バスの囚人に転生したぞー! 作:カンジャリ
なんとか、沈んでいくメフィストフェレスからカロンの小舟で脱出し
バスボートを大湖から、引き上げて再修理の流れとなった
当然、沈んだ結果使えなくなった部品を直したり………新しく潜水機能を付けるために追加のスクラップが必要とあって追加のクラップ蟹を何日かかけて狩って甲羅より剥がさなければならないだろう
今回の件は、完全に奥歯ボートセンターの不手際である為囚人いや管理人も含めて全員どこかしら不満を隠しきれていない
まぁそれをちゃんと感じ取ってはいたのか、奥歯ボートセンターの三人は目を逸らしつつ
ヴェルギリウスと、損害補填等など先程完了して給金を受け取った契約の上から新たな契約を結びに事務所の奥へと向かっていった
「またであるかぁ!!!」
ヴェルギリウスが居なくなった途端、ドンキホーテが完全に膝から崩れ落ちて鳴き始める
仕方ないだろう、やっと終わったと思ったらコレでまた集めてくださいと言われたのだから
「………取り敢えず、着替えようぜ全員ずぶ濡れだしカロンとヴェルギリウス以外」
「そのままでいたら、風邪引きそう〜あー」
取り敢えず俺は、周りを見てヘドロの上なのに通った際に出来た水跡がはっきりしているのを見ながらわざとらしく体を震わせて
服が濡れていて、身体が冷えると文句を言った
ロージャも同意したように、風邪を引きそうと言いつつわざとらしくクシャミを一つしている
「えっと………ソレは僕も賛成なんですけど、着替えの服のメフィストフェレスの中ですよね」
「そうですね、全て湿っていると思われます」
「マジかぁ………」
「自然に乾くの待つしかねぇって事か」
戸惑いながら発せられたシンクレアの言葉に、俺はあっそうだったと水で湿って幾つかの束になってる髪を触る
これから本格的に出航予定で、当然クラップ蟹を倒して業務をしていた時のように奥歯ボートセンターに予備の服など置いていくはずがなくメフィストフェレスと一緒に1回沈んで俺達と同じく濡れているだろう
予備も同様に濡れていると言う事で、ヒースクリフも何か出来ることは無いと語尾を下げていた
〈予備軽く洗って、乾燥機借りようか………〉
「それしか無いな、タオルも勝手に借りようあの業者のせいだしそれぐらいモーマンタイ
ファウスト予備の制服何処にある?」
「引き上げられたメフィストフェレスの中に、そのままあるかと」
管理人の言葉に、俺は頷いて予備の服を取っていき
改造の為ある程度の長期の滞在をしたせいもあり、仕舞っていた場所からタオルをある分だけかっぱらい囚人全員に渡しつつ俺は濡れた髪を絞るように水気を取りながら予備の服を全て洗濯機の中に放り込んだ
それぞれの文句は、時間とともに収まってくる
ただ言ってるだけでは、どうもしようがない修理とそして追加の潜水機能をつけるための改造を済ませなければ太湖へ出ることもできないからだ
浸水による修理も含まれるとはいえ、イチからの改造よりは時間は確実に少ないだろうと奥歯ボートセンターは1〜3日程度と目安を出している
やる事は変わらない
強いて言うならば、イシュメールの様子が相変わらず悪いこととウーティスが今度こそは前回の様に沈没する様なトラブルがあったらと隙あらば、奥歯ボートセンターの改造工事の様子を目を皿にしながら見張っている事ぐらいだろう
「………シートベルト、つけられるならココだと思っていたがスクラップ改造だと布地部分がなぁ
やっぱり頼めるとしたら竿とかそれぐらいか………」
それと炊飯器があれば、けどスクラップを直した炊飯器は使いたくねぇな………思いつつローテションで休みになっていた俺は改造工事で一休みしているミカとレインに声を掛けようとマグカップにそれぞれの飲み物を入れて持っていく
「ありがとうございます」
「んーありがと」
それぞれ顔をみずの生返事と、受取りながらの返答を受け取りながらメモ書きだろう物に幾つかのチェックが入れられている紙をチラ見する
全体工程か部分工程か、俺には分からないが1/3程度は進んでいるようだ
「えーと、忙しい中申し訳ないんだが」
「何ですか?」
生返事をしていた、ミカが何か問題かと怪訝そうな顔で此方を見るウーティスの様に加工技術に詳しい人もいる為その筋の指摘の可能性も考えれるしその反応は正しいだろう
俺の言いたい事は、バスの改造全体でもなくただの私用ってだけなのだが
「今回の改造で余ったスクラップとかあったら、あり合わせで釣り竿とか作れないか?」
「うーん釣り竿………どのくらいの獲物を狙うかにもよるかも」
「そこまでの大物狙う気はないし、バケモンみたいなのが引っ掛かったらすぐに折れる程度のものでいい」
反応したミカに、一先ずして欲しい用件を伝えるとムリとは言わず真っ先に狙う対象にもよると答えた
太湖のバケモンを引っ張り上げる気は、毛頭ない為大物は狙わないし………ヒースクリフの話からこの都市にも普通の魚は存在しているらしいし竿でも垂らせば暇つぶしぐらいにはなるだろうと考えての事だ
「じゃあ特に仕掛けとかもなく、糸を巻く仕組みとか基本的な事だけできればいいって感じ?」
「それで十分、色々完備されても太湖行くの初めてだし使いこなせる気がしない」
「オーケーオーケーそれは出来る」
首を傾げながら、釣り竿として使える程度であればいいのかと聞いてくる為重さはなるべくなら軽いほうが良い気はするが最低限しなって釣り糸さえ巻ければ問題ないと俺は話ミカはそれは出来ると頷いた
「あっちなみに、当然だけどコレリンバスカンパニーからじゃなくて俺個人の依頼だけど大丈夫?
材料とかは、スクラップの余りだからこちらで調達した事にして純粋な手間賃としては………」
そう言いつつ、リンバスカンパニーより支給された給与から(全員の給食代として、管理しろと言われたものではない)ちょっとした小遣い稼ぎとしては妥当だろう金額をサラサラと書いて出す
欲しい本数は3本で、出す金額としては奥歯ボートセンターの3人が、夕食に店で豪華にたらふくサムギョプサルを食べては酒を飲めば無くなる程度になると思われる
ミカは、俺から渡された予定の金額をレインに見せつつ二人でコソコソと何かを話す
内容自体は、まぁ聞き取りやすいが思いっ切り騙してやろうってものではない為そのまま聞かないことにした
「うーん、金額としては受けてもいいですが
私はもっと釣るのに、いいと思われる仕組みを入れられますよ?もしそれを"全部"入れたとして………」
レインとの軽い話し合いが終わったらしい、レインは少しだけ青い顔をしているミカはまるで営業をするように何処か誇張した言い方をしつつ実際営業なのだが
文字通り3本全てに"全部"入れただろう金額を出す
大体俺が最初に出した金額3倍になっている、全部入れたから安いと思わせるのはまあまあ何処にでもあるものだセット価格とかまさしくそれだし飲み物が付くだけならスーパーで買ったほうが安いのに
持ち帰りでも、店に行くとセットで誤魔化されるのだ
「"全部"でそれかぁ、凄いねぇで内訳はどんな感じになるのかな?」
俺はそう言いながら、全部盛り込んでそれならどういうのが出来るのかな?とミカに聞く
魚が掛かったら音で知らせるやら、対象となる一定の魚以外避ける等などまぁあったら便利だな程度のアレやコレやがあったそれをウンウンと聞きつつ
欲しいとしても自動でリールを巻く、ぐらいで良いかなと判断をした生活の為にやるもんでもなく、釣れるまでのリールの残り距離とか分かってもワクワクとか楽しい気持ちになる人はなるんだろうが俺はならないし
「自動リール巻きぐらいで良いかな、こんぐらい追加すれば足りる?」
「うーん、流石にちょっと少ないような………」
そう言いつつ、最初に提示した金額の1.2倍程度の金額を出せばミカは難色を示した
俺はその反応に、流石に3本全部は厳しいかと考え言い忘れてたかのように
「言葉が足りなかった、3本のうちの1本だけ自動リール巻きの機能つけてくれないかな」
「それだったら、大丈夫ですね 前金式ですか?後で全額?」
1本だけなら、そうですねと呟いて最初に出された金額よりもお金を貰うことができたという事実から大丈夫だと頷き
ちゃんとした約束に移ろうと、お金はいつ支払うかの話を切り出された
「少し無茶言ってるのは分かってるのと、これからとこれまでの信頼と少しの口止め含めて着手金として全額の1/4を渡す
残りの3/4は、釣り竿3本の現物を受け取ってからで」
玩具程度の簡単な品といえども、短い期間とバスの改造修理中の無理な依頼と言うことと諸々含め着手金という名の前金を1/4支払ってから
現物を受け取って残りの金額を払うという形でいいかと2人に聞く
俺が言った金額の1/4程度であれば、釣り竿なんて全く作っえおらずネコババされても口約束だしまぁそんな奴だよな期待するもんでもなしって………なるだけで終わる為問題はない
「じゃあそれで、着手金受け取ったら作り始めます」
「ありがとう、少し待ってて」
ミカは、俺が話した内容に納得した様で頷いて全体の金額の1/4の着手金を受け取ってから作業を始めると言った為俺は時計を見てそろそろ休憩時間が終わりそうだと急いでお金を取りに行ってその分を手渡す
………魚の寄生虫殺しの為の電気処理の機械も欲しかったけど、よく考えたら俺の手持ちの金でどうなるのか分からんし鮮度とか贅沢言えないから〆てから、すぐに冷凍庫に突っ込んで凍結させて駆除した方が確実だから考え直した
2日ほど、奥歯ボートセンターで時間が経ちそろそろまた出航かという空気が出てきた頃ミカに明らかな小声で声をかけられる
「頼んでたアレ出来ましたよ」
「出来たのか、分かった 引き取りは?」
頼んでいた物が、出来たらしいと伝えられ俺もミカの耳元でお金を渡し物品を受け取るにはどうすればいいか聞く
返された答えは
「深夜2時に、給湯室で」
深夜の2時に起きて、給湯室でミカから3本の釣り竿について軽い説明を受けてから受け取り残りの代金を渡した
受け取ってすぐに、部屋に戻り釣り竿を置く
そうして明日のために眠りについた
深夜まで起きていたせいか、眠いがなんとか体を動かして外に出る始めのような完成に対する喜びの空気はなく
今度こそは、ちゃんと浮くのか?等少しの不安が漂っていた
「だっ大丈夫ですよ、レイン?」
「今度あぁなったら、膨大な借金抱えて破産ですよ………」
「またしでかしたらまぁた全員ホームレスに戻っちまうなぁ………今度は、借金大量に抱えて」
それは囚人に限った話ではないようだが
奥歯ボートセンターの3人も、全員が乾いた笑いをしつつ顔を軽く白黒させボートとして改造されたメフィストフェレスの2回目の出航を見守る
だんだん遠くなっていく3人の影が見える岸辺の様子を眺めながら
「救命胴衣、ちゃんと今度は全員分あるよな?また俺だけないみたいな事になったら泣くぞ?」
「いえ再度確認しましたがあの時救命胴衣自体はちゃんとありましたが、奥まった所で取り出せなかった様です」
「なんだよぉ………」
俺は、今度の船出は救命胴衣全員分あるよなっと言えばファウストは最初っから全員分はあったが仕舞われた場所が悪かったと発言に訂正を入れていた
………あったんかい、全員分
いや不測の事態では、こういう事ってまま起きるけどさそれも含めてのトラブル対処だけどさ
「おーっ今度は、まっすぐ進んでおりまするなっ!」
「私が、キチンと監視していたんだ当然だろう」
「これから太湖に入っていくんですね、僕達」
アレやコレやと、また起きていくだろう心配事やトラブルはなってから考えようと騒がしくなる声に耳を傾け
なんとか話して貰えた、イシュメールが作ったパンフレットを流し読みする………結局ゲーム上でもイシュメールが言っていた鯨以外の災害は分からなかったんだよな
パンフレットに乗ってることも、目新しくはあるが文章での伝聞が禁忌となってる事もあり目ぼしいと感じることは残念ながら俺の目線ではない
考察等、練り回せば有益かもしれないがそういうのは結局妄想の類でもある
そう言えばイサンは、船酔いが酷いようだったが………と思い都市といえども市販の薬程度では治まらないだろうし揚げ物等の油物は出すのはレパートリーの問題もあるが控えておこうかなと考えてる
それかイサンにだけ、出すメニューを材料自体は同じだけど少し変えるかになるが………特別扱いと見られたら不和の原因になりかねないのが悩みどころだなぁ
6期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)
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奥歯ボートセンター〈今回が最後〉
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西部ツヴァイ協会
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北部ヂェーヴィチ協会
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南部ディエーチ協会
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南部ツヴァイ協会
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東部センク協会
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黒雲会
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LCCB
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剣契
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技術解放連合〈今回が最後〉
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南部セブン協会
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K社〈今回が最後〉
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バラのスパナ工房フィクサー〈今回が最後〉