だろうかと思うがそれはまだいつものことだし何をわざわざと少しだけ首を傾げて何もやること自体は終わってた為手は止めておく
〈それもあるけど、新しく人格出て使いたいんだ〉
「新しい人格ねぇ………いいよ」
〈ありがとうじゃあ諸用終わったら、あの扉の前にお願い〉
「あの扉ってまぁいいか、管理人も気をつけて」
新たらしい人格か………まだシーズンは切り替わってないだろうし遅めに、解放連合やバラスパナやK社でも出るかな?そう思いつつ管理人に問題ないと頷き管理人は俺がしっかり反応したのを見てから紐か経験値どっちだと思ったがまぁ位置真横だしそこにいけばいいだろうと見送る
〈揃ったねじゃあ今回も、よろしく〉
そう言いながら、管理人が一定の手順を踏んで扉を開ける
いつまでも慣れない強烈な不快感と共に、蝕まれる様な視界が晴れれば目に映る世界の色はもう俺の中で変わっていた
目の前にいるのは、緑の液体を纏う恰幅のいいほだらかな顔を浮かべた男らしき何か
「センクでもあるまいに正々堂々は、柄でもないし頼む仕事でも無いんだが………」
東部シ協会特有の武器である弓の張りを確かめる、俺が居たところのある時代では何人もの人間がこの張りを作る作業に入ったとかあったっけな
仕事量自体は南部と変わらず、けど基本口に合わない食べ物もまあまあ店で食っても食えなくはない程度にはなっているしこの話は受けてもよかったのだろう特に大きな不満はない
「あぁなんだガリバー東部の方にヘルプでも行ってたのか!?」
昔の同僚のヒースクリフが話してくる、こっちの方が大変だろと俺の服装に思う所があるみたいだった
目の前に敵がいるのに向かわないらしくない、もう昔の服は古着として雑巾に縫い変えてしまった気がする
まぁこの戦いが終われば、また変わらず同じような会話をして彼自身と2度会うことはないだろうそう思いつつ
「久しぶりヒースクリフ、積もる話はまた後でしようか目の前にいるよ」
そう言ってから管理人の指示の元、緑から黒に変わった物へ俺はかけて向かう
ファウストは、矢は高価で無駄に消耗できるものではないとかなり数は少なく持っているが回収するのなら多くても問題はなさそう無きはする
そう思いつつ、六本持っている内の矢を三本を束ねて纏めて相手を射抜く用意を済ませる
全体的に、普段あまり使わない人格を被っている囚人が多い管理人のちょっとした遊びだろうが元々遊びなのだが
今回いるのはヒースクリフだけ、イシュメールやドンキホーテがいたら多少面倒とは思っていたがいるのはドンキホーテだけで別の人生を歩んでいるしイシュメールはそもそもこの場にいない
まぁヒースクリフ一人だけなら丸め込めるだろう
「チッ」
俺の言葉に、軽い舌打ちをして同じく敵へと向かう
管理人の指示通りにそのまま放つ
距離的に放射状にする必要もなく、まっすぐ確かに矢は進み黒い一部が弾けた
動きながらも矢は回収する必要はある、一本一本大切にしているわけではないがただではないし脚はつくある程度は襲われても返り討ちにはできるが毎回は疲れる
最近人みたいなねじれと、ねじれみたいな人とか怪物になってんのか怪物に似た人なのか怪物そのものなのか分からん奴が相手になることも多い
暗殺なのに、心臓撃っても死なねぇ奴とか人間かな………?
「胸の一番深い場所まで………突き刺さるように………」
ファウストは、呪いの釘のegoを発露させる
縛るように相手に突き刺さり、生から死へと着実に誘っていく
〈よし後少しだ〉
管理人が手を握りしめる様に、歓喜の声を上げるこれぐらいならギミックは無視して火力で死ぬ前に殺し切るいつもの流れなようだ
まぁ実際やれるならそれが一番強い
「運行障害排除ッ」
矢継ぎ早に、ドンキホーテは大きく飛び青いW社特有の導線を見せながら相手を突いていくそしてにっと笑い手に持った武器に電気をさらに注ぎ込む
嫉妬脆弱を付与してからの…………
「会社の優れた人材がまさに、ここに、おりまするぅ!!」
次元切断か
今回は俺はego何も使わなかったな………資源の回りとか充電の回りとか確認でもしてたのか管理人は
そう考えながら、緑色の粘液がパアンっと風船が割られたように破裂しぶち撒けられ無かった外皮のゴムのように底に元々あったと言わんばかりに鎮座する卵を見ていた
「やっと終わったかガリバーおま」
管理人も、今回の鎮圧が終わったことを見届けたのが人格が剥がされシ協会だったヒースクリフの会話が途切れる
〈ちょっとまた人格変えて同じメンバーでいいかな?〉
「俺も同じ人格か?」
「次は何を使うのであるか!」
〈ドンキホーテは同じかな?〉
まぁこの後は、どれだけファウストの呪いの釘を打ってから次元切断を間に合わせるかの調整と共に残りの2回を消費しただけだから特に言うことはない
にしても弓か………飛び道具といえばアメリカとかの銃規制後緩いどころかほぼない国で何発か試し撃ちしたぐらいだな今抽出された人格でも使った記憶がないし
弓道部とか、そういうのは貸し出しとかはあれどフルで揃えると値段がな………学生の時大学はサークルだからそういうのは兼業してないし入ってなかったけど
入ってた部活とかも弓道部と剣道部外して空手やら柔道とか陸上とか卓球とかちょこっと調べた金銭負担が比較的少なめなやつに選んでたから
バレー部やバスケット部?いやー巨人族たちの住む所に平均身長な奴は行けませんわ………
一応サムジョから、都市にもスポーツ選手は居るみたいだが此方より明らかにドーピング問題が大変そうだなって思いました
「あ"ーこれで終わりかぁ"」
「まだ業務時間ではありますから、管理人次第で待機は解かれますけれど」
「そこはいかがならむや、いらへよ」
〈エンケファリンモジュールも溜まってないし、今日は大丈夫かな〉
「終わりなのであるなー!シンクレア君とチェスの続きをしてくるのであるっ」
計3回のメフィストフェレス内での幻想体討伐が終わり、ヒースクリフがコレで終わりかと背伸びをすれば、ファウストが肯定とともに否定をして情報を確定させる為にイサンは管理人に問う
管理人は、鏡ダンジョンにも今日向かう予定も無いと言えばドンキホーテは中断していたチェスの続きをしようと目を輝かせてシンクレアと二人でチェスをしていただろう場所へ立ち去る
手元にある、T社製らしい腕時計を見る
昼間で後30分程度か
「管理人お疲れ様、エンケファリンモジュールか………またあんな深夜労働にならない程度には使って欲しくはあるな
多分また鉄道開くだろうし」
そこまで話し込むことも、あんまり煮込むような物も出来そうにないなと思いつつ次々と立ち去っていく囚人達の中で管理人に向かってエンケファリンモジュールが溜まってなくて鏡ダンジョンにまだ行けないとしても溜めすぎて後であくせくし過ぎないように気をつけろよと釘だけ刺しておく
囚人単騎とかそのうちやったりするんだろうが………それの回数が俺は少なくなるように祈ってはいる
〈流石の私でもアレは疲れたよ………〉
「分かってるならいいんだよ、分かってるなら」
管理人は、アレは私も大変だったと力なく時計の音を鳴らしていた返答は求めていなかったが管理人も分かっているならそれでいいだろうと昼食の用意へと皆とは別の方向の廊下へと向かっていった
「今日は、フライドチキン温め直しですね」
「もうちょっと凝った物出せたら良かったんだけどな………」
事前に仕込んだ置いたパン生地を人数分焼いて、主食にして適当に野菜を見繕ったサラダにメインは冷凍庫に入れていた菩薩チキンをトースターに入れて温め直しをしたなんにもないそのままのフライドチキン
極めて趣向も何もない、出来合い多めな簡素な物だ
少し時間が過ぎたとはいえ、30分でこの量を用意したと思えば妥当とも思える
「んー?私はそれでもいいけど、サムジョの方から貰ったのまだたーんまりあるでしょ?」
「まだ全種類制覇して居ないですからなっ!」
「食べ切ったらこれも終わりかぁ」
「………」
それに、生涯無償券に対して主に強い反応を示していた3人がこれでいいそれで良いと言った反応を取っているが俺は思わず無言になるしなかった
フライドチキンって一度にたくさん食うものでも毎日食えるもんでも無いんだよな多くの人には………追加の買い出しも出来ない閉鎖空間だし
あくまで材料として、加工した物を出したほうが飽きが誤魔化せると思って正直そのままはあんまり出したくない
「取り敢えず骨は、紙のバケツ取ってあるからそこに入れてくれ」
そう言って、菩薩チキン屋のマークが堂々と記された紙のバケツを取り出して揺れないように適当な場所に紐とガムテープで固定した
無言で食べてる者やあの味が気にいったコレが合わないやら、色々言っている者食べはするが合わないらしく口だけモニョモニョ動かしてだけいる者その他色々
三者三様の様子を見せている
「うーんコレは………」
俺はそう言いつつ、一度食べた味はどうすればいいか分かるがその他の味を見つつどう変えればいいか見ていく最終的には味付け的に難しいのは、カレールーとかで誤魔化せばいいだろうけど
基本は炒め物で、衣についてる味を味付け代わりにすれば結構色々変えられるかなただの鶏肉として使いやすい塩味のは、クリーム煮でもするかな………ヤンニョム系だとロゼ系統にでもなるか?
それなりに食うとは言っても、腹の具合で感じる感覚は当然異なるからなフライドチキンって腹にたまりやすい料理筆頭な所もあるから
………そう言えば、フライドチキンの方に気を取られてたがよく見たらあの店のサイドもあったなフライドポテトはその内ミートソースとホワイトソースとチーズに合わせてラザニアみたいにして出せばメインとしてよさそう
コールスローみたいな物は、本当にどうすればいいか分からない、そのままでいいか
「………ガリバーさんありがとうございます、コレわざとですよね?」
「まぁ誰にでも食いにくい物は、あるからないつも俺もシンクレアに助けられてるしお互い様って奴」
美味しいではなく活用としてそう味気の無い事を考えている内に、シンクレアがコソッと話しかけてくる
小骨が多い部位を省いて渡した事を言っているのだろうと、もう知ってたから対応しただけだし逆にいつもはシンクレアに助けられている、だからこそ気にするなと笑う
「助けになってますかね」
「自信ねーなぁ、謙虚なのは美徳の一つであるが過ぎると寧ろ無礼になる 受け取れる物は受け取っておけ、受け取れないなら捨てておけ」
シンクレアは助けになっているという言葉に、自信なさげに問い返すが適当な事を俺は言って確かにそうだよと強調を示した
管理人からもカチカチと
〈うん、私もシンクレアに助けられてるよ〉
俺の言葉に便乗するように、話してシンクレアは照れくさいのか顔を少し赤くして俯いた
そんな様子をロージャは察したのか、私はー?とかツッコミその場は同様に肯定を求める者や、その様子を微笑ましくかまた呆れたように眺める者、逆にそのどちらの様子も取らずにどこ吹く風な者に分かれている
バスの走行音すら、消える様な賑やかな様子
カロンもヴェルギリウスも、他の誰もソレを止めることはなかった
その後はいつも
「骨はちゃんと全部入ってるな、一つぐらい床にでも落としてると思ったが………」
俺の仕事なのだが
昼食が終わり、各々部屋に戻ったり好きに散っていく中俺は最後の始末に取り掛かっている
特に手伝えとかは思わない、他者の閾値と俺の閾値は当然違うソレを当然の様に俺の閾値の方に寄せられると思えば当然の行為だとも思う
寝ずの番の時に再度ちゃんと行うが、バス走行中に消費したのだろうカロンの飴の空袋も回収しつつ一通りのめぼしい処理を終えてゴミを捨てに向かう
その最中、他の囚人達の部屋の前を通る為一緒に捨ててくれやこい等と言われて纏めたゴミの袋を渡されて文句も言わずに受け取る特に負担が増えるものでもないし
逆に言われなければ、俺は受け取りもしない
「最低5人分の洗濯は出てるかな」
ゴミを纏めて、捨てた後に俺も3回戦った後に放り込んだが、他の4人もそうだろうと思いまた最初に管理人に声を掛けられたランドリールームに戻って洗濯機にかけていた物を乾燥機に移さないとなと思いつつそのまま歩いていった
5期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)
-
バラのスパナ工房フィクサー
-
K社
-
南部セブン協会
-
技術解放連合
-
剣契
-
LCCB
-
黒雲会
-
東部センク協会
-
南部ツヴァイ協会
-
南部センク協会
-
南部ディエーチ協会
-
東部シ協会
-
T社徴収職職員
-
北部ヂェーヴィチ協会
-
西部ツヴァイ協会